『Re:ゼロから始める異世界生活』2nd season:鈴木このみさん、ラフのOPを見終わった後は立てなくなり、完成した映像は見るたびに身ぶるい|インタビュー
『Re:ゼロから始める異世界生活』(原作:長月達平/KADOKAWA刊)の2nd seasonが現在放送中! 嫉妬の魔女との接近、そして明かされたリューズの秘密。再びロズワール邸に向かったスバルの作戦とは?
現在、『リゼロ』のキャストはどのように感じ、演じているのか? アニメイトタイムズでは連続インタビュー企画をお送りしていきます。
第5弾は『リゼロ』の世界を歌で彩るアーティストにお話をうかがいます。今回ご登場いただくのはOP曲「Realize」を歌う鈴木このみさんです!
再びのOP曲担当に嬉しさも、自分でハードルを上げてしまう事態に!?
――再び『リゼロ』のOP曲を歌うことが決まった時の感想をお聞かせください。
鈴木このみさん(以下、鈴木):2nd seasonの放送が決まったことをニュースで知っていたので、いちファンとして「アニメが楽しみだな」という気持ちと同時に、「誰がOP曲やED曲を歌うんだろう?」と気になって(笑)。だからまたOP曲を歌わせていただけると聞いて、まずは純粋に嬉しかったです。
――1st seasonのOP曲「Redo」が大ヒットし、多くの『リゼロ』ファンに愛された曲だからこそ、プレッシャーも大きかったのでは?
鈴木:私の誕生日、11月5日に2nd seasonの曲を歌わせてもらえると、スタッフさんからサプライズ的に聞かされて。その瞬間は飛び跳ねて大喜びしたけど、後からプレッシャーがひしひしと。更にインタビューで、まだレコーディング前なのに「1st seasonの”Redo”を超えるものになります!」と自分からハードルを上げてしまって(笑)。でもお話をいただいた時がスバルの心情と自分の心情が重なっていたこともあって気負わず、自然に歌えたと思います。
スバル目線で見るあまり、「もう、やめてあげて!」。印象的だったのは菜月家のエピソード
――2nd seasonをここまでご覧になった感想をお聞かせください。
鈴木:毎週リアルタイムで見ていますが、1st seasonよりもキツいシーンが続いている気がして。前シリーズも今回もスバルの心情を歌っているので、どうしてもスバル目線で見てしまい、「もう、やめてあげて!」と言いたくなることが結構あります(笑)。
でもスバルは腹をくくって、覚悟を決めたんだなと感じさせるシーンもたくさんあって。衝撃的な事実を知っても怒りを表すことはあっても受け入れて行動しているところを見ると、「痛い」とか「苦しい」とか、そういう次元を超えたところにいるのかなと。また今まではエミリアのためにと言いながらも必死すぎて主観的すぎるところがあったけど、2nd seasonでは周りの人のことを考えたり、過去の人の想いを背負っているからやり遂げなければという心境の変化が見えて、成長を凄く感じました。
――2nd seasonで印象に残っているシーンを挙げてください。
鈴木:29話「親子」で描かれた菜月家のエピソードが印象に残っています。あのお父さんとお母さんがいて、このスバルがいるんだなと。それまで異世界に来てからのスバルしか描かれていなかったのでので、どんな家庭環境でどんな生活をしていたのかがわかって。現実世界での自分のふがいなさを感じているから異世界で頑張れているのかなとか、お父さんから性格を受け継いでいるのかなとか。いつも死に戻りをするのは誰かを守るためだけど、親子関係では守られる側という立場も新鮮で。スバルの過去や人格形成の一端を見ることができたので、好きなエピソードです。