『Re:ゼロから始める異世界生活』2nd season:スバル役の小林裕介さんが前半クールを総括|インタビュー前編
『Re:ゼロから始める異世界生活』(原作:長月達平/KADOKAWA刊)の2nd seasonの前半クールは衝撃のラストシーンで終わりました。『リゼロ』のキャストはこの2nd seasonをどのように感じ、演じているのか? アニメイトタイムズでは連続インタビュー企画をお送りしてきました。
最終回となる第9弾はスバル役の小林裕介さんに2nd season前半クールを振り返りながら前後編の2回に渡って、総括していただきました!
動きや進展も少なく、孤独を感じるばかりでキツかった2nd season前半クール
――2nd seasonの前半クールの収録を終えた感想をお聞かせください。
スバル役 小林裕介さん(以下、小林):キツかったです(笑)。キツかった中で、得られるものも少なかったし、思い返すとドッと疲労感が押し寄せてくる収録だったと思います。スバルのエゲツない死に方がいくつかあったし、今回はスバルがまともな分、異常に見える人たちが多くて。話が通じなかったり、とり合ってもらえなかったりとそういうモヤモヤも多かったので、見てくださった方にもストレスをいい意味で抱えてもらえたのかなと思います。
――スバルを理解してくれているのはエキドナくらいじゃないかと思うくらいの孤独感もあったのでは?
小林:エキドナだけはと思っていたのに、まさかあんなどんでん返しがあるとは……。
――2nd seasonは主に聖域とロズワール邸、あとエキドナとのお茶会の3つのシチュエーションでのお話だったため、あまり動きがなかった前半だった気がします。
小林:それもストレスの一因なんでしょうね。僕らも1st season以上に「今ってどのループなんだっけ?」と丁寧に確認しながらやらないと混乱しそうだったので、皆さんも何度も見直さないと矛盾点に気付かなったんじゃないかなと。視聴者の方はスバルやエミリアとは違う試練を与えられていたと言っても過言ではないかもしれませんね(笑)。
――原作を読まれていた方からは一番アニメ化するのが難しいエピソードという声もあったようです。
小林:あまり状況が動かないところ? それとも、うさぎガブガブのところかな?(笑) グロテスクな表現や描写も多かったし、原作を読んでいてもなかなか理解するのが難しいのに、アニメの構成上、泣く泣くカットをしている部分もあるので、パッと理解するのは難しいだろうなとは思っていました。