『Re:ゼロから始める異世界生活』2nd season:スバル役 小林裕介さんが2期で改めて女性キャラクターをポジションで分ける!|インタビュー後編
『Re:ゼロから始める異世界生活』(原作:長月達平/KADOKAWA刊)の2nd seasonの前半クールは衝撃のラストシーンで終わりました。『リゼロ』のキャストはこの2nd seasonをどのように感じ、演じているのか? アニメイトタイムズでは連続インタビュー企画をお送りしてきました。
最終回となる第9弾はスバル役の小林裕介さんに2nd season前半クールを振り返りながら前後編の2回に渡って、総括していただいています。後編は2nd season登場キャラのお気に入りベスト3や、10月28日からリリースが始まるBD&DVDの見どころなど語っていただきました!
エキドナとの関係性が及ぼす収録での意識の変化!? 1st seasonからのキャラで掛け合いが難しかったキャラとは?
――高橋さんとの対談の時、エキドナ役の坂本真綾さんとの収録は「毎回しびれてしまう」とか「試験を受けている感覚がある」とおっしゃっていましたが、回が進んでいく中でその感覚は変わりましたか?
スバル役 小林裕介さん(以下、小林):それも30話[2nd season 5話]「踏み出した一歩」でスバルが「試練をクリアして聖域を解放するのは俺の役目じゃない」とエキドナにタンカを切ったところまでかなと。途中からはエキドナを信頼して、すべて預けようという気持ちになっていたと思うし、心のどこかで頼りたいという気持ちも芽生えてきたし、ラムやベアトリスとのやり取りに近い親密さを持ってやっていたと今は思います。
――1st seasonから引き続き登場しているキャラとのやり取りの中で、以前と変わったなと感じたり、難しくなったなと思ったキャラはいますか?
小林:ベアトリスですね。特に36話(2nd season 11話)「死の味」では、彼女の生い立ちや今、課せられていることも知った上で、ベアトリスの願いに応えられないもどかしさがあって。何より死に戻りに回数制限がないと知った後でのお話なので、エルザの手にかかって消えていくベアトリスを見て、「本当に悲しんでいるのかな?」という疑問が湧いたし、後にそのことをロズワールにも言い当てられて。そういう意味でもベアトリスとのやり取りは難しかったです。
――それとこのクールで印象的であり、衝撃的なことが続いたのがロズワールとのやり取りでした。
小林:ロズワールとは変わらないかな。というより、3章に入ってからロズワールとはほとんどやり取りがなくて。久々に会った時、ロズワールはボロボロでしたが、こちらは最初からケンカ腰で。負の感情は膨らんでいったけど、嫌悪感や敵がい心を持っている点は変わらなかったので、そこまで大変ではなかったと思います。