6つ子とのやり取りも個性炸裂! 櫻井孝宏さん、中村悠一さんら主要キャストが揃ったTVアニメ『おそ松さん』第3期放送記念イベントレポート
「第3期放送決定!」と発表されてから、もうすぐ3か月。本放送開始目前となった9月25日に、TVアニメ『おそ松さん』の生配信イベント「おかえりニートたち!6つ子とトト子のスペシャルパーティー」が開催されました。
【出演者】
櫻井孝宏さん(おそ松役)、中村悠一さん(カラ松役)、神谷浩史さん(チョロ松役)、福山 潤さん(一松役)、小野大輔さん(十四松役)、入野自由さん(トド松役)、遠藤 綾さん(トト子役)
MC:鷲崎 健さん
キャストが選んだベストシーン&エピソードとは
第3期の先行上映後、ついに開演。キャスト陣は、イベントタイトルの「おかえり」にあわせ「ただいまー!」と言いながら順番に登場しました。衣装にグッズを付けて登場したり、「CRただいま!」と本編を思い起こさせるあいさつがあったり、キャラクター同様個性を炸裂させる7人。ステージは人数が増えるに連れにぎやかになっていき、おふざけタイムに突入。各テーブルに置かれた早押しボタン(発言する際に押してと指示があったもの)を押しまくり、「時間がないの!」と鷲崎さんを早速戸惑わせていました。
どうにか場を収めてはじまったコーナーは、「おかえり、ふり返り松!」。第1期、題2期、劇場版から、7人がセレクトしたお気に入りのエピソードやシーンについて語られました。福山さんが挙げたのは、「クリスマスおそ松さん」。サンタの格好をした一松が、いちゃつくカップルを前に自然発火するというエピソードなのですが、福山さん曰く「それまで役回りが流動的だった一松だったけれど、このあたりからブラックな一松が出てきた」とのこと。一松のキャラクターが固まったエピソードだけに、思い入れが強いようです。
小野さんは、採用担当となったチョロ松のもとに、十四松が面接を受けに来るエピソード「面接」をチョイス。十四松は「失礼します」を連呼するのみという内容で、このときの収録がある種の成功体験になっていることを明かしました。
また、入野さんが選んだのは「おそ松とトド松」。小野さんと同じくアフレコ現場をふり返り、「トランス状態だった」「息継ぎせず、できるだけ吐ききって」と全身全霊で挑んだことを語りました。ちなみに、「クリスマスおそ松さん」と「面接」は1期、「おそ松とトド松」は2期のエピソード。本編の抜粋が流れるたび、1期も2期もおもしろいと笑いが起こっていたのも印象的でした。キャストもいち視聴者として『おそ松さん』を楽しんでいるのが伝わってきます。
『えいがのおそ松さん』から、トト子がヒロインの苦悩をぶちまけるシーンを選んだのは、遠藤さん。「こういうシーンがないとトト子じゃない」と言い、トト子らしさを存分に吐き出せたことを嬉しそうに語りました。
続く中村さんは、第1期3話の「こぼれ話集」を挙げ、ルール無用の作風に衝撃を受けたことを振り返ると、神谷さんは「時代劇おそ松さん」と第1期18話の「じょし松さん」を挙げ、6つ子に個性が加わったことについて改めてコメント。「同じ顔が6人いるのに、時代劇をやっても女性になっても成立するのは『おそ松さん』ならでは」と、魅力を伝えました。
そして櫻井さんが選んだのは、声優として活躍するおそ松たちがアフレコに挑む様子を描く「アフレコ松さん」。ノイズが出ないよう全裸で収録する、ギャラは取っ払いなど、ありえない光景を描き出したエピソードに、「忘れるなよ、こういう作品がまたはじまるんだぞ!」と、視聴者に注意喚起しました。キャスト陣がここまで言い切れるのもまた、『おそ松さん』らしさなのかもしれません。