「金曜ロードSHOW!」で『ハリー・ポッターと賢者の石』が放送! でも魔法アイテム“賢者の石”って何……? ということでアニメ・ゲーム・漫画でどんな扱われ方をしているのか調べてみた!
今年(2020年)で35周年を迎える日本テレビ系列の番組「金曜ロードSHOW!」にて、10月23日(金)より「4週連続ハリポタ&ファンタビ!祭り」が実施されます。これはJ・K・ローリング氏による小説を原作とした『ハリー・ポッター』関連作を、4週にわたって放送するというもの。
10月23日の『ハリー・ポッターと賢者の石』から『ハリー・ポッターと秘密の部屋』『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』と放送されていき、なんと最終日である11月13日には、声優・宮野真守さんが日本語吹替え版に出演した『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』の地上波初放送も!
ということで、今回は初週に放送される『ハリー・ポッターと賢者の石』に注目したあるトピックスをご紹介していきます。それは“賢者の石”。
様々なアニメ、ゲーム、漫画で登場するキーアイテムではありますが、いったいどのようなものなのか知らない方も多いはずです。
そんな賢者の石が『ハリーポッター』を含め、作品ごとによってどんな描かれ方をしているのか調査してみました!
アンク@金曜ロードSHOW!公式(@kinro_ntv)
✨?発表?✨
— アンク@金曜ロードSHOW!公式 (@kinro_ntv) October 1, 2020
4週連続
ハリポタ&ファンタビ祭り
10/23
ハリー・ポッターと
賢者の石
10/30
ハリー・ポッターと
秘密の部屋
11/6
ハリー・ポッターと
アズカバンの囚人
11/13➡️よる7時56分~‼️
ファンタスティック・ビーストと
黒い魔法使いの誕生
地上波初放送・本編ノーカット pic.twitter.com/AE4DM4qZwF
賢者の石とは? ハリーポッターではどんな扱い?
まずは『ハリーポッター』シリーズにおける賢者の石の扱いについて。
ワーナー・ブラザースの“魔法ワールド特集”に掲載されている“賢者の石”の項目によると、以下のような紹介が。
製作者はニコラス・フラメル(実際に存在した人物でもあります)。効果については“どんな金属も純金に変えることができ、飲んだ者を不死にする命の水と呼ばれる物質を生み出す”となっています。
賢者の石は、製作した逸話が残る人物が何人か存在しており、“錬金術”とあわせて、単なるファンタジーの産物ではないと言われています。
その他に製作、または手に入れた人物としては、ヘルメス・トリスメギストス、パラケルスス、サンジェルマン伯爵などが知られているのだとか。
賢者の石の効果としてほぼ共通しているのが、どんな金属でも純金(卑金属を貴金属)にするといったものや、飲んだものを不死(不老不死)にするといったものです。
『ハリーポッター』のニコラス・フラメルも、この石から生み出される命の水によってかなりの長命を誇っていたようです。ざっくりにはなってしまいますが、このあたりが賢者の石と呼ばれるアイテムの基本情報。
また、賢者の石と同様に扱われるのが、賢者の石を用いて精製されると言われる“エリクサー”で、こちらもアニメやゲームを楽しむ人たちにとっては、非常になじみ深いアイテムでしょう。
色々なアニメ・漫画の賢者の石を追う
では、賢者の石を扱ったアニメや漫画、ゲーム作品はどのようなものがあるのでしょうか。
やはり一番に思い当たるのは、荒川弘先生による漫画『鋼の錬金術師』や、同作を原作として製作されたアニメシリーズです。きっとこの作品から錬金術に関するワードを知った、なんて人も多いのではないでしょうか。
そもそも主人公であるエドワード・エルリックとアルフォンス・エルリックの、当初の旅の目的になっていたのは言わずもがな。衝撃的な精製方法や使用方法は多くのファンを驚愕させたことも有名です。
もちろん濃い存在感を放っていた人気キャラクターたちや、ドラマチックな物語も見どころのひとつでした。
賢者の石が登場する漫画で他にも有名なのは、『鋼の錬金術師』と連載時期が一時期被っていた『武装錬金』(『るろうに剣心』で知られる和月伸宏先生による作品)です。
『武装錬金』では錬金術によって作られた“核鉄”というアイテムが登場します。これが変形することで主人公である武藤カズキたちの武器になったり、心臓の代わりとして埋め込むことで人間を生き長らえさせることもできます。
また賢者の石の精製のために作られたとされる黒色の核鉄も重要なアイテムです。終盤はこの黒い核鉄を巡った物語が展開されました。
一方で、変わったところでは、『劇場版 マクロスF 恋離飛翼 ~サヨナラノツバサ~』に登場する、早乙女アルトの搭乗機“YF-29デュランダル”。錬金術が物語に関わったりはしないのですが、この機体のフォールドウェーブシステムに賢者の石の名前が用いられています。
ですが錬金術の産物ではなく、バジュラ(地球外生命体)の体内で作られる物質を精製してできるフォールドクォーツという物質があり、その中でも特に純度の高いものに賢者の石という名前がついているといったイメージ。
人知を超えた物質であるからこそ、“賢者の石”と名付けたのかもしれません。
そして『戦姫絶唱シンフォギア』シリーズ。それも錬金術師であるキャロル・マールス・ディーンハイムが登場した第3期『戦姫絶唱シンフォギアGX』以降、関連するワードがいくつか登場するようになっていました。
賢者の石については、第4期『戦姫絶唱シンフォギアAXZ』で、サンジェルマン、カリオストロ、プレラーティらが纏うファウストローブ(簡単に言うとアーマーのようなもの)に用いられている“ラピス・フィロソフィカス”がそれなのだとか。
『戦姫絶唱シンフォギア』の用語解説の項目によると、物質の変成を促したり、万能薬としての一面も備えているとのこと。
やはり全体的に不老不死を司るもの、人知を超えたパワーがあるものとして描かれている作品が多いようです。