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舞台『新サクラ大戦』関根優那×寒竹優衣×沖なつ芽インタビュー

あの伝説の舞台が装いを新たに開幕! 舞台『新サクラ大戦 the Stage』さくら役 関根優那さん×あざみ役 寒竹優衣さん×クラリス役 沖なつ芽さんインタビュー

台本と説明によりゲームやアニメの世界をどう舞台化するのかという演出の疑問も解消

――台本をご覧になった印象は?

関根:台本をいただいた時、「いよいよこれから始まるんだな」と。そしてゲームでおなじみのシーンをどう表現するのか、そして神山隊長は声だけの出演なので、どう演出されるんだろうという疑問もたくさん浮かんできて、ドキドキしながらもワクワクしました。

沖:いただいた時、みんなで台本を読んだんですが、「このシーンどうやるんだろう!?」など、みんなで盛り上がったことを覚えています。

クラリスが最初は戦いたくないし、みんなとも打ち解けられないところから変わっていく過程も描かれているので、一生懸命演じなきゃいけないと気が引き締まりました。

寒竹:今まで事務所が主催する舞台への出演経験はありましたが、いろいろな事務所や経歴の方と一緒に舞台を作り上げていくこと自体が初めてで。

最初にゲームの映像を見てしまっている分、「無限(花組メンバーが操縦する霊子戦闘機)はどうなるんだろう?」「どうやったらいいんだろう?」という疑問から入りましたが、最初に予定されていた3月公演間近のタイミングで演出家さんとお話ししたり、コンテを見させていただいたことで、理解できました。

そしてゲームやアニメでは絵で表現されていた部分も美術さんが作ってくださったり、セットなどが動くところも役者さんがやってくださっていることもわかって。

稽古でのみんなと掛け合いでも「おもしろい!」と手応えを感じたので、「みんなと作り上げたい」、「絶対に成功させたい」という想いが強くなりました。

正式な公演日が決まったので、よりグレードアップしたものを届けられたいいなと思っています。

「檄! 帝国華撃団<新章>」を歌うことで花組になったことを実感。テンションが上がるし、カッコいいけど難しい曲

――ステージでは『サクラ大戦』シリーズの名曲の新バージョン「檄! 帝国華撃団<新章>」も歌われますね。

関根:「ゲキテイ」を歌えることは嬉しかったし、「私たち、花組なんだ!」と実感しました。今回、1番はさくらが歌っていますが、芯の強さや悪には負けないという想いを大切に歌っています。

あとサビの「走れ」で、掛け合いでハモるパートは聞き応えがあると思うし、間奏のセリフの部分も「新しい『サクラ大戦』が始まるんだ」というワクワク感を引き出せたらいいなと思っています。

めちゃめちゃ難しい曲なので、歌いこなせるように必死に練習しています。

沖:「ゲキテイ」はイントロからめちゃめちゃテンションが上がるので、皆さんも劇場で聞いた瞬間、テンションがあがっていただけるのでは?

ゲームやアニメでクラリス役を演じた早見沙織さんがご自身のパートをさらっと歌われているように聞こえますが、実際に歌ってみると難しくて。

レッスンで歌い込んでいてもクラリスパートになるとつい意識してしまいますが、カッコよくみんなで歌って、「これが花組なんだ」と魅せられるように頑張ります!

寒竹:シリーズファンの方が愛して下さっているゲキテイと同じようにサビで気持ちが高まりますし、ソロパートはみんな歌が上手なので、カッコいいし、それぞれの良さが引き立つようなパート振りになっています。

でも立って歌うのも大変なのに、動きながら歌うと息切れがひどくて(笑)。みんなで毎日、走ったり、トレーニングしていますが、幕が開く時までには余裕があるくらいに鍛えなきゃいけないなと思っています。

関根:「ゲキテイ」以外にも花組メンバー全員で歌う曲もいくつかあるのでお楽しみに!

さくらのソロ曲はアイドルソング、クラリスのソロは癒し系、あざみのソロは自己紹介!?

――また花組メンバーのソロ曲も注目ポイントです。ご紹介をお願いします。

関根:さくらのソロ曲「乙女なんですよ」は5人のソロ曲の中で一番アイドルっぽい曲調で、ここまでアイドルっぽい曲は今まで歌ったことがなくて。

またキーがすごく高いだけでも大変なのに、踊りながら歌わなくてはいけない状況で、さくらのかわいさもキープするという、私にとっては挑戦的な曲になっています。

沖:クラリスのソロ曲「輪舞」は癒し系で大好きな曲です。アンサブルの芽組さんたちと一緒に歌い踊って、ほんわかとかわいらしい曲になっています。

今回、ストーリーパートとライブパートの2部構成になっていて、ソロ曲はライブパートで歌いますが、各メンバーごとに曲の雰囲気やカラーが違っているのが見どころの1つで、「輪舞」では私が感じたようなほんわか感や癒しを皆さんにお届けできたらいいなと思っています。

寒竹:他のメンバーのソロ曲は趣味や大好きなこと、隊長への想いを歌っているのに、私のソロ曲「忍者あざみ」は曲名通り、自己紹介ソングで(笑)。「忍者とは?」から始まって、あざみの生き方を歌っています。

曲調がポップでキャッチーなので耳に入りやすいと思いますし、歌詞にもあざみがどんな子なのかもわかるフレーズが随所に入っているので、じっくり聞いていただくことで、あざみの良さや魅力も見えてくるし、舞台もより楽しんでいただけると思います。

殺陣ではゲームやアニメに負けない迫力を。霊子兵器や降魔の演出にも注目!

――そしてバトルシーン、殺陣のカッコよさも見どころです。

関根:想像以上に殺陣のシーンが多かったので、今でも少し不安ですがさくらの見せ場といえばやっぱり戦闘シーンなので、ゲームやアニメに負けないように迫力を出せればと思いながら稽古しています。1秒1秒に命がけで取り組んでいますし、女の子でもこんなにカッコよく戦えるんだとお見せしたいです。

沖:私たちの殺陣だけではなく、『新サクラ大戦』ファンの方は「無限をこんなふうに表現したのか!?」とビックリされると思うし、敵である降魔もすごいです。

ステージ上で繰り広げられるバトルとスペクタクルに、演じる私たちだけではなく、見てくださる皆さんも一時たりとも目が離せない、気が抜けないシーンの連続だと思うので、覚悟していてください(笑)。

寒竹:舞台で本格的な殺陣するのが初めてで、最初は一般的なアクションシーンをイメージしていましたが、それ以上で、掛け合いのお芝居と同様に相手との息の読み合いが必要で緊張感もあって。

自分1人で動ければいいのではなく、相手や全体で呼吸を合わせないとカッコよく、華麗に見えないんだと稽古を通して感じました。

難しいことではあるけど、うまくできた時の感動が大きくて。本番に向けてブラッシュアップできるように頑張ります。

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