『蒼穹のファフナー THE BEYOND』新オープニングテーマ「叫べ」angelaインタビュー|30thシングルについて1万字の熱いメッセージをお届け!
atsukoさんとKATSUさんの無敵のアニソンユニット、angelaの通算30枚目のシングル「叫べ」が2020年11月18日リリース!
「叫べ」は、11月13日より劇場先行上映が始まった『蒼穹のファフナー THE BEYOND』(第7~9話)の新OP曲。アグレッシブで熱いatsukoさんのボーカルとKATSUさんのサウンドは「これぞ!angela」と言える1曲です。
カップリング曲「おやすみ」はソルフェジオ周波数やバイノーラル録音を取り入れたヒーリングミュージックと、対照的なシングルになっています。
atsukoさんとKATSUさんに、30枚目のシングル、長年携わってきた『蒼穹のファフナー』シリーズへの想い、そして12月27日に無料配信される生特番について、約1万字に渡って語っていただきました!
最初はシングル2枚の目標が気付くと30枚に。歩みは『ファフナー』と共に
――本作で通算30枚目のシングルとなりましたが感想をお聞かせください。
ギター・KATSUさん(以下、KATSU):まさか30枚もシングルを出せるなんて思いもしなくて。しかもそのうち10枚が『蒼穹のファフナー』の曲なので、30枚目が『ファフナー』の曲というのも運命を感じます。
ボーカル・atsukoさん(以下、atsuko):17年間で30枚だから1年で約2枚ペースかな? デビューした時はシングルが2枚出せたらいいなという謙虚な気持ちだったんですけど、出しても出しても「次はこの曲を作ってください」というオファーをいただけて。
「私たちみたいな路上ライブをやっているミュージシャンにお声がけしていただけるなら作ります!」という感じで続けてきたら30枚になっていました。
――やはりコンスタントにリリースや活動を続けられてきたから成し遂げられたすごい数字です。
atsuko:ありがたいですね。アニソン界にも流行りがあって、萌えアニメが全盛期だった頃はTVアニメのタイアップがない時期もあったりしたけど、別のラインで『キノの旅』の時雨沢恵一さんとコラボしたり、実写作品の楽曲を作らせていただけたことが途切れなかった理由かなと。しばらくしたらバトル系のアニメが戻ってきたことで我々の需要も復活して(笑)。
KATSU:僕らは萌えアニメもできると思っているんですけど(笑)。萌えや日常系アニメがブームだった頃も『ファフナー』が動いていて。TVシリーズ第1期終了後もTVスペシャルや劇場版だったり。
atsuko:私たちのリリースが続いている大きな要因の1つだよね。
――29枚目のシングル「乙女のルートはひとつじゃない!」(アニメ『乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…』オープニングテーマ)がコミカルでおもしろい曲だったので、今回の曲とのギャップが大きくて。その幅の広さもangelaのすごさかなと。
KATSU:angelaはデビューした時から作品に寄り添った曲を作っていこうというポリシーがあって。作品のための曲でしかなく、その作品にしか使えない曲を作り続けてきましたので、ファンになりにくいユニットだったと思うけど、「乙女のルートはひとつじゃない!」でようやく親しみやすく、入りやすいユニットになれたかなと(笑)。
――いえいえ! 様々なタイプの作品のイメージに合った楽曲には既に安心感や信頼感があったし、もう『アニサマ』でトリを飾るほどのアニソン界の重鎮ではないですか!?
atsuko:年功序列です(笑)。気が付いたらアニソンアーティストの中で上の世代に入っていて。でも私たちに任せてもいいなと思っていただけることはありがたいです。