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『STEINS;GATE』10周年記念番組レポート

宮野真守さん、関智一さんら声優陣が集結した“「STEINS;GATE」10周年記念番組"円環の蛇"作戦~0から1へ、そしてその先へ”レポート|発表されているシリーズ作品の制作状況も明らかに!?

2020年10月25日(日)に行われた株式会社MAGES.の事業戦略発表会にて、『STEINS;GATE(シュタインズ・ゲート)』や『ANONYMOUS;CODE(アノニマス・コード)』などの“科学アドベンチャー”シリーズの最新情報が解禁されました。

このイベント後に行われた“「STEINS;GATE」10周年記念番組"円環の蛇"作戦(オペレーション・ミドガルズオルム)~0から1へ、そしてその先へ”では、『STEINS;GATE』の声優陣から宮野真守さん(岡部倫太郎役)、関智一さん(橋田至役)、今井麻美さん(牧瀬紅莉栖役)、『ANONYMOUS;CODE』の声優陣から夏川椎菜さん(愛咲もも役)、山本彩乃さん(倉科子鹿(バンビ)役)が登場。

柳原哲也さん(アメリカザリガニ)をMCに、同日付で会長に就任した志倉千代丸さん、科学ADVシリーズのプロデューサー・松原達也さんも交えつつ、事業戦略発表会の振り返りトークが展開されました。


 

いよいよ決定した『ANONYMOUS;CODE』の発売時期については……!?

山本さん、松原さん、柳原さんによるオープニングトークでは、"円環の蛇"作戦(オペレーション・ミドガルズオルム)の由来が松原さんから語られました。「ミドガルズオルムは、北欧神話に出て来るとても大きな蛇で、世界を何周も回っても収まりきらほど大きいため、自分のしっぽを食べている。そこが輪になっているので、『STEINS;GATE』から『ANONYMOUS;CODE』、その先の『STEINS;●●●』へ…と続いていく」ようなイメージとのこと。

しかし、『STEINS;GATE』ではこういった作戦名は度々使われており、過去に既に70個以上のタイトルがあり、松原さんもそれと被らないような案を考え出すことに毎回苦労されているのだとか。


 
最新映像として作品のPVを上映したところで、夏川さんと志倉さんも会場に。夏川さんは本日行われた記者会見について聞かれると、「めちゃめちゃ緊張しました」とコメント。『ANONYMOUS;CODE』関係では、今までこういった場に出演することは無かったそう。
 

 
志倉さんが今回の記者会見を採点する場面もあったのですが、その結果は少し厳しく思える65点ほど。その理由は「僕(※志倉さん自身)が喋り過ぎた」からだそうで、声優陣をはじめ沢山の人にゲストに来てもらっていたので、自分が答える必要のない質問は、自分がゲストから聞き出す形にするべきだったと少し反省していた様子。

 
発表会では、4年前に制作が発表された科学ADVシリーズ最新作『ANONYMOUS;CODE』の発売時期が2021年秋であると告知されましたが、柳原さんが夏川さんにアフレコの進捗について質問すると、志倉さんからすかさず「やめろ!」と静止の声が。どうやらまだ取り掛かっていないようですが、そろそろアフレコのためスケジュールを押さえようとは考えているようでした。
 
松原さんによると今回は物量が多いため、開発状況は大体50%くらいとのこと。これだけ聞いてしまうとまだ半分に見えてしまいますが、アドベンチャーゲームはガッツリ制作に臨めば1年で作れるとのことで、現状で半分なら来年(2021年)秋には間に合う模様。事実『STEINS;GATE』はシナリオ完成から9ヶ月でゲームの完成へ漕ぎ着けているそうなので、今回の発売日はきっと確実なものになることでしょう。

 
その後は世界観や設定について。舞台は2037年の中野で、これは『STEINS;GATE』の作中で世界はディストピアになり、未来人である阿万音鈴羽がタイムマシンに乗り込んだ2036年の翌年にあたるとのこと。翌年の2038年に再び大きな問題が起きると言われており、これをどう解決するのかという部分が描かれていく模様。

 
また今作の鍵となるセーブ&ロードのシステムについては、プレイヤーが主人公の高岡歩論にそのポイントを提案するというような形をとっているのだとか。プレイヤーの提案を歩論が無視することも起こり得るようで、ストーリーの分岐に深く関わるシステムになるようです。

 
そして“妄想”、“想定”、“拡張”など、過去の科学ADVシリーズでタイトルと一緒に語られてきたゲームジャンルについては、4年を経た今なお決定していないとのこと。今からどんな単語が付くのか楽しみにしておきましょう。


 
グッズ紹介を挟んだところで、『ANONYMOUS;CODE』のコーナーは終了の時間に。最後に夏川さんから「私自身もシナリオをすごく楽しみにしています。発売をお楽しみに!」とのメッセージがありました。
 

『STEINS;GATE 0 ELITE』は『ANONYMOUS;CODE』前に発売される

夏川さんが退場したところで『STEINS;GATE 0 ELITE』の最新PVを上映し、『STEINS;GATE』のコーナーがスタート。宮野さん、今井さん、関さんの3人が揃って会場に現れたところで、今回のオープニングトークでも発表会の振り返りを行いました。

こちらでの最初の話題は、アメリカのスカイダンス・テレビジョンが制作する、ハリウッド版について。既にMAGES.と現地との間で、英語でのリモート打ち合わせが開始されているとのことで、キャスト陣も撮影見学に行きたいと盛り上がりました。また、映画化される際にどのような映像になるか、もし海外が舞台になったとしてどのような世界観になるのかなどを語ることに。


 
加えて志倉さんから、「主人公は岡部倫太郎と同じような野望をもっている」という気になる発言も。岡部と同じようにちょっとイタい部分がありつつ、閃きや独自の能力の部分も踏襲されるのだとか。

 
続いて『STEINS;GATE 0 ELITE』のコーナーでは、制作の進捗情報を話していきました。
 
全編アニメで遊べるアドベンチャーゲーム・フルアニADV第一弾『STEINS;GATE ELITE』ではアニメをゲームのシナリオに合わせて再構成したそうですが、第二弾となる今作は1メッセージ1メッセージをアニメの『STEINS;GATE 0』にゲームのシナリオを合わせるための解析中だそうです。今回はアニメとゲームのシナリオがかなり違うことからアニメの新作カットや声優陣が新たに収録する部分が出るため、この検証は必要な作業だったようです。


 
そして新たに発表された『STEINS;●●●』(※●部分はモザイク)は、松原さんによるとお話の構造的に宮野さん演じる岡部、関さん演じるダル、今井さん演じる紅莉栖の3人は出られるようになっているそうで、シュタインズ・ゲート世界線と『ANONYMOUS;CODE』の合間を描くとのこと。

 
こんなに色々な作品が発表されるといつ出るのか気になるところですが、志倉さんによると順番的には『STEINS;GATE 0 ELITE』→『ANONYMOUS;CODE』→『STEINS;●●●』の順番で発売されるそうです。

 
『ANONYMOUS;CODE』の発売の2021年秋までに『STEINS;GATE 0 ELITE』を発売することになりますが、これについては志倉さんがMAGES.内の科学アドベンチャーシリーズとは別の制作ラインに振ったり、他社でできる部分はお願いすることで実現できるよう努力すると述べていました。
 
最後に、関さん、今井さん、宮野さんの順番で、声優陣からファンのみなさんへのメッセージがありました。関さん、今井さん共に今回のイベントを楽しめたことやファンへの感謝を述べました。


 
宮野さんは「またこうして、『STEINS;GATE』でみんなで集まって話せて楽しかったです。今日も沢山の発表があって今後も色々な展開を見せるということなので、僕自身も楽しみにしつつ、みんなと一緒に盛り上げて行けたらなと思っています」とコメント。

 
そして発表会&この放送を終えた志倉さんが締めのコメントとして、再びしゃべりすぎた反省を述べ番組終了の時間に。

 
まだまだ明かされていない情報も多いですが、ファンにはたまらない期待の深まる情報ばかりだったと思います。今後も『STEINS;GATE』『ANONYMOUS;CODE』、そして科学アドベンチャーシリーズ全体の情報に注目していきましょう!
 
[文・胃の上心臓]
 

関連リンク

『STEINS;GATE』10周年サイト
『ANONYMOUS;CODE』公式サイト
科学ADVポータルサイト
科学ADV公式Twitter(@kagakuadv)

(C)MAGES./Chiyo St.Inc.
(C)MAGES./Nitroplus
(C)MAGES./Chiyo St. Inc. (C)MAGES./Nitroplus協力未来ガジェット研究所

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