アニメ『ワールドトリガー』1stシーズンのお話を振り返り! 2ndシーズン、特別上映版を楽しむ前にこれをチェック!! 【ネタバレ注意】
2014年~2016年にかけて全73話が放送されたテレビアニメ『ワールドトリガー』。未知なる力を持つ「近界民(ネイバー)」の襲撃に対抗すべく設立された界境防衛機関“ボーダー”。その末端に所属する空閑遊真たちの活躍が描かれました。
そんな本作の2ndシーズンが2021年1月9日からテレビ朝日系列にて放送! さらに、2020年12月25日には『特別上映版 ワールドトリガー2nd シーズン』の期間限定上映がスタートします。
1stシーズンから“4年半”の時を経て、超進化を遂げて帰ってきたアニメ『ワールドトリガー』。本稿では、新作の放送を楽しみにしているファン、これから作品を楽しむ方に向けて、1stシーズンのこれまでのお話を紹介します。
※以下、ネタバレが含まれていますのでご注意ください。
プロローグ 第一次近界民侵攻
三門市に突如として開いた異世界への門(ゲート)。のちに「近界民(ネイバー)」と呼ばれる異次元からの侵略者がゲート付近の地域を蹂躙した。“こちら側”の世界とは全く異なるテクノロジーをもつ「近界民(ネイバー)」には、地球上の兵器は効果が薄く、都市の壊滅も時間の問題だった。
そんな時に現れたある一団が「近界民(ネイバー)」を退ける。彼らは界境防衛機関「ボーダー」として巨大な基地を作り上げ、「近界民(ネイバー)」に対する防衛体制を整えた。
Key Word「ボーダー」
第一次近界民侵攻から4年経つ頃には、数百人規模の隊員を抱える大組織に成長。毎年多くの新入隊員が入隊し、トップへと昇りつめるため研鑽を重ねていく。「近界民(ネイバー)」からの脅威に備え、様々な武器と戦術を追究し続けている。
三雲修と空閑遊真
第一次近界民侵攻から4年半。「ボーダー」に所属する中学生の三雲修のクラスに転校生がやってきた。彼の名は空閑遊真。不良から目をつけられた遊真を修が助けようとしたその時、突然門が開きトリオン兵が現れる。
「なんでおまえが助けに行くんだ!?」
「……ぼくがそうするべきだと思ってるからだ!」
C級隊員の修は太刀打ちできず、窮地に立たされる。遊真はトリガーを使い、あっという間に撃破する。実は遊真は「近界民(ネイバー)」で、父の遺言をもとに、相棒のレプリカとこの地にやってきた少年だった。この出会いが修の運命を大きく変えることになる。
Key Word「C級隊員」
「ボーダー」における隊員のランク。A級隊員(精鋭)、B級隊員(主力)、C級隊員(訓練生)がいる。そのほかにS級隊員も存在する。
修の幼馴染・雨取千佳と、「ボーダー」S級隊員・迅悠一
学校に現れたトリオン兵を倒したことで、修は「ボーダー」から規律違反で問われてしまう。 “イレギュラーの門”発生の原因を突き止めるため呼ばれた迅は、この謎に修も関わっていると、修の処分を自分に任せるよう申し出る。
「おれのサイドエフェクトがそう言っています」
修は、「近界民(ネイバー)」を引き寄せてしまう体質の幼馴染・雨取千佳を遊真に紹介し、なぜ狙われるのかを探ろうとする。レプリカによる計測でわかったのは、千佳の桁外れのトリオン量。
そこに、修が「近界民(ネイバー)」とつながっていることに気づいた三輪隊の三輪秀次と米屋陽介が現れ、遊真を急襲する。
Key Word「サイドエフェクト」
トリオンが脳や感覚器官に影響を及ぼしたことで稀に発現する超感覚。様々な能力があり、遊真のサイドエフェクトは嘘を見抜く能力。
Key Word「トリオン」
トリガー(武器)の動力源となる生体エネルギー。「トリオン器官」と呼ばれる見えない内臓で生成される。トリオン量は個人差がある。
少数精鋭の実力派集団・「ボーダー」玉狛支部
遊真が「黒(ブラック)トリガー」を使う「近界民(ネイバー)」であることが「ボーダー」に知られ、迅に“捕獲”命令が下る。同時に、トップ部隊を使い総力をあげて黒トリガーを奪い取る計画を立てる。
迅の狙いは、「ボーダー」に遊真を引き入れること。修・千佳・遊真は、迅が所属する少数精鋭の実力派集団・玉狛支部に招かれ、改めて「ボーダー」への誘いを受ける。遊真が語る過去、そして、こちらの世界に来た目的……。千佳もまた、「近界民(ネイバー)」にさらわれた兄と親友を探すため、「ボーダー」への入隊を望む。
「じっとしてられないんです。ちょっとでも可能性があるなら……!」
3人で部隊を結成し、A級昇格と「近界(ネイバーフッド)」への遠征部隊選抜を目指す。
Key Word「黒トリガー」
優れたトリオン能力の使い手が、命と全てのトリオンを注ぎ込み作った特別なトリガー。
Key Word「近界」
果てしない夜の暗黒に、まるで星のように様々な「国」が点在し浮かんでいる。それらをまとめて「近界(ネイバーフッド)」と呼ぶ。
千佳、遊真の「ボーダー」正式入隊
正式入隊日までの3週間、修たちは迅の提案で、烏丸京介、小南桐絵、木崎レイジらA級隊員の3人ついて指導してもらうことに。修は射手(シューター)、遊真は近距離攻撃の攻撃手(アタッカー)、千佳は狙撃手(スナイパー)として訓練を重ねていく。
ついに迎えた正式入隊日。訓練生から正隊員になるには、各隊員がもつポイントを上げること。方法は2つ。合同訓練でいい結果を残すか、「ボーダー」隊員同士の模擬戦でポイントを奪い合うこと。
早速、圧倒的な戦闘能力を見せつける遊真。膨大なトリオン量で射撃したことで基地の壁に大穴を開けてしまう千佳。一方、すでに B級隊員であるが、トリオンも身体能力もいたって普通の修は“持たざる者”としての己を見せつけられてしまう。だが、己の弱さを自覚し、知恵と工夫で戦いを学んでいくのだった。