アニメ『Re:ゼロから始める異世界生活 2nd season』前半クール 第6話(31話)を振り返る! 死に戻りでエルザ(CV:能登麻美子)のロズワール邸襲撃を知ったスバルは、先手を打つべく行動をはじめる
MF文庫Jから刊行されている長月達平先生によるライトノベル『Re:ゼロから始める異世界生活(リゼロ)』。本作のTVアニメ第2期『Re:ゼロから始める異世界生活 2nd season』前半クールが2020年7月から9月にかけて放送されました。
アニメイトタイムズでは現在、2021年1月よりスタートする後半クールの放送に向けた前半クールの振り返り企画を実施中です。今回は前回の第5話(30話)に引き続き、第6話(31話)「少女の福音」の振り返りをお届けします!
前回の30話では、ひとりエキドナ(CV:坂本真綾さん)の試練を突破したスバル(CV:小林裕介さん)に対し、何らかの原因で過去を引きずるエミリア(CV:高橋李依さん)はクリアできず、八方塞がりな状況に。しかし、多種属の混血である所謂“ハーフ”でなければ聖域の結界の影響が無いことがわかり、スバルは一度アーラム村の住人を連れロズワール邸に帰還しました。
しかし帰り着いた屋敷は何やら異様な空気に包まれており、スバルはTVシリーズ第1期序盤からの因縁の相手である“腸狩り”ことエルザ・グランヒルテ(CV:能登麻美子さん)に殺害されてしまいます。今回はそこで“死に戻り”をし、試練を突破した直後から再スタートとなりました。
前回の経験を活かしてエルザの先手を打とうとするが……!?
死に戻って来たスバルはそこが試練を突破した直後の遺跡だと確認すると、すぐにエミリアの様子を見ます。自分の腹の中身を(物理的に)ぶち撒けられ動揺した直後にちゃんと他者を気遣えるとは⋯⋯コレは成長と見るべきか、死ぬことに慣れてきてしまったと見るべきか。
そもそも死ぬことに慣れるというのがおかしな事だというツッコミはひとまず置いて、場面はロズワールたちの待つ邸宅での報告会に。前回も同じような一幕があったのですが、その時は参加していなかったはずのエミリアの姿が今回はありました。彼女の回復を待ってから行うことにしたのでしょうか。
今回のスバルはここで自分も試練を受けて先んじてクリアしたことを告白。試練が1つではなく3つあることなども明かし、自分がクリアできず苦心している試練に加えて後2つもあると聞いて辛そうな表情を見せるエミリア。そんな彼女の様子を見て、自分が代わりに試練をクリアすることをスバルは提案します。
しかしここで反対意見を出してきたのはガーフィール(CV:岡本信彦さん)。死に戻る前の世界では別れ際にスバルにも試練を受ける資格があることを看破し、エミリアの代わりにクリアすることを提案してきたのが彼。その事が理由か彼がここで反対に回った理由が分からないスバルは大いに困惑。
またエミリア自身もこの提案に「私には任せられないって思うの?」と発言。スバルとしては気を遣ったつもりではあったのですが、ここで彼の提案に任せないあたりエミリア自身も自分の過去を乗り越えたいと思っている、もしくは自分の過去に何があったのかこの試練を通して知りたいと思っている節があるのかもしれません。
この後、ガーフィールとリューズ(CV:田中あいみさん)に事情を聞くスバル。ここで明らかになった情報は、“ロズワールがエミリアによる聖域の解放を望んでいる”ということ。リューズによるとこの土地はロズワールの管理する土地なので、彼の意向に反する行動をして立場を弱くしたくないのだとか。
確かにわかる話です。人でも亜人族でもない他種族とのハーフの人たちが領主の意向に逆らい隠れ住んでいた地から出てきたのと、領主自ら王選で後ろ盾になっている人物によって連れ帰られたのでは印象が違うやもしれません。またエミリアにとっても支持者を増やすチャンスになるようにも思えます。
色々な人の思惑が絡まりあっていますが、この後ロズワール邸で何が起こるのかわかっているスバルはそちらを今は優先せざるを得ません。前回通り時間を使ってしまうと屋敷がエルザによる襲撃を受けてしまいます。まずはそれを防ぐために行動を起こしていくことに。
加えてまだフレデリカ(CV:名塚佳織さん)が敵か味方かわからないところがあるので、そこもまた焦る一因になっている様子。まずは一番権力を持っているロズワールと交渉し、先に一度屋敷へ帰れるよう話を付けにいきました。
その席で「今回は」という気になる単語に少し反応を見せるロズワール。彼はスバルの持っている力について、何か情報を持っていそうです。ここでの交渉は成立し、フレデリカの戦闘力を知るロズワールによって、もし彼女が裏切り者だった場合を想定しラム(CV:村川梨衣さん)を伴って帰還することになりました。
ここでスバルから驚きの情報が判明。なんとロズワールのあの包帯はメイドのラムではなく、ガーフィールが巻いたものだったのだとか。流石にラムがやったものだとばかり思っていましたが、まさか「バカバカしい、ラムがやってロズワール様のお怪我が悪化したらどうするの」と自分で言う程のぶきっちょだったとは……。
そこにやってくるガーフィール。ラムに気があるからかやたらスバルに突っかかって来ますが、前回と違いここで例のペンダントの石を渡してくれることはありませんでした。しかしラムがくれた助け舟で持たせてもらえることに。果たしてこれが何の役に立つのでしょうか。
道中では先ほどのガーフィールとの会話で上がった「ラムを囮にして投げ飛ばす」という話題から、彼女がその記憶を失ってしまっていることが判明。あれはちょうどウルガルム絡みの事件でレム(CV:水瀬いのりさん)が大きく絡んでいたように思います。
“暴食”の権能によって喰われると、その人にまつわる出来事が全て周りの人たちから奪われる、この力の強大さと凶悪さをまざまざと見せつけられます。そうこうしている内に屋敷に到着したスバル&ラム。前回より2日早く帰り付くことができましたが、今回はペトラ(CV:高野麻里佳さん)もフレデリカも、レムも無事な様子。
(C)長月達平・株式会社KADOKAWA刊/Re:ゼロから始める異世界生活2製作委員会