アニメ『Re:ゼロから始める異世界生活 2nd season』前半クール 第10話(35話)を振り返る! 死に戻りを前提として行動し始めたスバルは気になるところ……しかし解決に向けたピースが揃い始めた!
これまでの情報を踏まえ、いよいよ解決に向けて動き出す!
再度死に戻り、試練クリア後の遺跡に戻ってきたスバル。ですが嫉妬の魔女の素顔をはじめ衝撃的な出来事が続き余裕が無くなったのか、毎回辛そうにしていたエミリア以上に精神的に参った様子を見せました。ここでそんなスバルを支えてくれたのが、まさかの目覚めたばかりのエミリア。
そういえば最初に徽章を盗まれたときも、犯人を追いかけるのをそっちのけでチンピラに絡まれたスバルを助けたりしていましたね。自分より大変そうな人を見かけると助けずにはいられなかったり、しっかりしたところを見せてくれるのはエミリアの気質なのでしょうか。
その後はエミリアを助けに遺跡に入ったのに泣いて出てきたことを、ラムやオットー(CV:天﨑滉平さん)に弄られたところで現状確認。ガーフィールがまだ敵対していないなど、今までで一番マシなスタートであることを確認しました。
このスバルの回想で気になったのは、「俺が何を試せて何を持ち帰れるのか」という言葉。“試す”や“持ち帰る”ということで、既に死に戻って次に繋げるためにこの周回を使おうとしていることが窺えます。死に戻りに回数制限がないことはエキドナが予想していましたが、本当にここまで軽く考えて良いものなのでしょうか。
その後はラムにガーフィールの対応をお願いし、嫉妬の魔女の影の中で見た情報を頼りに行動をはじめることに。その中で見た隠された遺跡に足を踏み入れると、中にはガーフィールやフレデリカから度々渡されていた石をはめ込む装置のようなものが。
作動させて中に踏み入ると、結晶に閉じ込められた少女がいました。これまで見てきたリューズにそっくりなのですが、そこにまたリューズがふたり現れ彼女たちが沢山いることと、それぞれに役割があることが判明。加えてスバルは既に“強欲の使徒”になっており、“リューズ・メイエルの複製体”である自分たちは強欲の使徒には逆らえないとも語りました。
他にもこの聖域がエキドナが作ったことや、先ほど見た水晶の少女こそが本来のリューズで、外で行動しているリューズの全てが複製であることも明らかに。またこの複製たちは、エキドナが不老不死を目指して魂を注ぐ器の為に作ったそうです。
エキドナの例のお茶によってスバルが強欲の使徒になっていることや、前回の死に戻り前の世界でリューズたちに指示を出していたことから、ガーフィールも試練を受けていたこともここで開示されました。
このためリューズにガーフィールにスバルとの話を話さないようお願いするなど彼女にも協力を要請したところで、“メイエル”や“ビルマ”など彼女たちの姓が違う理由を尋ねるスバル。彼女によると姿が同じ以上は趣味や嗜好、名前などで違いを出すしかなかったそう。彼女たちにとってこの質問は好ましいもののようです。
その帰り道、エミリアと鉢合わせ驚くスバル。月光に照らされて神秘的にも見える彼女に「まるで妖精さんみたいだね」と思わず呟くのですが、この世界の妖精は邪精霊の一種なのだそうで誉め言葉として受け取って貰えませんでした。
そんな久しぶりのふたりの穏やかな時間に見ている視聴者的にも和やかな気持ちになりますが、話を聞いていくと試練やパック(CV:内山夕実さん)の不在に不安があることを話すエミリア。
パックの代わりでしかないことに少しだけショックを受けるスバルですが、それでも彼女をちゃんと励ましてあげられていました。ここで「俺は君の味方だ」と伝えられたのは、今後の事を考えてもとても大きいのではないでしょうか。
寝所ではオットーとの語らいもあったのですが、前回友人として命を賭してまで助けてくれただけに、今回は彼の身を案じて何も話さずにいたスバル。その翌朝エミリアに書置きを残しひとりでロズワール邸へ向かうのですが、ここで“やり直す前提の世界”みたいなことを言っていました。自分の命も他人の命も安く見積もりすぎなので、流石にこの発言はちょっと気になります。
そして道中に待ち受けるガーフィール。もちろん彼が魔女の臭いのしているスバルを疑っていなかった訳がなく、見逃して貰えそうもありません。そんなガーフィールをある種、挑発するかのようにして情報を引き出そうとするスバル。
ガーフィールにかかれば自分があっという間に殺されることなんてスバル自身もわかっているはず。それでもここでニヤリと笑って見せるとは、少し不気味に思えてしまいますね。死に戻りが前提にあることはスバル以外はわからないため、ここでガーフィールが「狂ってやがる」と呟いたのも理解できてしまうところがあります。
自分の命を掛け金にするにしても、その理由がガーフィルから情報を引き出すためだけのようにも見え、恐ろしいことこの上ないです。死に戻りの事を知らない人からみたら、ただの命知らずにしか見えません。
そんなガーフィールの動揺を揺さぶるかのように自分の目的を話すスバルですが、激高したガーフィールに痛い想いも辛い想いも知らない奴が偉そうなことを言うなと怒鳴りつけられてしまいました。
しかしそれに恐れず「地獄なら知っている」と返し、今回のエピソードのタイトルを回収したところでエンディングに。それにしても、地獄を見てそこから返ってこられるスバルがいうからこそ説得力がある言葉です。
エンドロール後のCパートでは、ひとりロズワール邸に辿り着いたスバルがフレデリカ(CV:名塚佳織さん)やペトラ(CV:高野麻里佳さん)を屋敷から一時退避させ、再度ベアトリスとの対話に臨むところまでが描かれました。
またこのペトラとの会話の中で、デートにいく約束がありました。しかしスバルとしては今回は死に戻り前提のつもりなので、またこの約束をしようと心の中で考えている様子。そしてようやくベアトリスについて新たな情報が出てくるか? といったところでまた次回。
公開中の第35話のアフレコアフタートーク動画には、スバル役の小林さんとリューズ役の田中あいみさんが出演されています。こちらもあわせてチェックしてみてはいかがでしょうか。
『Re:ゼロから始める異世界生活』2nd season作品情報
放送情報
後半クールは2021年1月より
AT-X、TOKYO MX、BS11ほかにて放送開始!
イントロダクション
俺が必ず、お前を救ってみせる。
コンビニからの帰り道、突如として異世界へと召喚されてしまった少年・菜月昴。頼れるものなど何一つない異世界で、無力な少年が手にした唯一の力......それは死して時間を巻き戻す《死に戻り》の力だった。
幾多の死を繰り返しながら、辛い決別を乗り越え、ようやく訪れた最愛の少女との再会も束の間、少年を襲う無慈悲な現実と想像を絶する危機。大切な人たちを守るため、そして確かにあったかけがえのない時間を取り戻すため、少年は再び絶望に抗い、過酷な運命に立ち向かっていく。
2016年にTVアニメ化され、世界中で大ヒットを記録した『Re:ゼロから始める異世界生活』、待望のセカンドシーズンが2020年7月8日(水)よりAT-X、TOKYO MX、BS11ほかにて放送開始!
スタッフ
原作:長月達平(MF文庫J『Re:ゼロから始める異世界生活』/KADOKAWA刊)
キャラクター原案:大塚真一郎
監督:渡邊政治
シリーズ構成:横谷昌宏
キャラクターデザイン・総作画監督:坂井久太
モンスターデザイン:小柳達也
アクション監修:大田和寛
プロップデザイン:岩畑剛一、鈴木典孝
デザインワークス:加藤千恵、コレサワシゲユキ、灯夢、坂井ユウスケ
美術設定:青木薫(美峰)
美術監督:高峯義人(美峰)
色彩設計:坂本いづみ
特殊効果:川西美保
撮影監督:峰岸健太郎(T2studio)
3Dディレクター:軽部優(T2studio)
編集:須藤 瞳(REAL-T)
音響監督:明田川 仁
音響効果:古谷友二(スワラ・プロ)
音楽:末廣健一郎
音楽制作:KADOKAWA
アニメーション制作:WHITE FOX
製作:Re:ゼロから始める異世界生活2製作委員会
キャスト
ナツキ・スバル:小林裕介
エミリア:高橋李依
パック:内山夕実
レム:水瀬いのり
ラム:村川梨衣
ベアトリス:新井里美
ロズワール・L・メイザース:子安武人
ガーフィール・テンゼル:岡本信彦
オットー・スーウェン:天崎滉平
フレデリカ・バウマン:名塚佳織
ペトラ・レイテ:高野麻里佳
リューズ・ビルマ:田中あいみ
エルザ・グランヒルテ:能登麻美子
エキドナ:坂本真綾
シリーズポータルサイト
TVアニメ公式サイト
公式ツイッター(@Rezero_official)
原作情報
原作小説『Re:ゼロから始める異世界生活』
第1~24巻まで好評発売中!
著者:長月達平
イラスト:大塚真一郎
価格:600円+税
BD&DVD発売情報
(C)長月達平・株式会社KADOKAWA刊/Re:ゼロから始める異世界生活2製作委員会