アニメ『Re:ゼロから始める異世界生活 2nd season』前半クール 第12話(37話)を振り返る! “色欲”&“怠惰”の魔女も遂に登場! そしてエキドナ(CV:坂本真綾さん)の真意が遂に明かされる!
MF文庫Jから刊行されている長月達平先生によるライトノベル『Re:ゼロから始める異世界生活(リゼロ)』。本作のTVアニメ第2期『Re:ゼロから始める異世界生活 2nd season』前半クールが2020年7月から9月にかけて放送されました。
アニメイトタイムズでは現在、2021年1月よりスタートする後半クールの放送に向けた前半クールの振り返り企画を実施中です。前回の36話に引き続き、第12話(37話)「魔女たちの茶会」の振り返りをお届けします!
遂にロズワール(CV:子安武人さん)の真意の一端に触れたスバル(CV:小林裕介さん)。なんとロズワールはスバルが何らかの方法で起きた出来事をやり直す力を持っていることを知っていたりと、驚きの情報が開示されましたね。
今回はそこから再度死に戻りをした場面からスタートです。
スバルが死に戻りをした後、残された人たちは……!?
目を覚ましたスバルは、前回の死に戻りで心が壊れてしまったエミリアを思い出します。「悲しい顔をさせたくない」と言いつつ自分が側にいなかった事であんなことになってしまったので、彼女を含め今度こそ命を賭け全てを救うと決意を新たに。
今回の一番の問題は、間違いなくロズワールです。ベアトリス(CV:新井里美さん)の持っていた本と似た“叡智の書”に記された未来通りになるよう、何度もやり直しを求めてくることは明白です。その真意はまだ不明ですが思惑通りに動くわけにはいかないので、スバルはエキドナに再度助力を求めます。
すると再び試練へ突入。気を失う寸前で「在り得べからざる今をを見ろ」という声を聞いたスバルは、死に戻ることを選んだ世界のその後の時間軸を見せられました。
レムを助けられないかと死を選んだ場面では、スバルに対して嘆きの言葉をかけるエミリアやヴィルヘルム(CV:堀内賢雄さん)、フェリス(CV:堀江由衣さん)らが見られました。その声は中々に悲痛なものがあります。
第1期からはユリウス(CV:江口拓也さん)に介錯を頼んだ後や、ロズワール邸に来たばかりの頃遭遇した事件で激怒するラム(CV:村川梨衣さん)を前に飛び降り自殺した後、エミリアの死後にパック(CV:内山夕実さん)とラインハルト(CV:中村悠一さん)が対峙する時間軸などが見られました。
そんなあり得たかも知れない未来たち。スバルと視聴者のメンタルは、これによって大いに抉られたことでしょう。そんなところに聴こえてきたのは、眠り続けているはずのレム(CV:水瀬いのりさん)の声。
突如現れた彼女を前にして自分が死んだ後の世界を想って弱音を吐くスバル、そしてそんな彼を支えようと抱きしめるレム。久しぶりの人気ヒロインの登場に喜びそうになった人も多かったことと思いますが、そんな彼女から「何もかも自分に預けて眠っていい」のような、ある意味スバルを甘やかすような言葉たちが投げかけられました。
これはおかしいですよね。確かにレムはスバルの事を「愛している」とまで言っていましたが、「諦めるのは簡単です……でもスバルくんには似合わない」と言った以前の彼女と矛盾します。
心砕けたスバルに優しくはしても、甘やかすのではなくそこから立ち上がらせる厳しさもあわせ持っている女性がレムのはずです。スバルもそれに気付き「お前は誰だ」と問いかけました。するとレムの姿が別の女の子の姿に……!?
彼女こそ“色欲の魔女”カーミラ(CV:石見舞菜香)。やたらと庇護欲を誘う容姿と声なので、激怒するスバルに怒鳴りつけられる様は少し気の毒なようにも思えてしまいます。先ほど彼女の姿がレムに見えたのは彼女の能力で、相手が見たいように自分の姿が見えるようです。
さらにカーミラに怒りをぶつけようとしたところで、突如呼吸が止まりかけるスバル。これも彼女の能力。相対していると呼吸を忘れさせ、最後には心臓も止まるのだとか。エキドナによるとこの能力の名称は“無貌の花嫁”という模様。
そんなカーミラの力でこのままでは死に至るといったところで、スバルは例のエキドナの茶会空間に招かれました。カーミラがスバルの下にやってきたのは、このままではスバルの心が擦り切れてしまうと考えたエキドナの指示によるものだったようです。
その後は第2の試練の説明に。今回も両親と再会することになった第1の試練同様、スバルの記憶から再現された非現実。ですが死に戻りは“嫉妬の魔女”の“権能”によるもののため、先ほど見せられた時間軸はもしかしたらあったかもしれないとのこと。またその答えは、嫉妬の魔女のみが知ることも判明しました。
(C)長月達平・株式会社KADOKAWA刊/Re:ゼロから始める異世界生活2製作委員会