冬アニメ「魔術士オーフェンはぐれ旅 キムラック編」メッチェン役・鬼頭明里さんインタビュー|大久保瑠美さんもお墨付き!「メッチェンは、めっちゃイメージ通りだったよ」
かわいらしい部分もお見逃しなく!
――そして、いよいよ第2期が始まりますが、キムラック編はいかがでしたか?
鬼頭:メッチェンという新たなキャラクターとして登場するんですけど、彼女は果たして敵なのか味方なのか。そしてメッチェンとオーフェンがどうなっていくのかは、みなさん気になると思います。しかもメッチェンって、あまり本心を見せない不思議なキャラクターなんです。だから、そのあたりは楽しみにしていただきたいなと思います。
――演じてみていかがでしたか?
鬼頭:最初に登場したときから敵意を剥き出しにしている感じだったんです。そこから意外とオーフェンたちと一緒に行動をするんですけど、敵か味方かはよく分からないけど、悪い人ではないんだろうなというところが見えてきたりするので、気になる子なんです。
それに見た目も強そうで、カッコいいから勇ましい感じなのかなと思って、最初のアフレコではそこを出してみたんですけど、「男の子っぽくなりすぎているから、そうならないように気をつけて、もう少し大人の女性を意識してくれるとうれしいです」とディレクションをしてくださったので、そこに気をつけながら演じました。あとはあまり感情を表に出す感じのキャラクターではないので、クールに謎めいた感じも意識して演じていました。
――その他に、第2期で気になるキャラクターや、注目しているキャラクターはいましたか?
鬼頭:カーロッタさん! こんな聖母みたいな顔をしているけど……っていうところが気になっています(笑)。ただ、今回アフレコは別だったので、実はどんなお芝居をしているのかというのが分からないんです。
(カーロッタ役の)坂本真綾さんとは、一瞬一緒になったんですけど、私は息だけくらいだったので、あっという間に解散になってしまったんです。でも、真綾さんの迫力というか。優しそうで、おしとやかなしゃべり方なんだけど圧がすごくて、怖さみたいなものがにじみ出ている感じでした。
それと、第2期でもボルカン(CV.水野まりえ)とドーチン(CV.渕上舞)は相変わらずな感じなんです。あの2人が出てくると安心感ありますね(笑)。別のミニアニメでも見ているんじゃないかっていう気持ちになるので、そこはすごくいい味出しているなと思います。漫才というかコントを見てる感じになります。
――メッチェンに関しては、どんなところを注目してほしいですか?
鬼頭:ツンツンしたクールな感じから、オーフェンたちと行動を共にすることによって、どう変わっていくのかは見ていただきたいです。あとは高所恐怖症で、かわいらしい面が見られるシーンもあったりするので、そこも楽しみにしていただきたいです!
[取材・文・撮影/塚越淳一]
作品情報
『魔術士オーフェンはぐれ旅 キムラック編』
2021年1月 TV放送開始予定
イントロダクション
この冬、“あの男”が帰ってくる―。
1994年に第1巻が発売され、シリーズ発行部数は累計1,400万部(電子書籍を含む)を突破するシリーズ生誕25周年を迎えたダークファンタジーのライトノベルマスターピース!
2020年1月にアニメ復活を果たしたオーフェンが、2021年に更なる追加キャラクター、追加キャストを加えパワーアップし再び帰ってくる!
今回の舞台は、魔術士の根絶を教義とするキムラック教の「聖都」キムラック―。
オーフェンはアザリーとの決着をつけるため、アザリーは、師・チャイルドマンの意志を継ぐべく、世界の秘密を求めキムラックを目指す。
しかし、彼らの前には<死の教師>との壮絶な戦いが待っていた。
キムラックで明らかになる、世界の隠された秘密とは
そして、正当なる魔術士の後継者はいったい誰なのか!?
謎が謎を呼ぶ壮大なストーリー、バトル全開の第2章スタート!
ストーリー
最強の魔術士、再び。
「私と決着をつけたけいのなら、キムラックに来なさい」義姉・アザリーの残した言葉を追って、オーフェン 達は魔術士と激しい対立を続けるキムラックへと向かう。
突如、悲鳴が聞こえ駆けつけると、おびただしい死体の山の中、果敢に敵と戦う女剣士メッチェンと遭遇する。
オーフェンは彼女に加勢するのと引き換えに、キムラックへの案内を依頼する。
敵を壊滅し、やがてキムラックにたどりついたオーフェン達を待ち受けていたのは、クオを首長とする魔術士の暗殺を担う≪死の教師≫たちだった。オーフェンが最後にたどり着く《天使と悪魔の真実》とは。アザリーがこの地に誘った本当の意味とは?
様々な思惑が交錯し、壮大な物語が動き始める!
キャスト&スタッフ情報
【キャスト】
オーフェン:森久保祥太郎
クリーオウ:大久保瑠美
マジク:小林裕介
メッチェン:鬼頭明里
【スタッフ】
原作:秋田禎信(TOブックス刊)
原作イラスト:草河遊也
監督:浜名孝行
シリーズ構成:吉田玲子
キャラクターデザイン:菊地洋子 りお
色彩設計:桂木今里
美術監督:荒井和浩
撮影監督:近藤慎与
CG監督:花見美洋
音響監督:平光琢也
音楽:Shinnosuke
音楽制作:ランティス
編集:小野寺桂子
プロデュース:GENCO
アニメーション制作:スタジオディーン
「魔術士オーフェン」とは?
1994年から2003年にかけて『はぐれ旅』全20巻、『無謀編』全13巻の計33冊が富士見ファンタジア文庫より発売され、累計1,400万部(電子書籍を含む)を突破。2011年には『はぐれ旅』の続編となる新シリーズが、出版元をTOブックスに移して再スタート。同時に旧シリーズ(『はぐれ旅』『無謀編』)も新装版として復刊され、新装版の発行累計は60万部を突破している。
第一巻が発売された1994年はまだライトノベルというジャンルが定着しておらず、『指輪物語』『ダンジョンズ&ドラゴンズ』といった王道、正統派ファンタジーから、時にコミカル、時にシリアスな要素を加え、現在のライトノベルというジャンルそのものを定義させた作品。
破天荒なキャラクター、中二病的な設定、ギャグテイストあり、シリアス路線ありの語り口でファンを魅了し続け、シリーズ発行部数は累計1,400万部(電子書籍を含む)を突破する大ヒットを記録。1998年と1999年に、二度のアニメ化をはじめ、CD、ゲームなどで大規模なメディアミックスが行われ一大ブームとなったライトノベルの金字塔的作品に位置する。
原作本情報
ただ今、文庫「魔術士オーフェンはぐれ旅 プレ編1」、「魔術士オーフェンはぐれ旅 プレ編2」、単行本「魔術士オーフェン アンソロジー」、「魔術士オーフェンはぐれ旅 コミクロンズ・プラン」、コミカライズ「魔術士オーフェンはぐれ旅 プレ編 第1巻(コロナ・コミックス)」、「魔術士オーフェンはぐれ旅 プレ編 第2巻(コロナ・コミックス)」「魔術士オーフェン 無謀編 第1巻(コロナ・コミックス)」、「魔術士オーフェン 無謀編 第2巻(コロナ・コミックス)」、「魔術士オーフェン 無謀編 第3巻(コロナ・コミックス)」、「魔術士オーフェン 無謀編 第4巻(コロナ・コミックス)」がTOブックスより好評発売中!