負けじと個性を詰め込んだアマゾネス・カルテット――劇場版『美少女戦士セーラームーンEternal』上田麗奈さん、諸星すみれさん、原優子さん、高橋李依さんインタビュー
世界中を夢中にさせ社会現象を巻き起こした伝説の少女漫画「美少女戦士セーラームーン」。劇場版「美少女戦士セーラームーンEternal」の前編が2021年1月8日(金)に、後編が2月11日(木・祝)より連続公開となります。
今作では、ちびうさ・エリオスの淡い初恋とセーラー戦士たちの成長を描く《デッド・ムーン》編が前後編で描かれます。
アニメイトタイムズでは公開を記念して、本作に出演するキャスト陣にインタビューを実施! 第2回目は、セーラー戦士たちが苦戦を強いられる新たな敵“アマゾネス・カルテット”です。
セレセレ役の上田麗奈さん、パラパラ役の諸星すみれさん、ジュンジュン役の原優子さん、ベスベス役の高橋李依さん。オーディションやアフレコの話など、アマゾネス・カルテットの魅力を語っていただきました。
4人とも手応えがなかったオーディション
――最初に、『美少女戦士セーラームーンEternal』に出演が決まったときのお気持ちをお聞かせください。
ジュンジュン役・原優子さん(以下、原):本当に信じられなくて、そのまま信じませんでした(笑)。オーディションが体感30秒というくらいさらっと終わったので、本当に信じられなくて。
本当に恥ずかしいですけど、香盤表をいただいてからやっと信じることができました。まさか『美少女戦士セーラームーン』に自分が出演できるなんて思ってもいなかったのですごく嬉しかったです。
パラパラ役・諸星すみれさん(以下、諸星):『美少女戦士セーラームーン』は家族みんな大好きな作品で、姉や年上の従兄弟がすごくはまっていました。オーディションのお話が来たときには、母と2人で「きたよ!セーラームーンだよ!!」と(笑)。
映像を見たりと本当に準備をたくさんして、自分なりに役作りをして気合い十分という感じでオーディションに臨みましたが、本当にさらっと終わりまして。
テストをした後に、「もっと伸び伸びとやっていいよ」「幼いだけじゃなくて、その中にいろいろなメリハリや緩急をつけて演じていいよ」と言われたので、“もう後悔しないように……!”と思って、できる限り自由にやらせていただきました。
なので、受かったというお話をいただいたときは、「あれで良かったんだ」という安心感と、オーディション自体が本当に楽しかったので、収録がすごく楽しみになりました。
セレセレ役・上田麗奈さん(以下、上田):私も本当にあっという間にオーディションが終わってしまって、手応えがないまま合否を待つという感じでした。
「受かりました」とご連絡をいただいたときはすごく嬉しかったですし、同時にプレッシャーも感じました。
また、オーディションのときに、セレセレへのディレクションで「意地悪な感じではなく、もうちょっと朗らかにふわっとした地に足のついていない感じでお願いします。」といただいたので、それも心の中に留めつつ、前に放送されていたアニメを踏まえて頑張って臨んでみよう!と。
プレッシャー、嬉しさ、意気込みと、いろいろな気持ちが混ざりました。
――合格の連絡が来たときは、さらに期待が高まりましたか? それともプレッシャーのほうが増えましたか?
上田:プレッシャーのほうが増えました。オーディションの段階でもプレッシャーがあったので、こんなに大きな作品に自分が何かできることがあるのかな?という不安もありましたし、プレッシャーが本当に大きくて。
より責任感を覚えたので、そのプレッシャーを払拭するべく、事前準備をちゃんとしなければ……!という思いがありました。
諸星:確か、オーディションは一緒でしたよね……?
上田:そう!一緒だった!
ベスベス役・高橋李依さん(以下、高橋):えーっ!?
原:そうだったの!?
諸星:はい。スタジオに入った瞬間、上田さんを見かけて「あっ!セレセレだ!」とオーディションのときからぴったりだと思っていました。
上田:私も「絶対パラパラだ!」と思っていました! お互いに同じこと思っていたんですね。嬉しい~!
高橋:お互いに会っていたこともだし、「その役だ!」って思うのもすごい!
原:確かに!
諸星:声を聞く前に待合室みたいなところでお会いしたんですよね。そこで「あ!セレセレだ!」とピンッときました。
高橋:すごい~! 確かテープオーディションもありましたよね?
原・諸星・上田:ありました!
高橋:テープオーディションを録ったときに、マネージャーさんが「李依ちゃんのこういうの新鮮」と言ってくれたのがすごく嬉しくて、もうすごく楽しかったんです。そしてスタジオオーディションに進んだと聞いて、すごく調子にのりながら……
一同:(笑)。
高橋:すごく良い調子! 良い調子でスタジオに行きました(笑)。なので、マネージャーさんに持ち上げていただいたおかげで、この好戦的なベスベスが生まれたんじゃないかな、と思います。
――オーディションに受かったと聞いたときはいかがでしたか?
高橋:……実はあまり記憶にないです(笑)。
一同:(笑)。
高橋:まず最初に『美少女戦士セーラームーン』にオーディションがあったことに驚きました。
追加キャラがいるんだ、新しいアニメがあるんだ、そもそも映画化するんだ……!というところからの驚きで、常に驚きの最中にいる中で最後に決定打をいただいたみたいな感じでしたので、とにかくずっと驚いていました(笑)。