アフレコでリコーダーを吹いて「帰ってきたな」と実感。新キャラクターを通して描かれるれんちょんの“意外と姉御肌”な一面――冬アニメ『のんのんびより のんすとっぷ』宮内れんげ役・小岩井ことりさんインタビュー【連載第1回】
のどかな田舎でのびのび過ごす少女たちの姿を描いたコミック『のんのんびより』のアニメシリーズ最新作となる第3期『のんのんびより のんすとっぷ』(以下、『のんすとっぷ』)が2021年1月より放送中です!
2013年に第1期が放送されて以降、第2期、劇場版と、ゆったりとした雰囲気やキャラクターたちのやり取り、綺麗な風景描写で人気を博した本シリーズ。『のんすとっぷ』では、旭丘分校に通う少女たちの明るく元気な日常が、新たな仲間たちを迎えて彩られます。
変わらない『のんのんびより』らしさ。新たな魅力が加わった第3期
――TVアニメ第3期『のんのんびより のんすとっぷ』がいよいよ始まりました。改めて第3期が発表された時の感想をお聞かせください。
宮内れんげ役・小岩井ことりさん(以下、小岩井):第3期決定の発表を聞いたのは「にゃんぱす祭り ばけーしょんなのん!」(2019年5月11日開催)だったのですが、その時は私も全然知らなかったんです。
第2期決定の発表の時は、発表VTRの事前収録があったので、りえしょん(村川梨衣さん)やあやねる(佐倉綾音さん)が「うわ〜っ」て感動して泣いている姿を、少し落ち着いて見られたんです。
それが今回は本当に知らなかったので、大号泣しちゃいました。いつかあったら嬉しいけど、もうないかなと思っていたので。
――『劇場版 のんのんびより ばけーしょん』でこれが最後かも、という感覚があったわけですね。
小岩井:そうなんです。だって、第1期があって第2期があって、劇場版までいくだけでもすごいことじゃないですか。それだけでも感慨深い気持ちだったのに、イベントで『のんのんびより』が好きな人たちは素敵だなぁと思っていたら、第3期の発表があって。本当に驚きましたし、感激しました。
――そんな今回の第3期ですが、小岩井さんの率直な印象はいかがですか?
小岩井:いつも通りの部分と、新しい要素の両方あるなと感じました。日常の中のまったりした空気感、綺麗な田舎の風景描写はいつも通りで。ゆ〜っくり流れる時間、セリフが何もなくて風景だけの描写が30秒とか1分とか、『のんのんびより』だと普通にあるんですよね。
そういう変わらない『のんのんびより』らしさがある一方で、新キャラクターの(篠田)あかねちゃんも出てきたりして、新しい魅力が加わった『のんのんびより』をお見せできているんじゃないかなと感じています。
――物語的にはまたれんげが1年生になるところから始まります。第3期も“同じ時間”を過ごしているのが面白いですよね。
小岩井:そうなんですよ。第2期の『のんのんびより りぴーと』が第1期の間を埋めていくストーリーだったのは本当に驚きました。そういう続きのやり方があったんだと。今回もまたれんちょん(れんげの愛称)が小学1年生になるところからスタートしていますので、安心感を持って見ていただけると思います。