富田美憂さんがエマを演じる上で押し出したのは“幼なじみ感”と“かわいらしさ”|冬アニメ『俺だけ入れる隠しダンジョン』声優インタビュー【連載】
WEBサイトへ投稿され、講談社 Kラノベブックスから書籍化を果たした人気ファンタジー『俺だけ入れる隠しダンジョン』。本作のTVアニメが、1月から好評放送中です。
その放送を記念して、アニメイトタイムズでは出演声優陣へのインタビューを掲載。第2回はヒロインのひとり、エマを演じる富田美憂さんです!
富田さんはこれまでライトノベル原作アニメのヒロインを演じる機会があまりなかったそうですが、なんと弟さんも本作を視聴してくれているようで……!?
男の子が好きそうなちょっとエッチでドキドキするところが見どころ
――第3話までが放送されましたが、率直な感想はいかがですか?
エマ役・富田美憂さん(以下、富田):性欲がキーになっている作品なので(笑)、ドキッとさせられるお色気シーンもたっぷりあるんですが、同じくらいノルとエマの「幼なじみ感」やキャラクター同士の人間ドラマがしっかり描かれているのがいいなと思いました。物語のテンポもいいですし、見ていて心地いいです。
――最初にオーディション資料や原作をご覧になったときは、どんな印象をお持ちになりましたか?
富田:実は、ライトノベル原作のヒロインをやらせていただく機会があまりなかったので、オーディションを受けさせていただく段階から絶対に出演したいと思っていました。
ありがたいことに出演できることになり、どうやら私の弟も見てくれているらしいのですが(笑)、男の子が好きそうなちょっとエッチでドキドキするところが、この作品の見どころなんだろうなと思いました。
――エマの印象についてはいかがですか?
富田:最初はちょっとあまのじゃくなところもあるのかなと思って、オーディションのときはツンデレ感をマシマシにしてやらせていただいたんです。でも、実際に第1話の台本を読ませていただくと、明るくて、優しくて、かわいい子だったので、本編のアフレコを経てからエマの印象が柔らかくなりました。
――確かに、エマは純粋でまっすぐな子ですよね。
富田:そうなんです。とにかく健気ですし、ノルに対してはひたすら一途。ごくごく普通の恋する女の子なので、幼なじみ感とかわいらしさを押し出していこうと思いました。
――その一方で、ノルに対して積極的にアプローチする一面もありました。
富田:勇気を出してぐいぐい迫っていくところがかわいいです。しかも、ノルに気づいてもらえなくて、エマがモヤモヤしちゃうという構図がさらにかわいらしさを引き立てていて。毎話、その構図がちゃんと描かれていて、私もモヤモヤしつつキュンキュンしています。
――ノルの頭痛を和らげるためとはいえ、第1話でいきなりキスをしたときはびっくりしました。
富田:第1話はきっと皆さんも衝撃を受けたと思います。でも毎回キスをするので、たぶん慣れてくるのではないかなと(笑)。
――ここまでの3話、毎回していますからね(笑)。ちなみに、これまでエマを演じられてきて、楽しいと感じるところはどこでしょうか?
富田:表情が豊かなので、お芝居でも遊びを入れられるところです。
例えば、第1話でノルに貧乳のスキルをかけられ、おっぱいがしぼんじゃって表情が劇画チックになるところ。「思い切りやってしまって大丈夫です」とのディレクションをいただいたので、息づかいでかなり遊ばせていただきました。
それ以外でもデフォルメされた表情になるときは、遊べるポイントかなと思ってけっこう自由にやらせていただいています。
――確かにエマはギャグっぽい表情も多いですよね。
富田:そうなんです。かわいいだけではない、ギャグっぽい顔も含めてエマの表情の豊かさを表現していけたらいいなと思いながら演じています。