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『リゼロ』第2期後半クール:リューズ役 田中あいみさん《前編》|46話放送後インタビュー

『Re:ゼロから始める異世界生活』2nd season後半クール:リューズ役 田中あいみさんインタビュー前編|重要なキャラかつ複数いるリューズを演じる時に意識したこととは?

今まで演じたことがないキャラで新しい扉を開いた感覚

――そんな長老感があるリューズを、ベテランではない田中さんが演じているのを知って、驚かれた方も多いと思います。

田中:オンエアの日はツイッターで、皆さんの感想など見ながらリアルタイムで視聴していますが、最初は私が演じているとは気づかれていませんでした。あとで知った方から「こんなにおばあちゃんっぽい役もできるんですね」という意見をいただけて嬉しかったし、今まで演じてきたキャラとも違ったので、私自身、新しい扉を開いた気がすます。

――こんなに難しいキャラクターに起用されるということは田中さんがすごく信頼されている役者さんなんだろうなと思いました。

田中:そう思っていただけていたなら嬉しいです! どういった経緯でキャスティングしてくださったのかお聞きしていないのですが、皆さんの期待にお応えできたらいいなと思いながら収録に臨んでいました。リューズさんを通していろいろな挑戦をさせていただいています!

 

1st seasonのスバルとの違いは友達を信じ、頼りながら戦うようになったこと。新たに見られた紳士的な面も!?

――スバルについての印象は? また1st seasonの時のスバルと2nd seasonに入ってからのスバルの成長や変化を感じたことは?

田中:1st seasonの時もこの2nd seasonでもどんどん成長して頼もしくなっていますが、1st seasonではエミリアのためにという想いが強過ぎて、何でも自分で抱え込んでいた印象があります。でも2nd seasonではガーフィールやオットーという同性の友達が増え、強い絆を結び、人に頼ったり、弱さをみせたりしていて。そこが違うなと思いました。

――あと女性の扱い方がどんどんうまくなっているような。

田中:そうかもしれませんね(笑)。スバルと掛け合いをしている時に思ったのが、スバルは1人ひとりのことをちゃんと見て、覚えていてくれているんだなと。女性だけではなく、男性に対しても、いい意味で人たらしだから、ついていきたくなったり、信頼したくなったり。初めてアルマさんに会ったときは、すぐにビルマさんじゃないと気付いて改めて自己紹介してくれるシーンがありました。

――そっくりの双子の姉妹の違いをちゃんと俺はわかるんだぜ、みたいな。

田中:そうです。違いのわかる男(笑)。リューズという存在をしっかり見てくれているからこその行動でした。まず自分から名乗ってから、こちらへ尋ねてくれるところは紳士だなと思ったし、みんなが好きになったり、気持ちを許してしまうのもわかる気がします。

――アニメが始まった頃は「ウザい」と言われていたスバルですが、女性キャスト陣に印象をおうかがいすると皆さん、好意的でした。田中さんはいかがでしたか?

田中:2nd seasonでリューズとして接してきたので、今となっては「なんて頼もしいんだろう」という気持ちしかありません。視聴者として見ていた最初の頃は、1人で何とかしようとしすぎる姿に憤りも感じましが、今は「任せたぞ、スー坊!」と純粋に応援しながら観ています。2nd seasonをここまで見てくださっている方もカッコよさを感じているんじゃないでしょうか。スバルの変化によって変わっていくのは、取り巻くキャラクター達の気持ちだけでなく、視聴者の皆さんへの印象も変わっていっているんでしょうね。

 

(C)長月達平・株式会社KADOKAWA刊/Re:ゼロから始める異世界生活1製作委員会
(C)長月達平・株式会社KADOKAWA刊/Re:ゼロから始める異世界生活2製作委員会
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