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ぼくらの人生を変えたアニメ11選【2019年編】|『さらざんまい』

ぼくらの人生を変えたアニメ11選【2019年編】|『さらざんまい』が教えてくれた「欲望を手放さない」こと

2021年。テレビにかじりつき、画面の中で大冒険を繰り広げるアニメのキャラクターたちに夢を見ていた少年少女だったぼくたちは、いつの間にか大人になっていました。進学、就職、結婚、いろんな出来事があったけれど、でも、それでも、今でも、アニメが好きなのは変わりませんでした。

近年、10周年として大々的に売り出す作品も多くなってきたアニメ業界。今一度、ぼくらの人生を変えたアニメを振り返ってみませんか? 改めて振り返ってみると、これからの10年はとんでもなくすごい作品たちが10周年を迎えていくことに気づくはずです。

アニメイトタイムズでは、「ぼくらの人生を変えたアニメ11選」と題して、2010年〜2020年までの各年から1作品をピックアップし、アニメイトタイムズを代表するライターによる独自見解のもと振り返っていく特別連載を掲載していきます。

今回お届けする連載第10回は、2019年に放送された『さらざんまい』です。執筆は阿部裕華さん。

また、記事の最後に読者のみなさんの人生を変えた作品をアンケートで募集しています。あのときのあなたの状況を聞かせてください。きっと、あなたのアニメによって奮起させられた経験が、みんなの希望になることがあると思います。

それでは、連載スタートです!

『さらざんまい』

 
■あらすじ
舞台は浅草。中学2年生の矢逆一稀、久慈悠、陣内燕太の3人はある日、謎のカッパ型生命体“ケッピ”に出会い、無理やり尻子玉を奪われカッパに変身させられてしまう。 『元の姿に戻りたければ“ある方法”でつながり、ゾンビの尻子玉を持ってこい』 ケッピにそう告げられる3人。少年たちはつながりあい、ゾンビの尻子玉を奪うことができるのか?! 同じ頃、新星玲央と阿久津真武が勤務する交番でも何かが起ころうとしていたー。

■キャスト
矢逆一稀:村瀬歩
久慈悠:内山昂輝
陣内燕太:堀江瞬
ケッピ:諏訪部順一
新星玲央:宮野真守
阿久津真武:細谷佳正
久慈誓:津田健次郎
ゾンビ:加藤諒
吾妻サラ:帝子(少女式ヱリス)

■スタッフ
原作:イクニラッパー
監督:幾原邦彦
チーフディレクター:武内宣之
シリーズ構成:幾原邦彦、内海照子
キャラクター原案:ミギー
キャラクターデザイン・総作画監督:石川佳代子
コンセプトデザイン:柴田勝紀、松嶌舞夢
美術監督:藤井綾香(スタジオPablo)
音楽:橋本由香利
アニメーション制作:MAPPA、ラパントラック

連載バックナンバー

◆【2010年】『STAR DRIVER 輝きのタクト』
◆【2011年】『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』
◆【2012年】『PSYCHO-PASS サイコパス』
◆【2013年】『Free!』
◆【2014年】『Fate/stay night [Unlimited Blade Works]』
◆【2015年】『響け!ユーフォニアム』
◆【2016年】『ユーリ!!! on ICE』
◆【2017年】『妹さえいればいい。』

イクニワールドに魅了される

社会人になってから良くも悪くも価値観を揺さぶられるほどの作品に遭遇しづらくなっている気がします。非現実的な世界への憧れは常に存在するものの(強まっていくものの)、歳を重ねるごとに向き合わなければならない現実……。

心のどこかで「これはアニメの世界だから通用する価値観なんだ」と無意識のうちに一線を引いてしまう自分がいるのです。歳を重ね価値観が変わりづらくなっていく運命に抗うことはできません。

そんな私に必死で運命に抗う姿を見せてくれたアニメがあります。2019年にフジテレビ系ノイタミナ枠で放送された『さらざんまい』です。『少女革命ウテナ』『輪るピングドラム』『ユリ熊嵐』などを手掛けてきた幾原邦彦監督の最新作として放送開始前から大きな話題となりました。

コミカルでキャッチーな映像の中に潜むシリアスでディープな世界観、一度聴いたら忘れることのできないキメ台詞と劇中歌、“イクニワールド”全開のアニメーションと衝撃的な展開の数々にドはまりした人も多いのではないでしょうか。かくいう私もその一人です。

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