『Re:ゼロから始める異世界生活』2nd season後半クール:ラム役 村川梨衣さんインタビュー|ラムのロズワールへの一途さと悲しさが伝わった48話
ラムの優しさが際立った2nd season。気になった串刺しになったラムへのスバルのリアクション!?
――2nd seasonのラムをどのように感じられましたか?
村川:1st seasonの時から毒づいたり、辛辣なことは言っていたけど、優しさは伝わってきていました。登場キャラの中で一番優しい説があるように(笑)。特に身内や仲間に対してはの優しい部分は、2nd seasonに入ってガーフなどの登場によって更に実感できました。スバルには1st seasonから引き続き、気にかけたり、助けてもいました。ラムの優しさがより、皆さんへ伝わったのではないかなと思います。
――確かに前半クールでの、スバル役の小林裕介さんとの対談で「スバルとの距離感が近づいて身内感が増した」「より優しさが見えるようになった」とおっしゃっていました。
村川:そうですね。ラムもスバルの間の良さには信頼を置いていますしね。スバルもまた、ラムのことを信頼してくれているので。だからこそ成し得たことだとも思います。
スバルはオットーのおかげで一回り大きく。ガーフィールとロズワールの印象の変化は?
――2nd seasonに入ってから感じるスバルの変化はありますか?
村川:1st seasonで過酷な局面を何度も乗り越えてきただけあって経験値が上がって、2nd seasonでもやってくるツライ出来事をしっかり受け止めて、より「どうすればいいのか?」と考え、行動していたように思います。ひと周り大きくなったなと成長を感じさせてくれました。
――特に39話の「STRAIGHT BET」でオットーにすべて打ち明けた後、ロズワールに賭けを持ち込んだり、開き直ったような強さを感じました。
村川:オットーの存在が大きいですよね。「友達の前で、カッコつけるのなんかやめちまえよ」という言葉に、スバルはすごく救われたと思います。
――ガーフィールについて、小林さんとの対談では「ラムの魅力をちゃんとわかっている男」「一瞬一瞬、本能で感じたままに行動しているように見えるけど、実は冷静に考えて判断できるんですよね」とおっしゃっていましたが、後半クールでの成長や変化を感じた点は?
村川:基本的な印象は変わらないですが、とっても優しくて、周りの人を大切に思っているし、大切にしているというのが改めて分かりましたよね。みんなを守るために頑張ってきたんだなぁと思うと健気ですし、試練で一区切りつけることが出来て良かったと思います。あと思っていた何百倍もめちゃくちゃしっかりラムのことを想ってくれてるんだってことも分かって嬉しかったですね。
――ガーフィールはラムを「惚れた女」呼ばわりしていますが、ラムはガーフィールを手のひらで転がすような。
村川:ガーフィールのことをかわいい弟みたいに思っていますよね。小さな頃から面倒を見てきたし、今も温かく見守っている感じがします。
――ロズワールについて印象の変化や新たにわかったことはありますか?
村川:1st seasonの頃から、セリフの節々から何かを隠している感じをかもし出していましたが、それらの理由がわかりましたね。ラムとの関係もそうですけど、ロズワールとベアトリスの関係も。1st seasonでもこの2人が話しているシーンはほとんどなかったし、ロズワール邸の禁書庫を守っているけど、ロズワールのことをどこまで知っているんだろうと思っていた疑問も解けました。聖域はたくさんの物語が錯綜していた場所だったんだなと改めて思いました。
(C)長月達平・株式会社KADOKAWA刊/Re:ゼロから始める異世界生活2製作委員会