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- 篭法
- 内向的で口下手、典型的な陰の者。テーマやメッセージ、登場人物の心情を考えさせられるアニメが好み。小説も好き。
第15回電撃小説大賞<大賞>を受賞した川原礫先生による小説シリーズを原作とし、これまでに4シリーズ(全97話)が放送されているアニメ『ソードアート・オンライン』(以下、『SAO』)。次世代VRMMORPG《ソードアート・オンライン》をはじめ、さまざまなオンラインゲームを舞台に繰り広げられる主人公・キリトの活躍を描いた、世界中にファンの輪を広げる人気シリーズです。
そのはじまりの物語である《アインクラッド》編をヒロイン・アスナの視点から描き直したリブート・シリーズ『ソードアート・オンライン プログレッシブ』のアニメプロジェクトが2020年9月に発表され、現在制作中となっています。
そして今回、『劇場版 ソードアート・オンライン プログレッシブ 星なき夜のアリア』(以下、『劇場版 SAO プログレッシブ』)のスペシャルステージが、「AnimeJapan 2021」にて開催! キリト役の松岡禎丞さん、アスナ役・戸松遥さん、原作者・川原礫先生、原作イラスト・キャラクターデザイン原案・abec氏が登壇し、多数の新情報が発表されました!
新キャラクター「ミト」も発表され、ミトを演じる水瀬いのりさんがサプライズ登壇するなど大きな盛り上がりを見せたステージの模様をお届けします!
アスナのモノローグ、そしてキリトの「リンクスタート!」の掛け声とともにステージが開幕。オンラインで配信を見ている視聴者たちがこのステージの仮想空間に“ログイン”しているという、まさしく本作ならではの設定、雰囲気にステージへの期待が高まります。
ラジオ「ソードアート・オンエアー」のパーソナリティとしてもお馴染みのニッポン放送アナウンサー・吉田尚記さんがMCを務め、まずはひとりずつ自己紹介。
松岡さんは自己紹介をするやいなや、『ソードアート・オンライン アリシゼーション War of Underworld』OPテーマ「ANIMA」の歌い出しを歌い上げ、さっそく会場をSAO一色に染め上げます。
さらに、前日にユージオ役・島﨑信長さんからの連絡を受け、《アリシゼーション編》前半を一気に観たと、このステージに気合が入っている様子。続く戸松さんは先月第一子を出産し、久しぶりにイベントに参加できる喜びをにじませていました。
さらに川原先生、abec氏とつづき、自己紹介に付けくわえる形でそれぞれの魂の色を答えるなど、なごやかな雰囲気でステージはスタート。
今回の『劇場版 SAO プログレッシブ』は、物語の時系列的に最初のころに戻るということで、その思いを聞かれると松岡さんは、改めて物語当初のキリトを演じることはある種の“挑戦”でもあったと語りました。
戸松さんも特に今回のアフレコの一声めは緊張したと続け、物語の始まりのころのキャラクターの気持ちに再度触れたことで、10年近くシリーズに携わってきたことを噛みしめているような様子をみせます。
『劇場版 SAO プログレッシブ』は、原作『ソードアート・オンライン プログレッシブ』にはないアニメでの新規エピソードも加えたものになっているようで、アスナがキリトと出会うまでの過程を細かく描いていること、そこで出会う新たなキャラクターがいることが明らかに。
劇場版への期待が高まる中、戸松さんの振りで特報第2弾が初公開。迫力の映像や公開時期が2021年秋に決定したことも受け、登壇者も興奮した様子を浮かべ、映画への期待をみせました。
そしてなんとここで、映像内に登場した新キャラクター「ミト」役の水瀬いのりさんがサプライズ登場! 意気込みを熱く語ったほか、自らの魂の色はねずみ色だと答え、会場の笑いを誘いました。
実はもともと過去に『SAO』のオーディションを受けていたという水瀬さん。念願叶っての出演を果たしたということで、嬉しさをにじませていました。
さらに、第2弾キービジュアルが解禁され、イラストを担当したabec氏はあえてストレートに描いたとコメント。背景にはアインクラッドも描かれており、かなり力の入ったイラストになっていることを明かしました。
ミトの設定画も解禁され、ミトのキャラクターについては川原先生によると今までのSAOにはいなかったタイプのキャラクターとのこと。さらにかねてより歌手としての水瀬さんのファンだったと嬉しさをにじませ、アフレコについても大絶賛。
その後、ムビチケやオーケストラコンサートなど、新情報も多数発表されステージの終了時間に。最後にひとりずつ作品への思いや注目ポイントなどをコメントし、ステージは終了……かと思えば、ここでまさかのゲスト(?)が登場!
島﨑信長さんが(登壇者から見える場所で)“授業参観の父親のように”ステージを見ていたことを告白。視聴者の度肝を抜くゲスト(?)の登場に松岡さんも動揺を隠せない様子をみせつつ、最後に松岡さんが「ログアウト!」と高らかに宣言し、ステージは盛況のうちに幕を閉じました。
【文:篭法】
中学までは運動部だったが、だんだんインドア趣味になり、今では完全に陰の者。小説が好き。ライターを志すきっかけになったアニメは『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』。その他に好きな作品は『91Days』『SSSS.GRIDMAN』『ワンダーエッグ・プライオリティ』など。アイドル系の作品にはあまり触れてこなかったが、1年ほど前から『シャニマス』にハマり、ライブにも足を運ぶようになった。
2021 AUTUMN ROADSHOW
【INTRODUCTION】
第15回電撃小説大賞<大賞>を受賞した川原礫氏による小説『ソードアート・オンライン』シリーズ(「電撃文庫」刊)。次世代VRMMORPG《ソードアート・オンライン》を舞台に繰り広げられる主人公・キリトの活躍を描いた物語は、2009年4月の原作小説第1巻発売以来高い人気を誇り、2021年現在、全世界での累計発行部数は2,600万部を突破。
TVアニメは2012年に第1期が放送され、現在までに4シリーズ(全97話※1)が放送されている他、ゲーム、コミカライズなど、幅広いメディアミックス展開がなされている。2017年には『劇場版 ソードアート・オンライン -オーディナル・スケール-』が公開。興行収入25億円を突破する大ヒットを記録した。
『ソードアート・オンライン プログレッシブ』は、《SAO》物語のすべての始まり、アインクラッド第一層からの軌跡を、深く掘り下げながら詳細に描く作者自身によるリブート・シリーズ。原作者・川原礫がアスナ視点で描く新たな《アインクラッド》編を、完全新作アニメーションで映画化。
これは、ゲームであっても遊びではない――。
ゲームオーバーは現実の死に直結する。全ての原点であるデスゲーム『ソードアート・オンライン』が、劇場のスクリーンで新たに幕を開ける。
※1 総集編および、『ソードアート・オンライン オルタナティブ ガンゲイル・オンライン』を除く
【STAFF】
原作:川原 礫(「電撃文庫」刊)
原作イラスト・キャラクターデザイン原案:abec
監督:河野亜矢子
キャラクターデザイン・総作画監督:戸谷賢都
アクションディレクター・モンスターデザイン:甲斐泰之
サブキャラクターデザイン:秋月 彩・石川智美・渡邊敬介
プロップデザイン:東島久志
美術監督:伊藤友沙
美術設定:平澤晃弘
色彩設計:中野尚美
撮影監督:大島由貴
CGディレクター:織田健吾・中島 宏
2Dワークス:宮原洋平・関 香織
編集:廣瀬清志
音楽:梶浦由記
音響監督:岩浪美和
音響効果:小山恭正
音響制作:ソニルード
プロデュース:EGG FIRM・ストレートエッジ
制作:A-1 Pictures
製作:SAO-P Project
配給:アニプレックス
【CAST】
キリト:松岡禎丞
アスナ:戸松遥
ミト:水瀬いのり