2021年4月前半の総括(i☆Ris)|青山吉能『みずいろPlace』#21
絶対忘れないMemories
怒涛のメドレーのあとも疲れ知らずのMC。そんなMCでも触れられていたが、i☆Risちゃんはめちゃくちゃ多忙。「わぐりす」という伝説のイベントでもお互いのリハスケジュールが合ったのは22時からとか。そんな中でも疲れを見せず、逆に疲れを楽しんで、いつも面白くて最高の笑顔で接してくれる先輩たちはとてつもなくかっこよかった。
いよいよ終盤戦かなと思ったところで、i☆Risちゃんの体力お化けっぷりが遺憾無く発揮される一曲に、プリパラ曲のなかでもどこか大人で切ない、落ち着いている一曲。「Realize!」そして「Goin’on」。
青山的思い出で振り返ると、前述のわぐりすでカバー曲の候補出しがあったとき、一番やりたいけど一番悲惨なことになりそう(振りの難易度・己の体力的に)と思ったRealize!と、WUGちゃん内でも圧倒的人気でカバーもさせていただいたごいのん。
キレッキレのダンスとブレなさすぎ歌唱力と三声にも分かれる生ハモで何曲も披露しているの、あの、めちゃくちゃ凄いことなんです。簡単そうに踊るのに簡単そうにみえないという矛盾。あとみんな本当に可愛い。いつ再生停止しても可愛い。
当たり前のようにずっとずっと進化していくi☆Risちゃん。後輩時代、これが天性の才能であってくれと何度願ったことか、たゆまぬ努力で紡がれたパフォーマンスだというから恐ろしい。
怒涛のプリパラメドレーが終わり、観客もゼエハアしているとき。誰よりも疲れているはずなのに第一声が「配信の皆さんついてきてますかー!」なの、本当に気遣いの人々で信頼でしかないのがi☆Risちゃん。
そこで、リーダーから盛大に“最後っぽい”振りがあった。なんだ・・・i☆Risの曲でレアでいまの心情に合う曲・・・?????「卒業式」はあるとしてなんだ・・・・・・・・・と考えてたら、目の前の席の背高メンズ’sが「進めアバンチュールだろヮラw」って話しててちょっと笑った。いいけどちゃうやろ。ピンクのユニコーン飛ばんよ。
そして始まったまさかのキラリ。目の前の背高メンズが頭抱えて崩れ落ちてちょっぴり観やすくなったのに、わたしも崩れ落ちてしまった。サプライズはいかん。
ニヤニヤと笑い歌う5人の姿に、今日一コロコロ変わる表情を見せる推しに、バッグモニターに映るあの頃の、あの頃の、i☆Risちゃんたちの姿にこちらの人生も重ねてしまう。
“春風キラリ ありがとう 絶対忘れないMemories 輝く想い出が溢れ出す”
このパートを優ちゃんとずっちゃんが隣同士で歌うのあまりにもエモが溢れすぎて、嗚咽が止まらない。泣きすぎてマスクの紐のなにかが緩んで千切れた。髪留めで止めた。
ずっと、一曲目Colorから感じていた。ずっちゃんが全ての曲を、噛み締めるように笑い歌っていること。なんて表情をするんだ。
初めて肉眼に焼き付ける推しの卒業の姿。
そうして「卒業式」へ。ゆうきちゃん作詞作曲の、魂の歌唱が始まった。一列のフォーメーションから、ひとりセンターでスポットライトを浴びて5人に見守られる構図は本当の卒業式のようで胸が苦しかった。
“いつかこの季節がめぐりめぐってきたら、i☆Risをきっと思い出してしまう”
確かにそう歌った。
「門出」を花言葉に持つスイートピーの花束を手に持つ推しを前に、もう、ただただ立ってその姿を観ているしか出来なかった。ずっとこの時が終わらなければといいのにと思った。
はあ・・・ド・しんみり。マスクを繋ぎ止めてる髪留めの鉄と自分の止まらない涙に、肌が錆びてしまうと思ったところで最後のMCが始まってしまった。
みゆたんの正直でまるで隣で喋ってくれているかのような親近感のある喋りに、ゆうきちゃんはきっと本当にいま感じたことを喋ってるんだろうなという心からの語り。
ひみたすが話すずっちゃんとそしてご家族との絆、そしてこれからのi☆Risに対する意気込みに、安定の優ちゃんとの喧嘩話のあとの仲直りには笑いながらまた泣いた。
そしてリーダー・さきさま。前述で、「言葉が本人を表す」と言ったが、まさにこの日のMCのさきさまも、本当にどこまでもどこまでも人間で、感情で、さきさまだった。
配信にはあまり観客の反応がのっていなかったが「やめんの!?ふざけんなよ!おまえ、いつまでも6人でやるって言ったべや!ばかやろー!!」の瞬間、この日一番の笑いと拍手が起きていたことをここに記す。
やめないでほしいって、わたしだって思った。きっとみんなも思ったと思う。でも、ずっちゃんの選んだ道を応援することがきっと正しいんだって思って、無理矢理割り切った。でもやっぱり寂しいしやっぱりやめないでほしいって言いたかった。
正直に愛を伝えるさきさまは本当に凄いしとても愛おしくて世界一可愛くて、そう思っててよかったんだって、さきさまが代弁してくれたおかげでわたしもすごく救われた。すごくすっきりした。さきさまの愛、本当にありがとう。
そしてずっちゃんが立ち上がる。AZKロゴのお手紙を片手に、BGMにayatsunagiのピアノアレンジが流れながら、ひとつひとつ言葉を紡いでいく。i☆Risの推しがi☆Risとしての最後のMC。初めて肉眼に焼き付ける推しの卒業の姿。
もう、言葉にする必要はないと思うが、べこべこに泣いた。
誰よりも裏方さんに感謝し、家族、仲間に感謝する推し。そして卒業することが本当に確定事項だという事実。
これからはひとりぼっちだと泣く姿に、そんなことないよ!!って言いたかった。まだいっぱいいっぱい伝えたいことも、たくさんの想い出もある。