【連載】『Re:ゼロから始める異世界生活』2nd season後半クール:スバル役 小林裕介さん&エミリア役 高橋李依さん対談|スバルの騎士叙勲や踊るシーンに2人は涙! 報われた気がした2nd season最終回
『Re:ゼロから始める異世界生活』(原作:長月達平/KADOKAWA刊)の2nd season後半クールが先日、最終回がオンエアされました。エミリアが試練を乗り越え、ロズワールやベアトリス、村人たちも救われ、心地よい締めくくりでした。当サイトでの連続インタビュー企画も遂に最終回です。
第10弾は、ナツキ・スバル役を演じる小林裕介さんとエミリア役の高橋李依さんの対談をお届けします。最終回放送の翌日に、2nd season後半クールを振り返っていただきました。お2人のお気に入りシーンベスト3の発表に、恒例となった小林さんによる女性キャラクターのポジション付けも! 後夜祭気分でお楽しみください。
2人も思わず涙した最終回。高橋さんいわく「50話だけでは裏切らなかった」
――先日オンエアされた50話「月下、出鱈目なステップ」を振り返ってみた感想をお聞かせください。
ナツキ・スバル役 小林裕介さん(以下、小林):収録を終えた時、そしてオンエアを見た時は胸がいっぱいになりました。2nd seasonでスバルを苦しめた多兎が、数分で駆逐され、ベアトリスのすごさに舌を巻きました。そして、スバルが自称から本物のエミリアの騎士になれたことに涙がこぼれてしまって。それだけで2nd seasonのすべてが報われたかなと思いました。
エミリア役 高橋李依さん(以下、高橋):サブタイトル通り出鱈目なステップを踏むスバルを見たエミリアが、年相応に真っすぐ心から笑っているのを見て、私も嬉しくて泣いてしまいました。
――多兎を早々と退治した後は、ロズワールにお仕置きしたり、危険な目に遭わされたフレデリカやペトラが赦したり、微笑ましく温かいシーンが続いて。これまでの放送の中でこんなに穏やかに見られた回は初めてだった気がします。
小林:確かに(笑)。
高橋: 以前、小さいエミリアの登場した42話は珍しくほっこり回でもありましたが、あの話数でも結局最後にレグルスが出てきてしまったり……。リゼロはいつも最後にどんでん返しがあるんですけど、50話だけは裏切らなかったですね(笑)。
2人が印象的なシーンとして挙げたのは騎士叙勲シーンでのスバルの宣誓
――50話での印象的なシーンを挙げてください。
小林:式典での騎士の叙勲の口上のシーンは、長月(達平)先生もツイートされていましたが、エミリアはすご~く一生懸命考えてあの場で披露したのに、スバルはアドリブで返したことに驚きがありました。
スバルは今までなら真面目な場でもふざけたり、調子にのったりしてもおかしくなかったけど、あの場では真っすぐなまなざしで「父に、母に、2人に懸けて誓います。俺は君を守る、君の願いを叶える」と言ったところに成長を感じました。
でも、最後の最後で、エミリアに「その格好、超エロかわいいね」とちゃかすあたりもよかったです。50話の時点では、スバルが異世界に来て、3カ月くらいしか経っていないそうですが、その中でもよくここまで成長したなと思えるシーンでした。
高橋:「父に、母に」のシーンはエミリア視点でも印象的でした。スバルが試練でお父さんとお母さんに会ってきたことって、実はエミリアにまだ話していないですよね。なので彼女にとってあの言葉は、ジュースとフォルトナを想うような瞬間にもなったんじゃないかなと感じています。スバル自身の決意の言葉だけど、エミリアも気を引き締められたんじゃないかなと。2人にとっての大切な瞬間にぐっと来ました。
(C)長月達平・株式会社KADOKAWA刊/Re:ゼロから始める異世界生活2製作委員会