ディズニー＆ピクサー最新作『あの夏のルカ』ルカ役・阿部カノンさん＆アルベルト役・池田優斗さんインタビュー｜この夏にぴったりの友情と絆の物語！

この夏にぴったりな友情と絆の物語

——本作はイタリアの港町を舞台にしており、陽気で個性的なキャラクターもたくさん登場します。お気に入りのキャラクターがいましたら教えてください。

阿部：やっぱりアルベルトです。

（嬉しそうに笑う池田さん）

阿部：いろいろなことを教えてくれますし、ルカが人間の世界に出るきっかけになって引っ張ってくれるので、やっぱりアルベルトが好きです。

——確かに、ルカとアルベルトの関係性はとても素敵です。個人的に最後のシーンはうるうるしました。

阿部：僕も泣きました！　友情と絆がすごく溢れているので、より感動できます。

池田：僕もルカが好きです。アルベルトが1番ルカに近い存在だったからこそ、ルカが一生懸命に乗り越えて成長していく感じが、演じていてもまるで弟のように思えてきました。あと、他のキャラクターの中でいえば、エルコレ（CV：浪川大輔）が好きです。

——エルコレは確かにインパクトが強いキャラクターですね（笑）。

池田：めちゃくちゃ意地悪で嫌な人なんですけど、愛らしい敵キャラというか。ルカとアルベルトが成長できたのは、エルコレのおかげでもあるので感謝する部分もちょっとあります（笑）。

阿部：（笑）。

池田：もし自分がアルベルトの他に演じてみたい役は？と聞かれたら、エルコレを演じてみたいです。存在感がすごいですし、エルコレの気持ちになってみたいなぁと思いました。

——キャラクターも魅力的で、舞台背景もワクワクするような本作ですが、お二人がぜひ注目して欲しいところを教えてください。

阿部：アルベルトとルカが喧嘩をするシーンがあるんですけど、息づかいに気をつけて演じたので注目して観てもらいたいです。あと、アルベルトと一緒にベスパ（イタリア製のオートバイ）を作るシーンは、二人が時間を忘れて夢中になって作るのが可愛いのでぜひ観て欲しいです。

——二人が手作りのベスパに乗って坂道を下るシーンは夢があるというか、ちょっと真似してみたいと思いました。

阿部：でも実際にやったらめちゃくちゃ怖いと思います（笑）。

——確かに（笑）。池田さんは注目して欲しいシーンはありますか？

池田：全体を通してルカとアルベルトの関係性がどんどん深まっていくにつれてルカもたくさんの人と出会ってどんどん成長していきますし、これというシーンを決めるのはとても難しいですが……強いて言えば、人間の世界から持ってきたものをアルベルトが紹介するシーンと、“ベスパに乗っていたら……”と2人が空想するシーンです。

実際に遊園地や海とか自由に行けない世の中だからこそ、自分で演じていて行った感覚になりました。映像がすごく綺麗で皆さんも遊園地や海へ行ったような気持ちになると思います。

自分自身とても楽しかったですし、子供らしい無邪気な2人が出ているので、その2人のシーンに注目してもらいたいです。

——ルカとアルベルトは＜人間の世界＞を知るために一歩を踏み出しました。お二人にとってこれから「知りたい世界」や「挑戦したいこと」があれば教えてください。

阿部：無理かもしれませんが、月で生活してみたり宇宙とかブラックホールの中に入ってみたり、ファンタジーがあるようなことをいっぱいしてみたいです。

池田：お～！

阿部：ブラックホールの中に入ることができたら、どんなものが吸い込まれているのか知りたいです（笑）。

池田：僕は電車や駅が好きなので、友達と一緒に秘境へ行って遊んだり、ホテルに泊まらず現地で野宿をしたりしてみたいです。あと、英語や韓国語など言語を喋れるようになりたいので、言語の勉強にチャレンジしたいです。

——最後に、映画を楽しみにしている皆さんへメッセージをお願いします。

阿部：アルベルトとルカがいろいろな人と出会っていく中で、喧嘩をしたりすれ違ったりしても友情と絆を深めていく物語なので、この作品は夏にぴったりで勇気をくれます。みんなに観てもらいたいです。

池田：本当に夏にぴったりの爽快感のある作品で、友情の大切さやお互いを認め合うことなど、いろいろなメッセージが含まれています。

コロナ禍だからこそ、なかなか会えていない友達に連絡してみたり、冒険したくなったり、何か行動を起こしたいときに背中を後押ししてくれる、勇気を与えるような作品です。

映像がリアルで綺麗でキャラクターも1人1人個性があって面白いですし、配信だからこそ空いている時間にでも気軽な気持ちで観られると思うので、ぜひたくさんの方々に届いて欲しいです。