火の意思がここにある! 王道忍者バトル作品『NARUTO―ナルト―』名言・名台詞集! 自分の「忍道」を探せってばよ!
奈良シカマルの名言
ナルトやサクラたちの同期であり、ナルトを理解する盟友でもある奈良シカマル。今流行りのマンバンヘアースタイルと、切れ長な目、クールで頭のキレる参謀タイプ、人気が出る要素しか持ち合わせていない彼。もちろん人気の高いキャラクターとなっています。
「めんどくせぇ」が口癖で、合理的な行動をするタイプですが仲間や尊敬する人物に対する情に厚く、サスケ奪還の際にはその頭脳とリーダーシップを発揮させ、司令塔として活躍しました。
「まいった… ギブアップ!」(第12巻)
シカマルが小隊を組むメンバーは、くノ一のイノと、食いしん坊のチョウジです。彼らは3人のコンビネーションで上手に戦うタイプで中忍試験も力を合わせてくぐり抜けました。そして個人戦に出場。今までシカマルは、影真似の術などでサポートするスタイルだったため個人での戦闘は未知数でドキドキしたのを覚えています。対戦相手は砂隠れの忍であるテマリ、風遁の術を使った好戦的なくノ一ですが彼女も頭がキレるタイプで高度な頭脳戦を繰り広げました。
見事その頭脳戦に勝利し、テマリを詰ませたシカマルですがめんどくせぇからあっさりとギブアップしてしまいます(チャクラ量も低下していた)。彼の類まれなる戦術と戦いのセンス、そして不思議な性格を里に知らしめた名勝負でもありました。
「次こそは…完璧にこなして見せます…!」(第26巻)
これはクールなシカマルの感情的な姿を見ることができるシーンからの名言です。
木の葉を抜けるサスケを奪還するべく同期達でチームを組み任務に向かうナルトたち。その一向を率いるのが知将であるシカマルでした。彼はこの任務のリーダーとして皆を導き仲間であるサスケを連れ戻しにむかいます。
道中で大蛇丸の部下である強敵たちと会敵しながらなんとかサスケ奪還まで後少しのところまでたどり着きました。しかし、作戦は最終的に失敗。死人は出なかったものの仲間に重大な傷を負わせてしまいます。
任務を失敗してしまったこと、サスケをうしなってしまったこと、仲間を傷つけてしまったこと、無事に帰ってこれた安堵感色んなものが入り混じったシカマルの涙と、二度と繰り返さないという覚悟が見える名台詞です。
「…やっぱり…タバコはキライだ… 煙が目に…染みやがる…」(36巻)
シカマルと言えばこのエピソードが1番思い入れのある方が多いのではないでしょうか。タバコ嫌いのシカマルが自分自身でタバコを吸いながらつぶやくこのセリフ。師匠であるアスマに向けての手向けの言葉でもあります。
暁のメンバーである飛段と角都が木の葉を襲撃し、その撃退をアスマとシカマルが命じられます。得意の戦術を駆使しなんとか闘いますが、飛段の奇妙な術によってアスマは致命傷を負います。その後、応援部隊が到着し暁に集合の令がかったため一時休戦となりましたが、アスマは既に瀕死。最後に火の意思をシカマルたちに伝え息を引き取ります。
自分の恩師を目の前で失ったシカマルは、アスマのタバコを吹かしながら静かに泣くのです。そして覚悟を決めたシカマルはその後、飛段との決着をつけることを覚悟。止める綱手に向かって正面から、「逃げてばかりのめんどくせー生き方はもうしない」と言い放ち、駆けつけたカカシとともに飛段との戦闘に向かうのでした。
自来也の名言
エロ仙人こと自来也は、伝説の三忍と呼ばれる忍者でありナルトの偉大な師匠です。作家のような仕事もしており、4代目であるミナトやはたけカカシなどファンも多数いるようです。
お酒と女性が好きでフラフラと遊び回っており、だらしないスケベな人ですが彼も火の意思を継ぐ偉大な忍。ときおり見せる真面目な姿や弟子思いな1面などギャップがまたかっこいいですよね。
「いや違う!ただのスケベではない!ワシは…ドスケベだ!」(第11巻)
自来也を表したような名言がこちらです。ナルトと初めて出会った際の印象的な台詞になっています。ナルトに修行をつけるはずだった教師が不慮の事故(自来也のせい)でノックダウンしてしまったため、強引に自来也に修行を見て貰う約束を取り付けるナルト。
得意のお色気の術を使って自来也を誘惑したりと二人の掛け合いが面白いギャグシーンになっています。その掛け合いで自来也をナルトがスケベだと罵ると、開き直った自来也が口にするのがこのセリフです。
しかしその後自来也はナルトが九尾の器であることを見抜き、その膨大なチャクラを引き出すために口寄せの術を教えます。これが自来也とナルトという師弟の始まりのエピソードでした。
「あきらめねェ…それこそがワシのとるべき本当の”選択”だった!」(第42巻)
この名言は自来也とナルトという師弟の最後のエピソードとも言えるかもしれません。あのお色気の術を披露したときから月日は流れ、ナルトは自来也の立派な弟子へと成長します。
ナルトと木の葉を狙うペインの謎を解くべく、自来也はペインがいる場所へと乗り込み闘います。仙術をつかい善戦しますが謎の力を持つペインに圧倒されついには殺されてしまいます。
しかし自来也は一戦交えたことでペインの秘密を理解し、ペインを止める手がかりを残しナルトにすべてを託すことを決意した際のセリフです。意識が朦朧とする中で、自来也はナルトの師である以上弱音を吐かないことを誓います。弟子の忍道は師匠譲りだと決まっている、ナルトが何があっても諦めない以上師である自分は諦めるわけにはいかないのです。
弟子にすべてを託した名シーンです。
うちはイタチの名言
うちは一族のエリート忍者だったうちはイタチは、里を抜け暁のメンバーとして活動していました。サスケの憎むべき兄として登場し、そのミステリアスな風貌や幻術を得意とする戦い方、両目に光る万華鏡写輪眼など魅力的な要素がたくさんある人物です。
そして物語の後半で、イタチが二重スパイとして汚れ仕事をさせられていたことが発覚。愛する弟だけは殺せず、実弟に殺されることによってその罪を償おうとするなんとも心優しい男でありました。
「許せサスケ、これで最後だ」「お前はオレのことをずっと許さなくていい…お前が、これからどうなろうと おれはお前のことをずっと愛している」(第43巻)
そんなイタチの名言はやっぱりサスケに関する言葉です。小さなころから仲の良かった2人は、いつも一緒に過ごしました。しかしイタチは優秀な忍であるため任務などで家を空ける事もしばしば。
そんな忙しいときに遊びや修行に誘うサスケの額を指で突きながら「許せサスケ、また今度な」というのが2人のよくあるやり取りだったのです。この「最後だ」というセリフは因縁の2人が殺し合い、イタチが力尽きる際にサスケに語りかけた言葉です。
サスケは自分の復讐を果たした後、イタチの辛い運命を聞き自分の目的を兄の無念を晴らすことへと変えていくのです。
その後、穢土転生という死者を蘇らせる術で生き返ったイタチはサスケとともに行動。友であるナルトに助言もするなど本来の一面も垣間見えます。そして彼が穢土へと帰るときに真っ直ぐな言葉で弟に愛を伝えました。