火の意思がここにある! 王道忍者バトル作品『NARUTO―ナルト―』名言・名台詞集! 自分の「忍道」を探せってばよ!
ロック・リーの名言
『NARUTO』の中でも屈指の人気キャラであるロック・リー。初期のナルトと同様、忍術の才能が全く無く落ちこぼれ的な存在であった人物です。しかし彼は努力の天才で、師匠であるマイト・ガイとともに体と体術を鍛え上げ立派な忍になりました。
真面目で硬派な性格と、実直に努力して行く姿が男らしくてかっこよく、サクラの前ではタジタジになってしまうギャップも持ち合わせています。忍術に頼らずとも自分の道を切り開いていくみなに愛されるキャラクターです。
「大切な人を守る時‼」(第6巻)
これは中忍試験でのリーのセリフです。彼は忍術が使えないため「八門遁甲」という人体のリミッターのようなものを解除する訓練をガイとともに行っています。
彼の努力によって身につけた運動能力を更に向上させ体術に磨きをかけるための技術になります。しかし八門遁甲の解除は体にかかる負荷も大きく、リーにとってもリスクが高くなります。その中でも「表蓮華」という技は八門遁甲を開放し、行う危険な技でありガイからは、「大切な人を守るとき」以外の使用を禁じられています。
リーはついにその時を迎え表蓮華を使うのです! 今が! 大切な人を守るとき! あの手に巻いた包帯を解いていくさまがかっこいいですよね。
「木の葉の美しき蒼い野獣…ロック・リーだ!」(第6巻)
サスケ奪還編のベストバウトとの呼び声高い、リーvs君麻呂のときの名台詞です。
サスケ奪還に向かうナルトたちのもとに次々と現れる音の五人衆のリーダーであり、かぐや一族の生き残りである君麻呂が出てきたとき絶望的でしたよね。これ以上足止めを食らうわけにはいかず、最大のピンチ時にリーが現れ、この名乗り文句を言い放ちます。
呪印で自分の骨を武器にして戦う君麻呂と、磨き上げた体術で戦うリー。漫画原作でもアニメーションでも最高のシーンでありました。
綱手の名言
自来也、大蛇丸とならび伝説の三忍とされているのが5代目火影である綱手です。
綺麗な金髪と、歳に見合わない美貌、ナイスボディを持った木の葉一のくノ一であり、ナルトや自来也の大切な存在でもあります。そしてサクラに直接修行をつけるなど火影以外の業務にも積極的。そしてお酒とギャンブルも大好きです。(そこはサクラに受け継がれなくてよかった)
三代目火影の孫にして、初の女性火影である綱手。火の意思を持った彼女の名言です。
「いい男になりなよ⋯?そして⋯立派な火影にな⋯。」(第19巻)
この名言は、ナルト、自来也、綱手、シズネ対大蛇丸とカブトの戦闘を終えて木の葉の里に戻る途中での名シーンと名言です。ナルトを生意気なガキとして認めていなかった綱手ですが、必死に螺旋丸の習得にむけ修行する姿そして、諦めず戦う姿勢をみて一人前の忍だと認めます。
彼女には最も大切にしていた弟と恋人がいました、ナルトの姿は彼らに重なり綱手に大切なことを思い出させます。
火影になることを決心し、木の葉に戻る最中にナルトと口論になりおなじみの喧嘩へ発展……と思いきやナルトを認めていた綱手はナルトのおでこにキスし火影なるように優しく言うのです。羨ましい。
4代目火影・波風ミナトの名言
木の葉の黄色い閃光という異名を持つ4代目火影・波風ミナト。ナルトに封印術をかけた本人であり、その父親でもあります。そしてはたけカカシらの師匠であり、自来也の弟子でもあります。すごい運命的なつながりですよね。このつながりも火の意思というものでしょう。
ナルトと似た黄色い頭髪ですが、三枚目扱いのナルトとは違って整った顔立ちです。性格も温厚で優しい人物ですが何か目にはキリッとしたものがあります。瞬身の術を得意忍術とし、自来也、ナルトも扱える螺旋丸を編み出した人物でもあります。
序盤こそ情報が一切ない4代目でしたが、ペイン戦でナルトと再開を果たしてから少しずつ謎が明かされた人気キャラクターです。
「……オレはお前を信じてる」(第47巻)
ナルトの精神世界で再開をした際に、ミナトがナルトにかけた名言がこちらです。
ペイントの戦闘のさなか、大切な人を傷つけられたナルトは尾獣の力を暴走させてしまい九尾の尾が八本目まで出てしまいます。その際にナルトの精神世界に現れたのがミナトでした。この事態が訪れたときに、出現するよう術式を組んでいたようです。
ナルトは初めて自分の肉親と会話し、自分の境遇や今まであったことなど万感の思いを支離滅裂になりながらも伝えます。すっかり大人になったナルトの可愛らしい部分が垣間見えるシーンでもありますね。
ミナトは自分が父親であること以外にも様々なことをナルトに説いていきます。そして忍者がいる限りこの世界に平和が訪れないかもしれない、自来也はそれを解決しようとしていて託されたのがナルトである、と伝えます。
自分にはできるはずがない、と弱音を吐くナルトに
「お前ならその答えを見つけられる。オレはお前を信じてる」
と言い残し、木の葉の再建を頼んで封印式を組み換え消えていきます。弱音を吐いてしまった息子をそっと慰めて前を向かせる、れっきとした父親の仕事をしたわけですね。
その後自我を取り戻したナルトは、ペインと向き合い木の葉を救う英雄となりました。
心を熱くする『NARUTO』名言集!お前の「忍道」はなんだ!
長年続いた人気漫画なだけあって、ここで紹介したキャラクターや名言の他にも、多くの名シーンや名台詞が登場する本作。
様々なバックグラウンドを持ち、それぞれが自分なりの思い、「忍道」をもった魅力的なキャラクターばかりです。そしてその中には読んでいる自分自身と重なってしまう言葉やキャラクターがいるでしょう。
『NARUTO』という作品は完結してしまいましたが、何度も読み返すことによって私達が受け継いだ火の意思を思い出すことができるでしょう! 自分の忍道を思い出し、諦めず人生を生きるのです!