みんなで歩んできた絆があるから大丈夫。絶対に良いライブになるって確信があります──「トロピカル〜ジュ!プリキュアLIVE2021」 キュアラメール/ローラ役日高里菜さんリレーインタビュー第5回
“海+コスメ”をモチーフに、明るく愉快なストーリーを描く『トロピカル〜ジュ!プリキュア(トロプリ)』。
10月に『映画トロピカル〜ジュ!プリキュア 雪のプリンセスと奇跡の指輪!』が上映されることが決まり、ますます盛り上がりを見せる中、毎年恒例プリキュアシリーズの本格ライブイベントの最新公演「トロピカル〜ジュ!プリキュアLIVE2021 Viva!トロピカSUMMER!LIVE」が、2021年9月25日(土)にパシフィコ横浜 国立大ホールで開催決定!
昨年のプリキュアライブは残念ながら中止となってしまいましたが、今年は新型コロナウイルス対策を徹底した上で行われます。
アニメイトタイムズでは、ライブに出演するプリキュアキャストへのリレーインタビューを実施しています。第5回目に登場してくれたのは、日高里菜さん(キュアラメール/ローラ役)です!
短期集中連載としてお届けしているリレーインタビューですが、メインキャストの方にお話をうかがうのは日高さんで最後。これまでのリレーインタビューの内容も振り返りながら、たっぷりとお話を聞かせていただきました!
以前のリレーインタビュー記事はこちら
「プリキュアLIVE2021」リレーインタビュー第1回 ファイルーズあい
「プリキュアLIVE2021」リレーインタビュー第2回 花守ゆみり
「プリキュアLIVE2021」リレーインタビュー第3回 石川由依
「プリキュアLIVE2021」リレーインタビュー第4回 瀬戸麻沙美
プリキュアになって“本当の仲間”に
──インタビューでファイルーズさんがアフレコに一体感が増しているとおっしゃっていて、皆さんにお話を聞いたところ、同じように感じているとのことでした。日高さんとしてはどうですか?
日高里菜さん(以下、日高):私もそれは感じています! もともとチームワークが良いんですよね。もちろんこの5人でご一緒するのは初めてなんですけど、初めてな感じがしないなと思っていました。回を重ねるごとにチーム感が高まってきて。なんというか……この5人でいると安心しますね。
「プリキュアLIVE2021」リレーインタビュー第1回 ファイルーズあい
──そういった気持ちがローラの声にも乗っているように感じています。
日高:あると思います! みんなで声を合わせて技を叫ぶシーンは特に感じます。話数によってはギャグシーンがあったり、テンポが早かったりするので、そういうところで阿吽の呼吸を感じるというか。「ここでアドリブ入れるかな」って相手のことをなんとなく分かってくるのが嬉しくもあります。
──瀬戸さんにお話をうかがったときは29話の収録日で、「毎週この時間はプリキュアの収録となっているので、この時間がなくなったら寂しいな」とおっしゃっていました。
日高:そうなんです。だから寂しいんですよ〜! 現場でもそういう話をしています。長期間同じ作品に携われるってなかなかないことなので、始まった当初は喜んでいたのですが、そこからあっという間で「もうここまできちゃったんだ!」って。
それほど毎回楽しいんですよね。台本を読むのも、アフレコ現場も、放送を見るのも。だからこそ寂しいです。まだ(そういう気持ちになるのは)早いですけどね。
──まだまだ続いていきますもんね。
日高:この先の展開が楽しみです。どう最終回を迎えるのか想像つかなくて。それこそ5人って年齢もバラバラで。だからずっとこのメンバーで学生生活を送るわけではないことは分かっているんですけど……卒業してしまう姿が想像できなくて、考えるだけでうるっときてしまいますね。
──特に(取材時は)みんなで夏合宿を楽しんでいる最中なので、余計に寂しくなりますね。日高さんの中で特に思い入れのあるお話というのは、やはり変身回「人魚の奇跡! 変身!キュアラメール!」(第17話)になるのでしょうか。
日高:変身回は特別ですね。ずっと楽しみにしていました。先に玩具の声の収録はしていたのでキュアラメールとしてセリフをいうことはあったんです。でもどんな表情で、どう動いて変身するのか、早く見たいなと思ってて。
だから放送を見たときは感動しました。「すごい! かわいい!」って。スタッフさんの愛情も感じました。人魚だったローラが人間になって……プリキュアに変身後は、足が目立つようなパンツスタイルで、ペディキュアが見えていて。そういう細かなところもすごいなって。
ヘアーもすごく好きです。あのグラデーションをアニメーションで描くのはめちゃくちゃ大変だと思うんですけど、すごくかわいくて、目を引くなって。あのボリューム感もいいですよね。
──水色とピンクのグラデーションとあのボリューム感、かわいいですよね。
日高:もうたまらないです!(笑) ローラはずっとプリキュアになりたかったわけではなく、自分の違う夢があって、その夢は現在進行形であるんですけれど……。
人間への憧れや、みんなと同じように生活したいという葛藤が物語の中に散りばめられていたからこそ、より変身のタイミングで盛り上がれたなと。
もともと仲間ではあるんですけど、キュアラメールに変身したことで、みんなと“本当の仲間”になれたような感覚がありました。
──皆さんにお話をおうかがした中で、「キャラクターとキャストが似てる」といったことをおっしゃられていたんですが、日高さんとしては、ローラとの共通点はどのようなところにあると思いますか?
日高:プンプン怒ったりするところ?(笑) 私も比較的分かりやすいタイプなんです。嬉しいときはワーッ!て喜ぶし、悲しい時はしゅーんと落ち込んでしまう。そういうところは似てるなって。
私も「みんな似てるなあ」と思います。デビュー当時、声優の先輩から「まったく同じではないし、違う部分もあるけど、どこかしら似ている部分があるからキャスティングはされてるんだよ」と言われたことがあります。
似ている人をキャスティングしたのか、お互いが近づいていくのかは分からないんですけど、今回のプリキュアは分かりやすくみんな似ているなと思っていて。後ろ姿までキャラクターに見えてくるくらいです。だからキャスティングを考えられたスタッフさんが凄いなって。
特にファイちゃん! まなつのように元気で、みんなを明るく笑顔にしてくれる。そんなパワーを持っている子なので。座長として、いつもみんなを引っ張ってくれています。
アニメ放送開始&映画公開『トロピカル〜ジュ!プリキュア』のファイルーズあいさん、花守ゆみりさん、石川由依さん、瀬戸麻沙美さん、日高里菜さんインタビュー|ファイルーズあいさんは頼れる座長!
──瀬戸さんが前回の取材でテレビを購入されたというお話をされていて。テレビの購入を迷っていたときに、日高さんに背中を押されたとうかがいました。まさにローラのようだなって。
日高:瀬戸ちゃん、テレビの話をしていたんですね(笑)。もともと瀬戸ちゃんとは仲が良くて、高校の時からの付き合いなんです。瀬戸ちゃんはテレビを見ることが好きなんですよね。
それを知っていたので「そんなに欲しいと思うなら良いと思う!」って確かに背中を押しました(笑)。それくらい仲が良いのでトロプリで一緒になれてすごく嬉しかったです。