やっぱりお前がプリンセスだよ! ドロドロの争いの中で見せる覚悟ーー劇場版『プリンセス・プリンシパル Crown Handler』第2章 古賀葵さん、関根明良さん、大地葉さん、影山灯さん、古木のぞみさん インタビュー【ネタバレあり】
新キャラクターたちが活躍する第2章。リチャードへの評価が割れる?
――個性的なキャラクターだったのは、やはりリチャードですよね。
影山:私は最初から怪しいと思っていました!
大地:私もだよ。こういうニヤッとした眼鏡はダメなんです!
影山:こういう男に、皆さんは騙されないでください。
大地:笑ったときの口の形がまず怪しかった。こういう口の形をする人はダメだという決まりが古からあるんです!
影山:最初に撃たれた時点で、こいつ、やったな!って。
――まず肩を撃ち抜かれている時点で怪しいですよね(笑)。
古木:でもニコニコしているから、私、(リチャード)好きなんだよねぇ。
大地:悪い人に騙されるタイプです、あなたは!
影山:高い壺を買っちゃうタイプ!
関根:私も胡散臭いキャラクター好きだから、壺買っちゃうタイプかも……。
影山:だってノルマンディー公の前でニコニコできるメンタルの人なんて、絶対にヤバい人ですよ!
古賀:冗談だけど「貸し1、という事で」って言っているシーンもありましたよね。それを言えるんだって。でも、私もこの口元のほくろがすごく好き……。
大地:そのほくろに、眼鏡に口元、怪しいキャラクターデザインのすべてが揃ってる!
影山:あと、メガネは怪しいとき光るしね、きっと。
関根:反射で目が見えなくなるやつね(笑)。
影山:一番頼れそうな第一王子がもういないという。これからどうするんだろうって思います。
大地:だからこそ、私たちも生き残れるように頑張らないと!
――そんな中、殺されかけましたけど、メアリーはかわいかったですよね。
関根:かわいかった~。
古木:メアリーちゃんも今後、どうなっちゃうんだろうね!
古賀:本当ですよ! 守っていかなきゃ! いや、絶対に守らなければいけない!
大地:純粋で良い子だから、まっすぐ育ってほしいし、自由にさせてあげたい。
古賀:プリンセスへの懐き加減が本当にかわいくて、プリンセスがいるとちょっと笑顔になれるところとか。でも目は寂しそう、みたいなところが、絵を描いている人はものすごいな!って思いました。
関根:お付きの人とピクニックに行けるような環境にさせてあげたい。本当に幸せになってほしい。
影山:侍女の方が心を許せそうな優しい方だったのは、救いだったなぁ。
古賀:だから死なないでって思う。
古木:あぁ、リチャード!!
――あとビリー(CV.河西健吾)とフランキー(CV.もりいくすお)が良かったですね。
影山:また登場しちゃったフランキーさん(第7話case18 Rouge Morgueで登場)。
古木:TVシリーズだけじゃなかったんだ!っていう。
大地:再登場させてほしいという声があったことは聞いていて、でも出ないと思うとも聞いていたのに、意外とすぐに出るじゃん!って思いました。
スタッフ:実は絵コンテのときに監督がわざわざ「やっぱりフランキーを出したい」と言って追加したんです。
大地:そうだったんですね! 愛ですね。この人たちが出てきてくれたおかげで和むというか。やっていることは最悪なんですけど(笑)。
影山:いつも登場はオラオラしているのに、最後はアンジェにキュって絞められてるっていう(笑)。
大地:ビリーも良いキャラだったよね。まさか、最後にあんなに暴れまわるとは思わなかったけど。
影山:だって最初は痴話喧嘩からだもんね。
関根:ビリーも面白かった。
古木:また出てきてほしいキャラ。
大地:最後は縛られたまま放ったらかされていたけど、その後どうなったかは分からないですけど。
――でも、プリンセスとメアリーが乗っている船に爆弾が運び込まれたと知ったら、アンジェたちにとってはそんなことはどうでもよくなりますよね。
古賀:「船にプリンセスが乗っとるんじゃ!」って感じですね。
関根:本当にハラハラだった!
影山:アンジェは相当焦っていたよね。
古賀:今回はプリンセスが絡んでいたから、アンジェがいつにも増して取り乱している感じがして。
大地:声を張るシーンが多かったもんね。
古賀:そうなんです! だから人間だなぁって思って、アンジェの新しい発見もありました。
――アンジェは焦りながら助けに行きましたけど、船に乗っていたプリンセスは逆にすごく落ち着いていて、爆弾を解除しながら乗客も避難させる選択をしていたところが、さすがだなと思いました。
大地:最後に降りると言っているシーンを見て、やっぱりお前がプリンセスだよ!って思いました。カッコいいなぁ。
影山:人間力がすごいよね!
関根:覚悟が見られる箇所が散りばめられていて、だからこそ将来が怖い子だなぁと思います。覚悟が付きすぎているんですよね。自虐的なところもありますし。「私はあなたが思う様な良い姉じゃないわ」と言っていたり、まだどこか閉ざしているところがある。
古賀:あるっ!
関根:アンジェには開けてというのに、自分は開けないところが彼女の決意でもあり頑固なところなのかなって、見ていて心配になりました。
――ただ、そのくらいじゃないと大人たちと渡り合えないのかなとも思いました。
影山:肝が据わってる。大ピンチでも大胆な案で驚かせたりするから。あと、ご心配なくって言っている船長に、ベアトリスは「何を言ってるんですか! 王族の方も乗っているんですよ」って言うところがあるんですけど、そのト書きが「ベアトリス、喚く」だったんですよ。
(一同爆笑)
影山:喚くって! なんかこざかしい感じで書かれていて笑っちゃいました。
大地:やっぱりベアトリスって良いキャラしているんだよね。
古木:あと、爆弾があることを聞いた化粧室で、「この船にばくだっ」って大声で驚くところがやっぱりかわいかった。お約束で、ありがとう!って感じ。
大地:みんなに聞こえるから!っていう(笑)。
影山:ホントにかわいい。今回はあまり出番がなかったんですけどね。実動隊のみんなが守ってくれたから。
古木:でも、ポイントポイントでそういうお約束を出してくるから、今回もごちそうさまでした!