やっぱりお前がプリンセスだよ! ドロドロの争いの中で見せる覚悟ーー劇場版『プリンセス・プリンシパル Crown Handler』第2章 古賀葵さん、関根明良さん、大地葉さん、影山灯さん、古木のぞみさん インタビュー【ネタバレあり】
大佐が怒っていれば怒っているほど安心!? 今では懐かしいベテラン声優とのアフレコ
――ちなみに今回のアフレコは、皆さんで収録されたのですか?
影山:お部屋を二部屋に分けて、チーム白鳩とメアリーが一緒に収録しました。
大地:新キャラが多かったので、ほかのキャストさんがどういう感じで声を入れてくるのか、メアリー以外は分からなかったので、完成した映像を見て、初めてこういう感じだったのかと分かったのは新鮮でしたけど、やっぱり寂しくもありました。
――第1章のアフレコはコロナ前で、他の方々と一緒に収録出来たのが楽しかったとおっしゃっていましたしね。
大地:それが毎回の楽しみだったので。
古木:チーム激渋ね!
影山:今回も良かったなぁ。
古賀:ホントに良かった。声を聞くと安心しますよね。「あ~プリプリ!」って思う。
大地:そうなのよ! 大佐(CV.山崎たくみ)が怒っていれば怒っているほど安心するのよ!「あ~大佐、今日も怒っていますね!」って(笑)。
影山:ドリーショップさん(CV.本田裕之)、またニヤニヤしてる!って。
――チーム激渋は、スパイ組織のコントロールのことなのですか?
大地:いや、ほかにも激渋の方々はいるので。
影山:ノルマンディー公(CV.土師孝也)とかね。
関根:ノルマンディー公は獄激渋ですね! なんかペヤングみたいになっちゃいましたけど(笑)、覚悟して味わわなければいけない方々。
古木:アフレコは入れ替え制だったんですけど、私たちの後がチーム激渋の皆さんだったんです。
関根:そうだったね。
影山:だから残りたかったくらいです。感染症対策でダメだったんですけど、本当はアフレコを見たかったんです。
――第6章までありますし、これから激渋メンバーは増えていきそうな気はしますね。第1章では、ベテランのキャストさんも全て揃っているなか、作品初参加だった古賀さんですが、もうチーム白鳩の面々とは打ち解けましたか?
古賀:そうですね。アフレコだけではなく、生放送やラジオ、取材なども一緒にやらせてもらって、皆さんのいろいろな一面も見ることができた気がします。なので最初にアフレコをしたときより、心を穏やかにして関わらせていただけています。
――皆さんから見た古賀さんの印象はいかがですか?
古木:ガッツリ関わるのが初めてだったんですけど、いつも迷惑をかけているんじゃないかと心配してました。私のこのうるさいキャラで、清純な古賀ちゃんを汚しちゃってるんじゃないかなって。(笑)
古賀:全然! 全然大丈夫なんです。結構誤解されがちなんですけど、私はそういうの全然大丈夫なんです。
大地:あと、実際にラジオをやっていて思ったのは、古賀ちゃんって土壇場になった瞬間にぶっこんでくるんですよ。
関根:そうそう!
影山:一発ギャグをラジオでやっていたときも面白かったしね。声が急に面白くなる。
古賀:うれしい。
関根:最初の挨拶とかも古賀ちゃんが真っ先にぶっこむから、私たちがそれに合わせるような感じになるし。
大地:意外とぶっこむよね?
古賀:おかしくなっちゃうんです(笑)。
影山:そういうおかしくなっているところを、もっと見ていたい!
――では最後に、ファンへメッセージをお願いします。
影山:第2章は派手に動くアクションシーンが多かったので、そういうのが好きな方にも満足していただけるような展開がありつつ、『プリプリ』名物のオシャレな探り合いとかセリフ回しも散りばめられているので、そこも楽しんでいただきたいです。
気になるところで終わるので第3章以降も一緒に楽しんでいただければと思います。これからも応援よろしくお願いします。ベアトリス役の影山でした。
大地:第6章まで続くことになっていますけど、まだ第2章ですからね。これからどういう展開になるのか、キャストも分かっていないのでハラハラしながら待っています。
だから皆さんと一緒に楽しみながら作品を駆け抜けたいと思っていますので、1人も欠けることなく最後まで行けることを信じつつ応援してください! ドロシー役の大地葉でした。
古木:どうもこんにちは、ちせ役の古木のぞみです。第2章はドンドンバンバンと激しい戦いがあって、ちせちゃんが活躍するんですけど、それだけではなく王室の何やかんやがあって、それも気になっています。最後の最後でゾクッとしたんですよ。プリンセスの後ろにアイツがいる! みたいな。
このあとアイツがどうなるのか、ものすごく気になると思います。なので、みんなで第6章まで生きて、ちせも最後まで戦っていければと思います。ありがとうございます!
最後にひとつだけ「カッコいいシーンだな、マジ高まってくる!」と思いながら観ていたら、マジでカッコいい曲が流れてきて「はい、カッコい――!」ってなるので、音楽も注目して観てください。
関根:「空っぽだったから」と言った9話(第9話case20 Ripper Dipper)から変わったようでまだ変わらないプリンセスや、第1章の終わりと第1話の終わりのようなアンジェの気持ちの変化。
劇場版とTVシリーズの対比もあって。第2章を観たら、また第1章もTVシリーズも観たくなるのでは! そしてこの後どうなるのか! 第3章以降も楽しみにして頂けたら嬉しいです! プリンセス役の関根明良でした。
古賀:第2章、皆さんも待ち望んでいたかと思いますし、第1章とは違うスリルを味わえる展開になっていたと思います。そして観られた方は「第3章まだか!」となっていると思います。第2章を観たら、アイツは第1章にいたやつか!と思うので、そこからまた第1章を観ていただき、もう一度第2章を観て、その後第3章を観るという流れでいってくれれば間違いはないと思います!
アンジェ的にも心が揺れ動くシーンがあったり、音楽も戦闘シーンの爆発音もすごいので、劇場で何度もこの迫力を楽しんでいただけたらうれしいです。第6章まで一緒に駆け抜けていきますので、これからもよろしくお願いします。アンジェ役の古賀葵でした。
[取材・文/塚越淳一]
作品情報
変わるのは世界か、少女か――。
アルビオン王位継承者たちが集結!波乱に満ちた大人気シリーズ第2弾!
第2章、2021年9月23日劇場公開。
■あらすじ:
1発で戦艦を沈めるほどの絶大な威力を持った新兵器“ケイバーライト爆弾”。
共和国は王国よりも先んじて開発に成功したものの、実用化された3発を何者かによって盗みだされ、王国側に運び込まれてしまった。
一方、王国では王位継承権第三位のリチャード王子が新大陸から帰国。
王位継承権第一位のエドワード王子をはじめ、同二位のメアリー王女、四位のプリンセスと共に、ロンドンに王位継承権者が集うこととなった。
若き王子の凱旋で賑わうロンドンだったが、帰国パレードの最中、リチャードは何者かによって狙撃されてしまう。
混乱が始まる情勢で、コントロールからチーム白鳩に課せられた任務は、ケイバーライト爆弾とその制御装置の捜索と奪還。アンジェ、ドロシー、ちせは爆弾窃盗にかかわったとされる男の家に向かうこととなる…。
奪われた共和国の新兵器の行方と、王室に迫る危機。
不穏な空気が、アルビオン王国を覆い始める―――
■キャスト
アンジェ:古賀 葵
プリンセス:関根明良
ドロシー:大地 葉
ベアトリス:影山 灯
ちせ:古木のぞみ
L:菅生隆之
7:沢城みゆき
ドリーショップ:本田裕之
大佐:山崎たくみ
ノルマンディー公:土師孝也
ガゼル:飯田友子
■スタッフ
監督:橘 正紀
シリーズ構成・脚本:木村 暢
キャラクター原案:黒星紅白
キャラクターデザイン:秋谷有紀恵・西尾公伯
総作画監督:西尾公伯
コンセプトアート:六七質
メカニカルデザイン:片貝文洋
リサーチャー:白土晴一
設定協力:速水螺旋人
プロップデザイン:あきづきりょう
音楽:梶浦由記
音響監督:岩浪美和
美術監督:杉浦美穂
美術設定:大原盛仁、谷内優穂、谷口ごー、実原 登
色彩設計:津守裕子
HOA(Head of 3D Animation):トライスラッシュ
グラフィックアート:荒木宏文
撮影監督:若林 優
編集:定松 剛
アニメーション制作:アクタス
OPテーマ:「LIES & TIES」Void_Chords feat. Yui Mugino
EDテーマ:「Nowhere Land」アンジェ(CV.古賀 葵)、プリンセス(CV.関根明良)、ドロシー(CV.大地 葉)、ベアトリス(CV.影山 灯)、ちせ(CV.古木のぞみ)
配給:ショウゲート