秋アニメ『世界最高の暗殺者、異世界貴族に転生する』ルーグ役・赤羽根健治さん＆ディア役・上田麗奈さんインタビュー│第1話のサプライズはいい意味で期待を裏切るハードボイルド展開!?

第1話はクライマックスからのサプライズ？第1話の注目ポイントは

――ルーグは人付き合いが苦手ながらも、徐々にほかのキャラクターたちと打ち解けていきます。この変化は演技にどう落とし込んだのでしょうか？

赤羽根：感情については、やっぱり序盤のほうがあまり波風立たないフラットな作りになっていると思います。後半にいくにつれて、作中でも幼少期から4年ぐらい描いているので、否が応でも縮まってくる自然な距離感もあると思います。

そういったところは、監督さんを含め皆さんとすり合わせもしつつ、細かなところまで意識しています。ただ、詰め過ぎることもダメで、たまに「今のは仲が良すぎたね」みたいなディレクションが入ることがあります。

もちろん他の作品でも段階的にお芝居は変化させますが、ルーグに関しては僕の中では結構さじ加減が細かく、今まで演じてきた中でもかなり難しいキャラクターです。。

転生前の人格や感情が強く出てしまうときもあれば、転生してから歩んできた年相応のルーグ君としての反応もあるので、そのバランスは気を付けていますね。特にお父さんと話すときには、精神的なところで前世の暗殺者のほうに重きを置いて演じました。

ディアと喋っていくと前世の暗殺者の部分も多少出てきますが、意外と転生してから芽生えた感情が強く、そのさじ加減や切り替えはルーグの落としどころとして細かくやらせてもらってます。

あとは相対する人によってルーグは顔を変えますが、お芝居としては実は細かな変え方をしているので、どう受けとってもらえるか、ちょっと不安なところです。だからアニメーションと僕のお芝居のさじ加減で上手く伝わってたらいいなと思います。

総じてルーグに関しては劇的にではなく、むしろこの細かい波の中で、如何に色を少しずつ変えていくのか。難しさもあり楽しさもありといった感覚で演じさせてもらっています。

――放送が楽しみです。改めて放送第1話前のタイミングになりますので、注目ポイントを教えてください。

赤羽根：言い方が正しいのかわかりませんが、「これが暗殺貴族なの？」みたいな（笑）。シンプルに言えばサプライズ、間違いなくビックリしていただけると思います。みんな番組表を開くかもしれません（笑）。

話としても、とても見応えのある作りになっていて、個人的にも贅沢なものを見させてもらったなと思っています。今のアニメーションでこんな1話を展開する作品は中々ないでしょうし、いい意味で皆さんの期待を裏切るんじゃないかなと思っています。

冒頭からクライマックス感があって、とてもカッコイイですし、『暗殺貴族』の中では珍しく派手なアクションが描かれています。ぜひご期待ください。

あと、オープニング映像がダーティなテイストでカッコよく、楽曲も含めてかなりオシャレな仕上がりになっています。

上田：確かに。そうですね。エンディングも、テイストを変えてディアを前面に押し出していて、曲もかなり素敵なんです。

赤羽根：しかも、とあるギミックが盛り込まれているので、毎話見逃さずに見ていただきたいですね。

――上田さんはいかがでしょうか。

上田：原作には描かれていなかった部分も描きつつ、そのキャラクターの個性や想いに感情移入しやすい形に作ってくださっています。その辺りは見ていて、初めて『暗殺貴族』に触れる方にとってもわかりやすいはずです。原作を読んでいた方にとってもより理解が深まるので、魅力的なポイントだと思います。

――最後に放送を楽しみにしている読者の方へメッセージをお願いします。

赤羽根：上田さんがおっしゃっていましたが、異世界モノとしてファンタジーな要素もありつつ、人間ドラマに主軸を置いた内容かつ、原作ファンの方にも楽しんでいただけるオリジナル要素もあるので、見応えがとてもあると思います。

ぜひ、1話たりとも見逃さずに見ていただきたいです！　様々なキャラクターが登場しますが、特に主人公・ルーグと3人のヒロインの人間ドラマにご期待ください。

上田：アフレコのときにスタッフのみなさんが、「これはヒロイン3人からルーグへの愛の物語にしたいんです」とお話を伺って、なるほどと思いました。

みんながそれぞれ思っていることがちゃんと伝わる膨らませ方になっていますし、その愛情を受けることで、ルーグが第2の人生をかけて少しずつ成長していきます。

暗殺者という冷徹なイメージとは異なる印象も受ける作品になっていますので、その辺りも注目しつつ見ていただくのも楽しいのかなと思います。ぜひ1話からご覧ください、よろしくお願いします。

――ありがとうございました。

[取材・文／うご]

TVアニメ「世界最高の暗殺者、異世界貴族に転生する」作品情報

10月6日（水）よりTVアニメ放送スタート！

あらすじ

世界一の暗殺者が、暗殺貴族の長男に転生した。

彼が異世界で請け負ったミッションは只一つ。

【人類に厄災をもたらすと予言された《勇者》を殺すこと】

それこそが世界最高の暗殺者が、新たな人生で果たすべき使命であった。

現代であらゆる暗殺を可能にした幅広い知識と経験、そして異世界最強と謳われた暗殺者一族の秘術と魔法。そのすべてが相乗効果をうみ、彼は史上並び立つものがいない暗殺者へと成長していく――。

「面白い、まさか生まれ変わってもまた暗殺することになるとはね」

転生した"伝説の暗殺者"が更なる高みへと駆け上がる!

限界突破のアサシンズ・ファンタジー!!

放送＆配信情報

AT-X：10月6日より毎週水曜日 23時00分～
毎週（金）11：00 ※リピート放送
毎週（火）17：00 ※リピート放送
※週1話ずつ3回放送

TOKYO MX：10月6日より毎週水曜日 25時05分～
KBS京都：10月6日より毎週水曜日 25時05分～
サンテレビ：10月6日より毎週水曜日 25時30分～
テレビ愛知：10月6日より毎週水曜日 26時35分～
BS日テレ：10月7日より毎週木曜日 23時30分～
ABEMA 10月6日より毎週水曜日 23時30分～

※ 地上波先行・単独最速配信！

その他サイトも順次配信予定

STAFF

原作：月夜涙（株式会社KADOKAWA 角川スニーカー文庫刊）
キャラクター原案：れい亜
監督：田村正文
シリーズ構成・脚本：高山カツヒコ
キャラクターデザイン：長田絵里
総作画監督：吉川佳織（studioぱれっと）
サブデザイン：藤井ありさ（チップチューン）
武器デザイン：氏家嘉宏
プロップデザイン：今田茜
美術監督・美術設定：吉山裕也（コスモプロジェクト）
美術補佐：込山明日香（コスモプロジェクト）
色彩設計：吉田隼人
撮影監督：新谷優子
グラフィックデザイン：柏原進
3Dディレクター：江田恵一（チップチューン）
編集：瀧川三智（REAL-T）
音響監督：土屋雅紀
音響効果：川田清貴
音響制作：グロービジョン
音楽：黒田賢一
音楽制作：ランティス
アニメーション制作： SILVER LINK.×studioぱれっと
製作：暗殺貴族製作委員会