『東京カラーソニック!!（カラソニ）』「Unit.4 海吏×神楽」発売記念武内駿輔さん＆江口拓也さんインタビュー｜気になるポイントは“海吏のバックボーン”

4ヶ月連続でドラマCD&各ユニットCDのリリースが決定している、大人気イラストレーター・冨士原良先生がキャラクターデザインを手がける新作オリジナルCDコンテンツ『東京カラーソニック!!』。

本作では、208X年の日本を舞台に、千葉翔也さん、上村祐翔さん、斉藤壮馬さん、中島ヨシキさん、梶原岳人さん、木村良平さん、武内駿輔さん、江口拓也さんらが演じる各キャラクターたちがそれぞれペアを組み、1年に1度開催される音楽の祭典「東京カラーソニック」での優勝を目指す物語が展開されていくとのこと。

そんな『カラソニ』のドラマCD「東京カラーソニック!! Unit.4 海吏×神楽」が2021年9月24日に発売！　今回は、大阪校所属・ボーカル担当の海吏と東京校所属・作詞作曲担当の神楽の物語が収録されています。

アニメイトタイムズではドラマCD「Unit.4 海吏×神楽」発売記念インタビューと題し、アフレコ後の倉橋海吏役・武内駿輔さん、高槻神楽役・江口拓也さんにドラマCDのポイントなどをお聞きしました！

以前のインタビューはこちら

「Unit.1 嵐×宙」千葉翔也×上村祐翔
 「Unit.2 伊織×春飛」斉藤壮馬＆中島ヨシキ
 「Unit.3 永久×未來」梶原岳人＆木村良平
　

気になるポイントは“海吏のバックボーン”

——本日はご収録、ありがとうございました。今回の台本をお読みになった際、どう感じたかをお聞かせください。　　　　　　　　　　　　　

武内：非常に良いストーリーだと思いました。神楽のテーマが自分自身の戦いというのが意外でしたね。海吏のバックボーンはいろいろな方向に行けると思いますが、自分を自分で追い詰めてしまう部分が神楽にあったのは意外でした。もちろん前からそういう節はありましたけど、周りが思っている以上に自分の中に入ってしまうというか。そこが面白いなと思いました。

江口：自分のキャラクターはもちろん、バディの海吏がどういうバックボーンでくるのか楽しみにしていました。海吏は天才だからあんまり何にも執着しないタイプだったとは思うんですが、親友が命を落とすまで思い続けていた情熱や執着に心を動かされたんだなと。

天才からしたらその執着っていうのは自分の理解の範疇を超えるものだと思うし、何にも縛られていない自由な人間が誰かの作った執着に動かされるというのは神楽に対しても同じで、神楽が自分の音楽に対する執着にまっすぐであればあるほど海吏は動かされるものがあるんだなと。

天才でも作れないものってそういうものだと思うから、良いバディだと思いました。神楽はクソマジメすぎるから海吏みたいな枷を外してくれる存在がいないとダメだしある意味そこで自由を手に入れられる。二人の補いあう関係性がいいなと思いました。

——ペアとなったふたりが初巻ドラマ時より濃く絡みましたが、演じられていかがでしたか？　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

武内：楽しかったですね！

江口：そうだね。前回（Prologue時）にはなかった本音というか、まっさらな状態での会話も最後にはしっかりとあったし。

武内：そういう関係値のキャラクターって実際に演じていてもすごく面白いというか。

江口：喋りがいがあったよね。

武内：ですね！

江口：ボリューム的にも多かったしね。途中から武内くん、「多いな！？」って言ってたもんね（笑）。

武内：気づいたらすごいページ数あるなって（笑）。

江口：でも意外と収録はぽんぽん進んで行ったから、実際そのボリュームをあんまり感じさせなかったよね。

武内：確かに！そういう意味でも、二人の会話のテンポの良さを楽しんでもらえると思いますね。

——今回の物語を演じる上ではじめて知った、キャラクターの一面はございましたか？

武内：神楽があんなに野菜が好きだったとは（笑）。あそこまで野菜で一喜一憂するキャラクターも珍しいなと思いました。自分のために食べるのではなく、生産者の方の気持ちを考えて食べるという。そんな情熱があったの？ってびっくりしちゃいました（笑）。

江口：神楽は父と会話をしていると意外に可愛いんだなと思いましたね。お父さんは案外彼に優しいんですが、それに対して思春期の延長じゃないですけど、駄々をこねてしまう子どもみたいなところがあって（笑）。

そこもひっくるめて可愛いなと思いましたね。そういう部分をわかってくれる海吏の大人な面もあったりして、バランス感が良いなと思いました。

——一緒に収録している中で、最も心に残ったシーンはございましたか？　　　　　　　　

武内：お父さんと神楽のシーンですかね。お父さんは神楽のことをそこまで子どもとは思っていなくて、期待をしているし成長してほしいからこそのアドバイスもあって。

個人的に親子関係が描かれている作品が好きなので、こんなご時世の中、お父さんと神楽が揃ってお芝居をしているところを見れたのは貴重でしたしすごく嬉しかったです。あとは海吏と神楽二人揃っての最後のナレーションも好きでしたね。

江口：海吏が病室で親友と約束をするまでの流れは、一番丸裸になっているなと思いました。普段は道化師みたいに自分を使い分ける海吏だけど、あそこに至ってはなんの仮面もつけていない瞬間だと思うので。それを経ての最後の配信の場面に繋がると思うと、あのシーンがきいてくるというか、心に残るものがありましたね。

——ご自身が演じたキャラクターを一言で表現するとしたら、どんな人物でしょうか？

武内：海吏は思いやりがあるし優しい人ですよね。なんだかんだ神楽が悶えている姿をちゃんと認識しているし、おまえは今こういう状態なんだよって相手に言ってあげることも彼にとっての自覚のない優しさなんだと思いました。そういった意味でも、一言で言うなら「人思い」ですかね。

江口：神楽はすごく「一途」な人なんじゃないかなと。音楽に対する気持ちも、父に認められたいっていう一途さによって周りが見えなくなってしまったところもあったと思うので。とはいえ一途って尊いし、素晴らしいことだと思います。