音楽
i☆Ris デビュー9周年記念ライブ「Queen's Message」レポート

「i☆Ris 9th Anniversary Live ~Queen's Message~」レポート|これからもまだまだ大きいステージに立っていけるよう頑張っていきます!

2021年11月7日(日)、声優アイドルユニット『i☆Ris』が幕張メッセで「i☆Ris 9th Anniversary Live ~Queen's Message~」を開催した。

昨年の「i☆Ris 8th Anniversary Live ~88888888~(パチパチ)」からちょうど1年。今年はファンの前でデビュー記念のメモリアルライブを行える状況になって本当に良かったと思う。

少し昨年のことに思いを馳せてみよう。

一曲目の『幻想曲WONDERLAND』で久保田未夢さんが「次ライブする時は……みんなの声が直接聞こえますように!」と願ったり。

『ayatsunagi』のテーマ性とメロディが作り出した世界観に多くのファンが釘付けになった時、芹澤優さんの瞳に何かが浮かんだり。それを見て、茜屋さんが優しく微笑んだり。

ライブのエンディングで花火が打ち上がり、山北さん、若井さんの感情が爆発したり。


色々なエピソードが詰まった8周年ライブから1年が経ち、今年はクイーンたちからのメッセージがファンに届けられることになった。

初の単独幕張メッセ公演!

『i☆Ris』の歴史上、初の単独公演となる幕張メッセ。会場に近づくにつれ、徐々に周囲を歩く人々の空気感に懐かしさを覚えた。

社会状況の変化から一旦の落ち着きを取り戻しつつあるが、まだまだ油断できない状況。そんな中でも「記念すべきこの日を精一杯楽しもう」という表情がマスク越しにも伝わってくる。

当日の昼間。こんな嬉しいニュースも飛び込んできた。芹澤 優さんのInstagramフォロワーが6万人を突破した(Twitter、Tik Tokと合算すると、238,000人超)。

公演直前に芹澤さんのInstagramのストーリーを見てみると、前髪のこだわりについて触れていた。

記念すべき9周年ライブに向けて、

メンバーそれぞれの意気込みはこちら

“Queen's Message”開演会場が暗転すると、

久保田さんの「あれーここどこだろう?」から「幻想曲WONDERLAND」がスタート。

“Queen's Message”のタイトル通り、クイーンをモチーフにしたきらびやかな衣装に身を包んだメンバーが椅子に腰掛けた状態で姿を現した。

Aメロを歌いながらステージの階段を降りる“クイーン”さながらの5人のオーラが半端ない(もはや神々しさを放っていた)。

最後の決め台詞では、「9周年『i☆Ris』ちゃんおめでとう!これからもまだまだ大きいステージに立っていけるよう頑張っていくからよろしくな!!(久保田さん)」と熱いマニフェストが飛び出すと、「ありえんほどフィーバー」のイントロが間髪入れずにスタート。

「ここからフルスロットルだ」と言わんばかりに5人のクイーンがマントを脱いだ。

若井さんと山北さんがセレクトした衣装はノースリーブ。大人の色気で勝負するまさに“キラークイーン”だ。

プリンセス感も残しつつ、クイーンにまとめてきたのある芹澤さん、久保田さんも可愛らしくて艶やかで、茜屋さんの健康的な“腹チラ”も眩しい。

2019年のライブツアー「i☆Ris live Tour 2019 ~FEVER~」のオープニングナンバーとして、全国各地を熱く盛り上げた「ありえんほどフィーバー」。

グググっと幕張メッセ全体に熱を届けたところで3曲目はリーダーの山北さんが作詞を務めた「5STAR☆(仮)」へ突入。

先日、レクチャー動画が事前に公開されていたので、会場はサビからクラップまで完璧な仕上がりだ。

「5STAR☆(仮)」はメンバーそれぞれの個性を表現した自己紹介パートがある楽曲。明るく笑顔で楽しく歌い上げるメンバーの表情が印象的だ。

続いては、この日がライブ初披露となる「Cheer up」。2020年以降徐々に色濃くなってきた「i☆Ris」のK-POP路線を象徴する一曲は高難易度の振り付けとこれまでとは毛色の違う歌唱が印象的な一曲だ。

「Cheer up」のダンスのやばさについてはRAB(リアルアキバボーイズ)が語るこちらの動画をチェック!

続いては、「i☆Ris」17枚目のシングル「Endless Notes」のカップリングとして収録されている「イノセントイノベーション」。

ミディアムバラードの表題曲に対して、ポップで明るい等身大のラブソングだ。

細かい歌詞割や声色の変化など当時から印象に残っていた楽曲をこのタイミングで聴くことができて率直に嬉しくなったファンも多いはず。

ここまで5曲を披露したが、4月より開催したツアーの楽曲に頼ることなく、ストイックに、5人体制としては初となる楽曲たちを披露。『i☆Ris』ほどのキャリアになると、新曲を覚えるよりも、身体に染み付くほどに繰り返してきた楽曲の歌詞割や立ち位置、動きのフォーメーションを覚え直す方が大変かもしれない。

そうした苦労を全く見せることなく、最高のパフォーマンスを魅せている5人の姿勢に心から素晴らしいと思うばかりだ。

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