【名言】人気作品『ドラゴンクエスト ダイの大冒険』の原作漫画より、アバンの使徒たちや魔王軍の名セリフを集めてみた!
大魔王バーン&魔王軍幹部たちの名言
大魔王バーン
・今のはメラゾーマではない…メラだ…
あまりにも有名すぎる一言。おそらく本作を知らずともこのセリフを知っている人は多いのではないでしょうか。小さな火の玉にしか過ぎないバーンのメラが、ポップのメラゾーマを遥かに超える威力を誇っており、この時点でのダイたちとの実力差は歴然。
凄まじいまでの絶望感があったのは言わずもがなですが、その後に繰り出してきたバーンの“カイザーフェニックス”の迫力や、その優美な見た目も印象に残ります。
・鍛え上げて身につけた強大な力で弱者を思うようにあしらう時 気持ち良くはないのか?
閃華裂光拳を受けた腕を自ら切り落とし、すぐ再生できるにも関わらず今がチャンスと言わんばかりにマァムをけしかけるバーン。マァムはその誘いに乗ってしまうのですが、ポップが制止して事なきを得ます。完全に手のひらの上で踊らされてしまった形のマァムが「そんな生殺しのような真似をして面白いのか」と問うと、バーンは「面白いね」と即答しこう語るのです。
力こそがすべてと考えているバーンのキャラクター性が、理解しやすいセリフのひとつではないでしょうか。
・……知らなかったのか…? 大魔王からは逃げられない…!!!
これもあまりに有名なセリフ。窮地に陥りポップのルーラで逃げようとするものの、結界に阻まれ絶望的な状況に陥るダイたち一行。その際にバーンから出たのがこの一言なのです。
強敵(ボス)との戦闘では逃げられないゲーム『ドラゴンクエスト』のルールを上手く盛り込んでおり、バーンとの戦いから簡単には逃れられないことをこれでもかと示していましたね。
ミストバーン
・大魔王さまのお言葉はすべてに優先する…!!
ミストバーンの代名詞であるセリフです。バーンの側近を務めており、魔王軍の中その忠誠度はピカイチ。そんな彼の最優先がバーンの存在であり、行動原理でもあることを端的に表しています。
・…壊れた玩具はこうなるのが運命だ…
魔王軍に所属していた頃のヒュンケルに、暗黒の闘法を教えていたのがミストバーン。因縁あるふたりが過去の清算のため鬼岩城で戦った際の一言です。なぜここでヒュンケルを“玩具”と称したのか、そもそもなぜ戦い方を教えるなど面倒を見ていたのか、彼の正体や隠された意図といった謎が深まる一幕でした。
・人から人へ自分の成り上がりだけを目当てにうろつくドブネズミなど私は絶対に信じぬ!
ドブネズミとは随分な言い様ですが、これはダイたちではなくザボエラへの一言。ザボエラはハドラーを超魔生物に改造しておきながら黒の核晶を故意に見逃しており、巻き添えさえ食わなければハドラーが死ぬことで出世できると考えていたのです。これは信用などできるはずもないので、ミストバーンの発言はド正論に聞こえる部分があります。
ザボエラ
・子供が絶対にさからえんもの…それは“親”じゃっ!!
ダイたちに対しブラスを人質にとるクロコダインですが、元はといえばザボエラが唆した策。その場面で高みの見物を決め込んでいた際の発言ですが、そんな汚い手段ですら他人にやらせて自分は表に立たないあたり、ザボエラというキャラクターが非常によく表れているシーンでもありました。
・強者とは強い奴のことではない! 戦いの場に最後まで残っていた奴のことよっ!!!
死んでしまっては元も子もないので、最後まで残っていた者が強いというのはある意味では正論です。ただし、そのために次から次へ媚びを売る相手を変えていては、信用は得られないのではないでしょうか。ミストバーンですら「人から人へ自分の成り上がりだけを目当てにうろつくドブネズミなど私は絶対に信じぬ!」切って捨てたくらいですしね。
・ワシの理想!! それは 自分の肉体は一切傷つかずに思い通り動かせて なおかつ一方的にいたぶれる…そんな能力っ…!!!
最低の発想にも程がありますが、ザボエラらしい発言ではあります。ただし、こと戦いにおいては理にかなった発想であるのもまたタチが悪い部分で、手段の是非はどうあれ策士としては優秀であることがわかります。
キルバーン
・こういう弱いヤツが成長したようなタイプはチームのムードメーカーになるからね
挑発に乗って死の大地まで単身追撃してきたポップに対して。キルバーンはポップをダイたち一行の中でも重要な立ち位置にいると判断し暗殺を狙っていたのでした。相手の特徴や状況をよく分析しており、厄介な敵であることが窺えます。
・死神は相手を確実に殺すのが仕事…ころんだからにはタダでは起きないのさ…!!
ハドラーの首をはねるべく放たれたバランのギガブレイク。しかし刃が通らず、ダイとバランの策は失敗に終わります。理由はこの戦いの前に一度バランがキルバーンを胴切りにしており、その血がバランの真魔剛竜剣を腐食させていたというものでした。自分の体にすら罠を仕込んでいたことも驚きですが、体を真っ二つにされてなお平然と復活している点も見逃せない部分です。一筋縄ではいかないキルバーンの不気味な一面が見られた一幕ではないでしょうか。
・蜘蛛の巣にはまってもがく昆虫のように… 罠にはまって 狼狽している 相手を見るのは最高さ…!!
罠を用いて暗殺を行うキルバーンですが、素の実力も高いものを持っています。このセリフは、終盤にある相手と1対1で戦った際のもの。このバトルは互いに策を弄する化かしあいとなっており、その応酬は手に汗握ること請け合いです。
フレイザード
・ここは戦場だ! 殺し合いをするところだぜ 男も女も関係ねェ 強い奴が生きて弱い奴は死ぬんだよ!! 傷つくのがイヤなら戦場に出てくるんじゃねえ!!
原作漫画では、炎の半身側の腕でマリンの顔を掴み上げて焼くというえげつない行為を行っていたフレイザード。その行為をアポロに咎められた際のセリフがこれなのですが、やってることの外道っぷりから、自分の行為の正当化をしているだけなのがよくわかります。
・オレは戦うのが好きなんじゃねぇんだ…勝つのが好きなんだよォォッ!!!
良くないことだとはわかりつつも、ついつい共感したくなってしまう人も結構いそうなのがこのセリフ。やはりどんなことでも勝利をもぎ取った瞬間はたまらないものです。また、フレイザードは名誉や手柄に強いこだわりを持っており、それを満たすために勝利を誰よりも望んでいるとみることもできます。
・バクチってのはな…はずれたら痛い目みるからおもしれぇんだよ!!
ダイの空裂斬が自身の核を掠めたことから、自分自身の体を弾岩の群れに変える“弾岩爆花散”の使用を決断したフレイザード。この技はフレイザード自身も大きなダメージを受けてしまうのですが、ここで自分かダイのどちらが先に死ぬかのバクチに打って出た際のセリフ。
やはりフレイザードのセリフは良くないことだとはわかっていても、ついつい共感してしまうものが多いです。最初からやらないという選択肢を取れれば賢いのですが、スリルを求めて賭け事にのめり込んでしまう人も少なからずいることでしょう。