TVアニメ『逆転世界ノ電池少女』クライマックス直前！黒木ミサ役・井澤詩織さんインタビュー｜バルザック山田さん(CV.杉田智和)の刺さるセリフや、電池少女が3人でいるときのミサの立ち位置も楽しみにしてほしい！

井澤さんが考える、オタク文化の中で一番失われてほしくないものとは？

――ガランドール「キャット３(CT2)」での戦いですが、変形合体しました。コタツと合体するところが面白かったです。

井澤：ホント、台本を見たとき「これ誤植かな？」と思ったんですけど、これは“コタツ”でいいのか？って思いながらアフレコをしていました。

――言い方とか、やけにカッコ良かったんですけど、そこはこだわったのですか？

井澤：私の中で勝手に読み方は、「コー・ター・ツー」かな？と思ってやったんですけど、違うとも言われなかったんです。でも、「コタ・ツー」でも良かったのかな？　

――最後はゲームをしながら細道に寄りかかって「今度は負けないよ、お兄ちゃん」と言うところもかわいかったです。

井澤：ありがとうございます(笑)。

――ちなみに、電池少女の中では誰が推しなのですか？

井澤：私はもうファイルーズあいちゃんの声が大好きなので、りんちゃんが何をしゃべっても「かわいい！」って言ってます。ボクっ子なのにキューティーだし、スレンダーな体型も好みなので、りんちゃん推しですね。

夕紀はニ面性のあるアイドルですけど、それってファンタジーみたいに言われがちですけど、私から見ると一番健全でリアルだなと思うキャラクターで、どちらかというと毒を吐いている夕紀に人間味を感じるので、そっちのシーンが好きで、かわいいです。第8話で夕紀がヤミッターでアンチと「むにゅにゅにゅ」とか言いながら戦っていて出撃できないシーンもめちゃめちゃ好きなんです(笑)。本気で(アンチ)ファンの言葉を受け止めて、本気で返すっていう夕紀のスタンスはいいですよね。

――アフレコはいかがでしたか？

井澤：コロナ禍でのアフレコではあるんですけど、私としては唯一メインキャラクター同士の掛け合いがしっかりできた作品でした。結構広めのスタジオに細道くんと電池少女3人が入れたので、「アフレコやってんね、うちら！」って言いながらやっていました(笑)。

――細道との掛け合いはどうでしたか？

井澤：山下誠一郎さんとは初めてご一緒したんですけど、予想外のところから球が来たりするので「こう来たか！」っていう意外なやり取りができた気がします。

この作品は予告も凝っていて、バルザックさんが基本的にタイトルを言って、カッコの中を誰かが言うんです。そこを山下さんが言うと、そういう言い方！！って思うんです。具体的に言うと、第7話の予告の(出てこい！)の言い方は、それか～！って思いました。

――では、少し作品から話を変えて、井澤さんが好きなサブカルなものは何ですか？

井澤：私は結構いろいろなものをかじっていて、いろいろなオタクなんですけど、大枠で考えたとき、オタク文化の中から一番失われてほしくないものや「萌え」という感情だなと思いました。

「萌え」という感情がわからないという人が結構いて、好きとはまた違うんでしょ？って言われるんです。それをいろいろな人に何度も説明したことがあるんですけど、この「萌え」という感情を未来まで届けたいと思うんですよね。

日本以外ではあまり使ってこなかった言葉だから海外では訳せない、みたいな感じなので、これを海外の言葉に置き換えられないのかなぁと思っています。

――ちなみに井澤さんは何に「萌え」るんですか？

井澤：私は、生粋のBLオタクです(笑)。

でも、そもそも声優オタクだから声優になったし、アニメも好きだし漫画も好きだし、妖怪とか深海魚とかカメラとか多趣味なので、幻国にいたら大罪人として捕まっていると思います(笑)。唯一乙女ゲームだけは嗜んでいないかもしれない。

――この仕事が天職みたいな感じですね。

井澤：最高なんですけど、それについて私のほうが好きですけど、なぜ私は呼ばれないんですか！みたいなこともよくあるので、ショックも大きいですよ(笑)。

――よくわかります。

井澤：だから好きな気持ちは発信していかないと伝わらないんだなと思いました。今までは、この作品が好きって言っていると逆に関われないのではないかと思って、オープンにして来なかったんですけど、ここ数年は言ったほうが届くなと思っています。

――でも、そうやって何でも熱中できると、生きていても楽しいですよね。

井澤：それは思います。私、双子なんですけど、双子なので趣味嗜好は似やすくて、一人が良い！と思ったら、すぐそばに布教する相手がいるんです。そういう環境で育ってきたのは恵まれているなと思います。しかも本とかなら1冊持っていれば家で共有できちゃうから、最高の環境で育ちました(笑)。

――それでは、『逆転世界ノ電池少女』の今後の見どころをお願いします。

井澤：バルザック山田さんのセリフが刺さる刺さる！って感じなので、みんな楽しみにしてほしいです。あとは、空っぽだった細道くんがどう満たされていくのか。そして田中さんに注目を！きっと大活躍します。

ミサ的には、第8話までは細道との距離を詰めていく回で、ようやくほかの電池少女との絡みがはっきりと見え出すので、3人でいるときの立ち位置……そのときはツッコミに回るので、そういうところを楽しんでほしいなと思います。

――ちなみに、この作品でやってみたいことはありますか？

井澤：せっかくオリジナル作品を演じる機会をいただけたので、何かみんなで集まったりしたいですよね。今日話したことはあくまで私の考えなんですけど、実は正解があるのかもしれないので、スタッフさんたちにも聞いてみたいことはたくさんありますね。

だからそういうお話ができるイベントがあればいいなと思います。作中に散りばめられている元ネタも、監督たちが「気づかれなくてもいいや」ってぶち込んでいるネタもたくさんあると思うので、そういうのも全部解説してほしいです。

あとはキャラクターソングも欲しいです！　キャラクターが魅力的なので、キャラクターを掘り下げる何かがあったら個人的には嬉しいです。

――では最後に、ファンへメッセージをお願いします。

井澤：オリジナル作品だからこそ先の予想ができなくて、ドキドキしながら毎週アニメを楽しめているのではないかと思います。私たちもアフレコをしていく中でどんどん次の展開を知っていった感じだったので、皆さんもオリジナル作品だからこその楽しみ方をしていただければと思います。放送日の差はあるかもしれないですけど、基本的にはみんなで同じタイミングで最終回を見られると思うので、ぜひ最後までこの世界がどうなるのかを見届けてください。

［文・塚越淳一］

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イベント情報

ネットサイン会開催決定

赤城りん 役のファイルーズあいさんによる、直筆サインとお宛名を入れた『逆転世界ノ電池少女』特製ミニ色紙をプレゼントするネットサイン会の開催が決定しました！

・詳細はこちら

開催日時：2021年12月12日（日）13時00分～
※開始時間は変更になる場合がございます。
※終了時間は未定です。
ネットサイン会：当日は下記アカウントにてサインを書いている様子をリアルタイムで配信いたします。

□『逆転世界ノ電池少女』公式Twitterアカウント

オリジナルTVアニメ「逆転世界ノ電池少女」作品情報

放送情報

2021年10月11日(月)より放送スタート！
AT-X：10月11日より 毎週月曜 23:00～
※リピート放送：毎週水曜 11:00～、毎週金曜 17:00～

TOKYO MX：10月11日より 毎週月曜 24:00～
読売テレビ：10月11日より 毎週月曜 25:59～
BS11：10月11日より 毎週月曜 24:00～
※放送開始日・放送時間は変更となる場合がございます。予めご了承ください。

　

配信情報

d アニメストアにて地上波同時・単独最速配信決定！
d アニメストア 10 月 11 日より 毎週月曜 24:00～
ABEMA プレミアム(見放題) 10 月 14 日より 毎週木曜 24:00～
ABEMA アニメチャンネル(無料) 10 月 14 日より 毎週木曜 25:30～ ※配信後1週間無料

その他サイトも 10 月 18 日（月）24:00 以降、順次配信予定！
＜見放題サイト＞
niconico(ニコニコ生放送／ニコニコチャンネル）／GYAO! ／ひかり TV／FOD／バンダイチャンネル／
Hulu／TELASA／J:COM オンデマンド／みるプラス見放題プレミアム／アニメ放題／Amazon／
アニメカ／U-NEXT／Tver／ytv MyDo!

＜都度課金サイト＞
Rakuten TV／DMM.com／music.jp／ビデオマーケット／HAPPY!動画／クランクイン！ビデオ／
ムービーフル plus
※配信日時は変更になる場合がございます。予めご了承ください。

　

イントロダクション

西暦2019年、改元を目前とした日本。その上空に突如現出した異次元の裂け目。そこには天地逆転した異世界「真国日本」があった。

かつての軍国主義を維持したまま、永世昭和の世を続ける並行世界は、現行兵器を無効にするガス兵器「幻霧」と巨大人型兵器「伽藍」を駆使し、私たちの日本を軍事的侵略。瞬時に政府を掌握し、事実上の征服を果たす。

我らに「令和」という時代は訪れなかった......。

―――それから十年後。真国の属国として生まれ変わった幻国・日本。厳しい検閲の中、かつて隆盛を誇ったマンガ、アニメ、アイドル等のサブカル文化は完全に死に絶えた......かに見えた。

しかし、Otaku is not dead!

サブカル文化を守るため真国に真っ向から抗う集団が存在した。その名も秘密結社「アラハバキ」。そして主力兵器「ガランドール」と、その動力源となり戦う少女たち。人は彼女たちを称してこう呼んだ…、電池少女と…。

　

スタッフ

原作：伽藍堂
監督：安藤正臣
シリーズ構成：上江洲 誠
キャラクター原案：渡辺明夫
キャラクターデザイン：黒澤桂子
プロデュース：EGG FIRM
アニメーション制作：Lerche

オープニングテーマ：『Fever Dreamer』Mia REGINA
エンディングテーマ：『Reverse-Rebirth』鈴木愛奈

　

キャスト

久導細道：山下誠一郎
赤城りん：ファイルーズあい
蒼葉夕紀：鈴木愛奈
黒木ミサ：井澤詩織
東雲アカツキ-：寺島拓篤
真神ハヤテ：日高里菜
佐斯神ムサシ：藤井ゆきよ
神水流ヤクモ：下地紫野
バルザック山田：杉田智和
神楽坂ミミ：豊崎愛生
宗方安寿：福地教光
鵜飼：松田健一郎
メガネ：水島大宙
キャップ：葉山翔太
ポチャ：金子隼人
田中ナスターシャ：？？？

　
オリジナルアニメ「逆転世界ノ電池少女」公式サイト
オリジナルアニメ「逆転世界ノ電池少女」公式ツイッター（@denchi_project）