秋アニメ『ヴィジュアルプリズン』ハイド・ジャイエ役:蒼井翔太さんインタビュー|美しいものには棘がある……薔薇のような存在【連載第10回】
原作・上松範康氏、音楽・Elements Garden、キャラクター原案・片桐いくみ氏、制作・A-1 Picturesで贈るオリジナルTVアニメーション『ヴィジュアルプリズン』が現在放送中です。
本作は、ヴァンパイアという宿命を生きる者たちが、「歌」を通して、「仲間」そして「自身」と向き合っていくストーリーとなっています。
今回アニメイトタイムズでは、総勢10名の出演声優陣にメールインタビューを実施! 作品やキャラクターのこと、収録現場の様子などを語っていただきました。
第10回目に登場するのは、ハイド・ジャイエ役の蒼井翔太さん。自身が刻印の力を手にしたら作りたいのは……美しい男の子を集めたヴィジュアル系ダンスグループ!?
そのほかのインタビューはこちら
◆『ヴィジュプリ』千葉翔也(結希アンジュ役) インタビュー【連載第1回】◆『ヴィジュプリ』古川 慎(ギルティア・ブリオン役) インタビュー【連載第2回】
◆『ヴィジュプリ』堀江瞬(ロビン・ラフィット役)インタビュー【連載第3回】
◆『ヴィジュプリ』七海ひろき(イヴ・ルイーズ役) インタビュー【連載第4回】
◆『ヴィジュプリ』江口拓也(サガ・ラトゥール役) インタビュー【連載第5回】
◆『ヴィジュプリ』矢野奨吾(ジャック・ムートン役) インタビュー【連載第6回】
◆『ヴィジュプリ』島﨑信長(ミスト・フレーヴ役) インタビュー【連載第7回】
◆『ヴィジュプリ』永塚拓馬(ヴーヴ・エリザベス役) インタビュー【連載第8回】
◆『ヴィジュプリ』増田俊樹(ディミトリ・ロマネ役) インタビュー【連載第9回】
美しいものには棘がある……薔薇のような存在
——本作はヴィジュアル系、音楽、ヴァンパイアとオタク心をくすぐられるテーマが盛りだくさんですが、最初に脚本・全体的なストーリーを読まれての感想をお聞かせください。
ハイド・ジャイエ役:蒼井翔太さん(以下、蒼井):全体的なストーリー、この作品の全貌を伺うと言った形ではなく、アフレコ前に台本を1話1話事前にもらって、ストーリーを知っていく流れだったのですが。話が進むにつれて、この作品のヴァンパイアの在り方、歌の在り方が少しずつ明確になり、新しい作品の可能性が広がっていったなと感じました!
——ハイド・ジャイエというキャラクターは、どのような人物だと解釈されていますか? また、ハイドの素敵だと思える要素はどこでしょう?
蒼井:使命感がありつつもクールに、時には毒舌で棘を出し、薔薇のような存在に感じました。美しいものには棘がある。その言葉の通りですね。
——第9話でディミトリと2人きりで話をするシーンなど、どこか達観しているような雰囲気がとても魅惑的で、さらに2人の過去や背景が気になりました。蒼井さん自身、第10話までを振り返ってみて思い出に残っているシーンや、お気に入りのシーンを教えてください。
蒼井:ディミトリの裸。笑
わからなくもないのですがね。笑
やはりインパクトは強いものです。笑
——収録現場でのエピソードや、印象深いディレクションなどがあれば教えてください。
蒼井:ほとんど、増田くんと2人きりでのアフレコでしたが、この時期でもあり、正直に申し上げますと、中ではなかなか会話もせず、お互いがすでにディミトリ、ハイドのベールをまといながらのアフレコだったなと感じています。そんな何も言わずともお互いを信頼しあえてる感覚が、増田くんといて好きだなって思うところです。
——本作は、“音楽”の力、“ヴィジュアル系ユニット”というテーマも含まれています。ハイドが属している「ECLIPSE」ならではの楽曲の魅力や聴きどころを教えてください。また、楽曲収録の様子はいかがでしたか?
蒼井:絶対的王者の雰囲気がふんだんに詰め込まれているところでしょうか。収録も、増田くんが先に歌ってくれていて、地盤を固めてくれていたからこそスッとハイドとして歌うことが出来たかなと思います。