秋アニメ『ヴィジュアルプリズン』結希アンジュ役:千葉翔也さんインタビュー|アンジュを通して、音楽を更に好きになることができた【連載第11回】
原作・上松範康氏、音楽・Elements Garden、キャラクター原案・片桐いくみ氏、制作・A-1 Picturesで贈るオリジナルTVアニメーション『ヴィジュアルプリズン』が現在放送中です。
本作は、ヴァンパイアという宿命を生きる者たちが、「歌」を通して、「仲間」そして「自身」と向き合っていくストーリーとなっています。
今回アニメイトタイムズでは、総勢10名の出演声優陣にメールインタビューを実施! 作品やキャラクターのこと、収録現場の様子などを語っていただきました。
第11回目に登場するのは、連載第1回目にも登場した結希アンジュ役の千葉翔也さん。最終回を残した今、常に真の自分に気づいていくのがアンジュだと感じたそうです。
そのほかのインタビューはこちら
◆『ヴィジュプリ』千葉翔也(結希アンジュ役) インタビュー【連載第1回】◆『ヴィジュプリ』古川 慎(ギルティア・ブリオン役) インタビュー【連載第2回】
◆『ヴィジュプリ』堀江瞬(ロビン・ラフィット役)インタビュー【連載第3回】
◆『ヴィジュプリ』七海ひろき(イヴ・ルイーズ役) インタビュー【連載第4回】
◆『ヴィジュプリ』江口拓也(サガ・ラトゥール役) インタビュー【連載第5回】
◆『ヴィジュプリ』矢野奨吾(ジャック・ムートン役) インタビュー【連載第6回】
◆『ヴィジュプリ』島﨑信長(ミスト・フレーヴ役) インタビュー【連載第7回】
◆『ヴィジュプリ』永塚拓馬(ヴーヴ・エリザベス役) インタビュー【連載第8回】
◆『ヴィジュプリ』増田俊樹(ディミトリ・ロマネ役) インタビュー【連載第9回】
ギルや歌への憧れ自体が彼の純粋な歌になった
——アンジュの父親・ユタカとギルの繋がり、そしてアンジュの親が「ギル」であることも明かされました。視聴者にとっても想像できそうでできなかった展開だと思いますが、最初にこのストーリーの展開を聞いたとき、どのように感じられましたか?
結希アンジュ役・千葉翔也さん(以下、千葉):カルミラの意味深長な言葉が予想外だったので、かなり驚いた記憶があります。
アンジュの役作りにおいて両親のことを本当に知らない状態で作っていたので、そこもリアルに演じられました。現場でECLIPSEの増田さんとストーリー展開について「親」とはなんなのか想像してお話しした思い出もあります。
オンエアをご覧になっている皆さんが、僕より早い段階からユタカの顔つき等の視覚情報から想像を膨らませているのはアニメならではだなととても嬉しく思いました。
——第1話で登場した頃から第11話まで、アンジュが変わったと感じる部分などありますか? また、これまでの11話を振り返ってみて、印象に残っているシーンがあれば教えてください。
千葉:変わっていくと言うより、常に真の自分に気づいていくのがアンジュだなと思っています。大きなきっかけは5話からライブにかけて、ギルや歌への憧れ自体が彼の純粋な歌になりました。
かつての自分の孤独感に音楽が寄り添っていてくれていたことと「誰かのために歌うこと」がしっかり双方に重なり、明確になった9話は本当に大切な回でした。
——少しずつ仲が深まり、絆が生まれる「O★Z」の4人がとても良いな、羨ましいなと感じました。千葉さん自身、他の3人(ギル、ロビン、イヴ)のことをどのように解釈されていますか?
千葉:ロビンは天真爛漫で良い子なのでいるととても楽しいです。でもそれも兄という大きな存在が欠かせない支柱になっているバランスがわかるので人間味がある。
イヴさんは執着心のなさから自分には虚無に見えているかもしれないけど、その実本当に優しい人。
ギルはまだ謎も多いけど、すごく正直な人。嘘がとにかくつけないだけなんだなと思ってます。本当は誰も傷つけるつもりはないのかなと。
3人とも、自己への執着が薄く、その分まで他人に優しいというのが共通点かなと思ってます。