2022年2月後半の総括(正直)|青山吉能『みずいろPlace』#42
皆さんこんにちは、元気ですか?
わたしは元気です。
青山吉能です。
佳境!
これまでさまざまな年や月日を生きてきたわたしちゃんへ、いまが一番佳境のようですよ。
これまでもうだうだ床を舐めたりカーテンを見つめながらほにゃほにゃ弱音を吐いていたりして書いていたと思いますが2022年の2月がもっともぐるぐるしています。
ここ最近のアウトプット祭りでもう搾りかすの煮つめもの鍋もすっからかんです。
あんまりにもお腹が空いてるときに急になんか食べるとす〜ぐウッとなるとき、ありますよね。
いまのわたしがそれで、なにをインプットしてもなにも響きません。
そう、なにもない。響かないのです。
ア〜〜〜アそれなのに毎月ちゃんと2回なにかをしたためられていて、すごいな〜。(そうなんだ)
とは言っても絶対に一番忙しかったのは3年前、大学卒業と30公演以上のライブツアーの成功をかけて駆け回っていたあの時期だと思います。
だからやっぱりいまのわたしがうだうだ言っているのはコラ!ですね。
いまが一番佳境なわたしのことを、明後日に笑えるように。明日もなんとか生きていきましょう。
さて今日はちょっと「正直」について語らせてください。
ひとはだれしも常に正直であるわけではありません。
幼い頃、机を彫刻刀で掘ってみたり渡り廊下の柵を乗り越えてみたり、さまざま怒られるようなことをして、しかしできるだけ怒られたくなくてモジモジモジ門司港。そのたびに保護者や先生に「正直に言いなさい!」と言われたことがあると思います。「正直に言ったら怒らないから^^」という裏切りにまみれた理不尽も。
それは正直さというものが正義だという教育方針のもとのお叱り文句だと思います。
わたしはよく、素直だの嘘が下手だの言わなくて良いことを言うだの、正直だよねと言われることが多くありますが、その通り!そう言っていただけて日々の企業努力が泣いて喜んでいます。
わたしは「正直」が美徳だと思っているし、全人類そうなってくれたらどれだけ楽だろうかとも思っています。(人が正直であるかないかなんて自分には関係のないはずなのに期待をこめてしまうまでがよぴデフォ)
しかし、こんな何もかもあけすけにしなくてもと思う気持ちもあります。嘘を嘘で塗り固めることよりも、自分が自分に正直であることに、のちのわたしが苦しめられることがあるように、ときにはイマジナリーフェアリーヨピピでいたいときもあるのです。
それでもできるだけ正直でいたい、正直は絶対に裏切らないと思う気持ちの狭間で、「正直を商売にしている人に比べたらアタイはなんて覚悟が足りないのか」と、周りのたくさんの正直商売人たちを見て、自分の中途半端さに情けなくなります。
正直ってなんだ、正義ってなんだ
そもそも正直であることって本当に正義なんでしょうか?
その場が盛り上がるためになんとなくニコニコしたり、心の引き出しを猛スピードで駆けてなんかないかなんかないかと目をぐるぐるにして探し回ったりしますよね。(とてもつらい)
その結果、よくわからないものをお出ししていることもありますよね。(とてもとてもつらい)
でもそうすることであれれ、物語が円滑に進んだり人間関係がうまいこと構築されていったりしているじゃあないですか。はにゃ〜〜
そんなこと誰も教えていないのに、いつのまにか小さな社会から大きな世の中までがそうなってしまっていました。
先日のラジオにてちょろっと「なんか数年前の声優業界、友達いないの流行ってたじゃないですかw」と、ヘラヘラ言っていたこと、この発言からヘラヘラを除けば全て本心です。流行ってましたよね、まじで。
友達いないことが喜ばれて、ネタにもなる。そうか!
「大学であんまり人と仲良くならないでおこう!」
私生活切り売り声優の道をずんずん進んでいたわたしにとって、この正義に対する正直さは、わたしのキラキラプライベートを大きく切り崩すものでした。本当にそうであるかどうかと、一商品である青山吉能をどうブランディングするかなんて自由に決められたはずなのにな。
「友達全然いなくて〜」という話題に笑いが起こる場に、ほっとする人たちに、それでも仲良くしてくれた精鋭の友人たちを想い痛む胸に。
正直者は馬鹿を見る、なんて言葉がありますが、馬鹿までは見ずとも、もっと上手に立ち回って違うことでオモロを生みたかったな〜と回顧しちゃいますね。もっとこの世の中が愛のある話まみれになればいいのに。
なんだかわたしには、「嘘をまったくつかない人」の持つちょっとした恐ろしさがあるのではないかなと思います。#26で綴じた「『心に正直であること』と、『嘘をつかないこと』はイコールではない」というのはそういった恐ろしさから書いた言葉です。
ま、なにごとも強い信念を持つと言うことが大事だと思うので揺るがない気持ちってモンを守っていきましょう。それをひとから甘えだとか妥協だとか言われてもいいんです。
わたしがおまえじゃないように、おまえはわたしではないですから。
それではこの辺りで終わります。
ここのところのずっとピアノ線みたいなものがピッと突っ張っている感じ、いつかこれが切れたりほどけたりしたらどうなってしまうのか・・・、わたしには分かります。
それが分かっているのでできるだけ崩れないようにまた線を結び直してゆく、それが人生です。
来月も来月で色々と楽しいことがてんこもりです!ああ、はやくお聴かせしたいものがたくさん!
それではさようなら。
青山吉能
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編集担当:川野優希