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『よう実』2期に向けて綾小路清隆役・千葉翔也さんが意気込みを語る/インタビュー

『ようこそ実力至上主義の教室へ』TVアニメ2期&3期制作決定! 綾小路清隆役・千葉翔也さんが1期を振り返りつつ続編へ向けての意気込みを語る/インタビュー

2015年にMF文庫J(KADOKAWA刊)より刊行された人気ライトノベル『ようこそ実力至上主義の教室へ』。2017年7~9月にTVアニメが放送されていたのだが、3月6日に、その続編である2期と3期の制作が発表され、1年生編がすべて映像化されることが明らかになった。

舞台となるのは、徹底した実力至上主義を掲げ、進学率・就職率100%を誇る進学校・東京都高度育成高等学校。そこで、“不良品”と呼ばれるDクラスに配属された主人公・綾小路清隆。生徒には月に現金10万円分のポイントが与えられるのだが、学校からの評価によってそのポイントは増減することを知らされ、自堕落な生活を送ったために極貧生活を強いられることとなったDクラス。

そんな状況下でも、クラスの中で目立たないよう振る舞っていた綾小路なのだが、Aクラスに昇格することを目指す堀北鈴音(CV.鬼頭明里)を、成り行きで手伝うことになってしまう……。

他の生徒に気付かれないように能力を発揮し、クラスを救い続けた綾小路を演じていたのが、千葉翔也さん。今回は1期を振り返りつつ、7月より放送される2期へ期待すること、そして期待してほしいことを語ってくれた。

最後のセリフで綾小路を知る……スタッフとともに作り上げた綾小路の芝居

――続編のアニメ化が発表され、Twitterなどでも大きな反響がありましたが、率直な気持ちをお聞かせください。

千葉翔也さん(以下、千葉) :とても嬉しいですし、とても待っていました! 主人公を演じていたこともあって、原作の先の展開も追いかけていたし、小説の人気やファンの熱量も肌で感じていたんです。毎年書店でも大きく特集されているのを目にしていたので、アニメで続きをやりたいと強く思っていたんですよね。だから今回の発表は本当に嬉しいです。

それに個人的に、主人公として関わらせていただいた作品での2期は初めてだったんです。まだまだ短い声優人生ですけど、そういう意味では新鮮な気持ちで臨みたいなと思いました。

――2期があるというのは、ありがたいことですよね。

千葉:本当に!かけがえのないことだと感じています。

――当時のアフレコでの思い出というと、どんなことが思い浮かびますか?

千葉:1期のときはすごく和気あいあいとした現場でした。逢坂良太さん(平田洋介役)、東山奈央さん(一之瀬帆波役)は当時別の現場でもご一緒していて、いつも僕を気にかけてくれていましたし、いい感じでいじってくれるので会話の中心にいさせてもらえていた印象があります。

あと、行けるときはご飯に行きましょうと声もかけていて、Dクラスのメンバーとは数え切れないくらいご飯を食べに行ったので仲が良いんですよね。その後もちょくちょく続きをやりたいね、なんて話すような感じでした。

――お芝居面を振り返ると、かなり特徴的な演技をしていましたよね。ほぼ無感情みたいな。

千葉:2度オーディションがあり、スタジオオーディションの時点で、綾小路は出来上がっていたんです。岸誠二監督と(音響監督の)飯田里樹さんが「一切感情がわからない感じでやって」「棒読みにしか聞こえない感じでしゃべって」と言ってくださっていたので、僕とスタッフチームは全然迷いはなかったんですけど、現場でその芝居を聞いたレギュラメンバーは、戸惑っていたというか。とはいえ今後の綾小路像をどうしていくかみたいになったのか、1話ではスタッフルームで話し合いの時間が異様に長かったし、最終回のラストも繰り返しやったのを記憶しています。

最初から12話まで、あの芝居で行くというのを決まっていたからブレなかったんですけど、それも、最終話で綾小路ってこういう人間なんだって、皆さんに気づいてもらいたかったからなんですよね。

――最終話の最後のセリフが、これまでのネタバレというか。だからこういう話し方だったのね!ってわかった瞬間にゾクッとする、みたいな感じでしたね。

千葉:そうなんです。より熱量高く見てくださっていた方は、すべてが繋がった!という気持ち良さを感じてくれていたらしくて。それからもいろんなところで、綾小路のしゃべり方って他になくて好きですとか、男性ファンの方や新しい現場でお会いする制作陣の方が言ってくださるので、あのときみんなで作って良かったなと思いました。

あの最後のセリフについては、そこまで一定のトーンできたから、一気に変えるパターンもあったと思うんです。原作でも大事なところで、1~3巻にかけての読者に対する壮大な仕掛けのようなところがあったんですけど、そこで豹変するのか、そこすら一定のトーンなのかというところで何度もやったんです。

でも結果、実は自身がそう思っているということにすら、綾小路は執着がないでしょうし、あの雰囲気になりました。だから、変えようと思っても変えられなかったし、別に変えなくても良かったんだなと思います。

――視聴者としては、綾小路がやっていることが全部見えていたからこそ、すごい能力があることはわかっていたのですが、あらためて彼の魅力というと?

千葉:やっぱり勝ったときに誇らしげにしないところじゃないですかね。平穏を守ることを欲と言うならば、自分の欲のためにやっていることだけど、Dクラスが他のクラスを負かしたとしても、それを誰にも自慢しない図太さというか……。ヒロインやクラスメイトに「実は俺がやったんだよ」と主張したくなるのが一般的だと思うんですけど、誰にも褒められないのに、裏では誰よりも暗躍する。その静かな熱量みたいなものが、「俺にはできない」と思わせるんじゃないですかね。

――確かに、モテたくて口にしちゃうかもしれないですね(笑)。

千葉:だから原作ではずっと人気キャラクターで、ランキングも1位を取っているらしくて。一生懸命やっていないように見えて誰よりも強いみたいなところや、男性にも女性にもフラットに接しているところとかは、綾小路の良いところではある気がします。

(C)衣笠彰梧・KADOKAWA刊/ようこそ実力至上主義の教室へ製作委員会
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