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『よう実』2期に向けて綾小路清隆役・千葉翔也さんが意気込みを語る/インタビュー

『ようこそ実力至上主義の教室へ』TVアニメ2期&3期制作決定! 綾小路清隆役・千葉翔也さんが1期を振り返りつつ続編へ向けての意気込みを語る/インタビュー

個性的なキャラクターたちを紹介! 2期で気になるところはここ!

――個性的なキャラクターとともに1期の振り返りをしたいのですが。まず堀北鈴音はクールで、最終的にはかわいいところも見せてくれた子でした。

千葉:堀北って万能に見えるけど、綾小路だけは何もできないことを最初から気づいているんですよね。そういうところで実は噛み合っていないところが面白さだったんですけど、とはいえDクラスを引っ張っていってほしいと綾小路は思っているんです。

無人島での特別試験も、最終的に綾小路が全部なんとかしましたけど、実は堀北も頑張っていたし、自分自身が実は何もできないんだということを痛感したという意味では、一番成長したキャラクターなんじゃないかなと思います。

あと、堀北が紋切り型のヒロイン属性で描かれていないところもすごいんですよ。とても細かい感情が描写されていて、綾小路の手の平の上で転がされているだけではない部分もある。彼が手綱を握りきれない部分もちゃんとあって、キャラの個性と人間臭さの両方が描かれていたから、改めて本当に素敵な原作だなと思いました。

――櫛田桔梗(CV.久保ユリカ)は、3話の衝撃がありましたね。

千葉:豹変しましたからね(笑)。久保さんの二面性のあるお芝居でさらに輝いたキャラクターだと思います。そこから裏があるのが当たり前みたいな顔して存在していましたけど、それがクラスメイトにバレるのか、それともシレッとみんなと仲良くいくのか。皆さんも気になっていると思うので楽しみにしていてほしいです。

――むしろ裏のほうが良い的なところがありますよね(笑)。

千葉:ゴミを見るような目で見てほしいですよね(笑)。全然裏でも大丈夫だし、男性視聴者の99%はあれが見たいと思っているんじゃないですかね(笑)。

――佐倉愛里(CV.M・A・O)も、ある意味二面性がありましたけど可愛かったです。

千葉:佐倉は、この学校に紛れ込んだ普通の子というか。他のキャラクターと違いますよね(笑)。コンプレックスを自覚していることって実は強みだと思うんです。自分の悪いところに気づいていないとか、それを隠すために頑張っている人が多い中、佐倉ってまっとうに弱くて、まっとうに頑張っているから、本当に幸せになってほしい。

――同感です。男性キャラも個性的でしたね。

千葉:男性キャラもみんな好きなんですけど、高円寺六助(CV.岩澤俊樹)とか1期だと本当に意味不明だったと思うんです。でも、もしかしたら2期でも意味不明かもしれないんですけど(笑)、『よう実』に意味のないキャラはいないと思うし、彼が表紙になるタイミングもあったので、何か良いところがあるんだと思います。だって、あんな運動ができて頭も良い高円寺が、Dクラスなわけですから、何かあるはずです。

須藤健(CV.竹内栄治)も、みんな忘れているかもしれないですけど運動神経抜群ですから、そのあたりで活躍も見られるときがあるんじゃないかなと。

中高生って、好きな子がいると、それを原動力に変わったりするじゃないですか。堀北に対して好意のようなものを持ったことで何かあるかもしれないですよね。それは池寛治(CV.阿部大樹)にも言えることですけど。この作品はそういうことをイケメンキャラと美少女キャラが全然やってくれないんですよね! なので、彼らのような三枚目のようなポップなキャラクターが、フフッて笑える部分を担ってくれていた感じがします。

他の男子キャラクターだとCクラスの龍園翔(CV.水中雅章)は気になっていますね。Cクラスなのに強敵ですから、何であんな強いんだろうという部分も2期や3期では見逃さないでほしいです。

――龍園もですが、他のクラスも気になるキャラクターはたくさんいましたね。

千葉:一之瀬帆波さんとか人気ですからね。アニメのエンディングで、名前の横に所持してる個人ポイントが表示されていたんですけど、彼女だけ異常な数字を叩き出していたので、そのあたりは一切説明されていなかったけど、2期ではさすがに触れてほしいです。絶対何かあるキャラだろうって、視聴者も思っていると思うし。

あとはAクラスの坂柳有栖(CV.日高里菜)や葛城康平(CV.日野聡)も気になりますよね。今の段階だと、綾小路って各クラスのリーダー格にも勝てそうじゃないですか。でも、リーダー格はそれぞれアプローチが違うということもわかってきて、どういう未来を描いて戦っているのかもわかってくるので、楽しみにしていてほしいです。特に龍園さんは不良っぽいし、手も出すけど、なんだかんだ綾小路と似たタイプだと思うので、どう相手にするのかな?って思います。

――2期への期待までがとても膨らみました。ちなみに1期で好きなシーンや話数はありますか?

千葉:面白かったところだと、岩中睦樹さんが演じていた山内春樹が、11話で掘北に泥をぶっかけるシーンがあるんです。そこで「泥だらけだぞ、ドロ北~」みたいなことを言っていたんですけど、あれは完全に岩中さんのアドリブなんですよ。なんですけど面白すぎて、キャストやスタッフは一生思い出し笑いができるという(笑)。そこが一番好きですね。

あと、2話で掘北を助けるシーンで、兄の堀北学(CV.梅原裕一郎)と少しやり合うんですけど、彼だけは綾小路の本当の実力に、早々に気づき始めているんですよね。そこも面白いし、堀北を助けるのも良かったですね。別に助けなくても良かったとも思うんですけど。

――綾小路ならば助けない選択肢もありましたよね。

千葉:悪を選択する理由がないから善を選択する、みたいな思考回路があるのかなと思いながら綾小路を演じていたんですけど、あそこは誰が見ても正しいことをしているし、カッコ良かったですよね。

あと、好きなシーンでは、堀北と伊吹澪(CV.小松未可子)の対決ですね(11話)。カポエラ(ブラジルの格闘技)で戦っているんですよ。ちゃんと腕を地面につけて、それを軸にして蹴りとかを入れているんです。あの一瞬のシーンだけでは終わらないというか、『よう実』には、のちのちに効いてきそうなシーンがたくさんあるんですよね。堀北も体術が使えるという、地味に実力が見え隠れしていて、好きなシーンですね。

 

(C)衣笠彰梧・KADOKAWA刊/ようこそ実力至上主義の教室へ製作委員会
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