冬アニメ『東京24区』牧野由依(櫻木まり役)インタビュー|まりスペならぬ「牧野由依スペシャル」は……欲張り!?【連載 第10回】
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東京湾に浮かぶ人工島「極東法令外特別地区」――通称“24区”を舞台に、蒼生シュウタ、朱城ラン、翠堂コウキ、まとめて“RGB”と呼ばれる3人を中心とした物語が描かれる本作。死んだはずのアスミからの電話や3人が見た映像、超人的な能力、突きつけられる“未来の選択”とは一体……? 物語も終盤に迫ってきた第9話では、コウキの両親である翠堂豪理、翠堂香苗、そして黒葛川早紀子やゼロスの過去が明らかとなり、24区の真実がどんどんわかってきました。
そんな注目の『東京24区』について、アニメイトタイムズでは毎週スタッフやキャストにインタビューを実施。第10回は、櫻木まりを演じる牧野由依さんのメールインタビューをお届けします。
まりの魅力は、常に心の扉を開けているような幼馴染的な雰囲気
――本作の印象や、実際に台本を読んだ時の感想をお聞かせください。
櫻木まり役・牧野由依さん(以下、牧野):近未来を舞台として描かれるお話ですが、そこにはリアルを感じる事がとても多く、社会問題やそれぞれの思惑などが渦巻いていて、緻密に計算されたストーリーに、スピード感。どこかドラマや映画のような印象を受けました。オーディションで世界観や設定の資料をいただいたのですが、「絶対この作品やりたい!関わりたい!」と強く思いました。
次々と突きつけられるトロッコ問題では「正義とは」「これは誰にとっての正義なのか」と考えさせられることがとても多いです。
――まりについての印象はいかがでしたか? また、どのような役作りをして臨んだのでしょうか?
牧野:まりは、オーディションの時点である程度固めていたところがあったので、そこをベースにRGBの3人をはじめ、アスミやその他のキャラクターとの関係性や会話の中で肉付けをしていきました。
アスミに対する想いを抱えつつ、ある意味自分を律しながら明るさを持ち続けている、ブレない存在でいたいというのは常に軸としてあったかもしれないです。
――ここまでの話数で印象深いエピソードやシーン、セリフなどを挙げるならどこでしょうか?
牧野:白樺先生が3話でいなくなってしまったのは、台本を読んだ時に凄い衝撃的で…。今回収録をご一緒させていただく回も続き、上田燿司さんの演じられる白樺先生が本当に大好きだったので、収録の時は「嘘でしょ…やめて!」と心の中で叫んでいました。
――牧野さんが感じるまりの魅力や素敵だなと思うところを教えて下さい。
牧野:常に心の扉を開けているような幼馴染的な雰囲気がすごく好きです。おそらく視聴者の方にとても近い感情ラインを辿っているキャラクターなのではないでしょうか。
――まりのような人が身近にいたらどうですか?
牧野:お友達になりたいので、毎日まりスペを食べに行きます(笑)。