『魔道祖師』を原作としたドラマ『陳情令』強い絆で結ばれた二人──魏無羨（ウェイ・ウーシエン）&藍忘機（ラン・ワンジー）紹介・場面カット、メイキングまとめ【注目ワード】

圧倒的なビジュアルと美しい音楽とともに、激動の運命が描かれるブロマンス・ファンタジードラマ『陳情令』。墨香銅臭先生による大ヒット小説『魔道祖師』を原作とし、動画再生回数は100億回を突破しています。『魔道祖師』はアニメ化やラジオドラマ化もされるなど、『陳情令』とともに大反響を呼んでいます！

そんな『陳情令』ですが、先月2月19日にWOWOWで放送され話題を呼んだスペシャル特集番組が、3月21日～23日に再放送されます。

放送されるのは、主要キャスト出演の「『陳情令』コンサート～Japan Special Mix Edition～」、コンサートの舞台裏やドラマでの役作りなどの過程を凝縮した「『陳情令』スペシャルドキュメンタリー」、オーケストラと中国の伝統楽器で奏でる「『陳情令』オーケストラコンサート」の3番組。

『陳情令』は、原作小説の秀逸で美しい世界観が惜しみなく表現され、強い絆で結ばれた二人がブロマンスとして絶妙に描かれています。魏無羨役を肖戦（シャオ・ジャン）さん、藍忘機役を王一博（ワン・イーボー）さんが演じ、美しさに加え丁寧な描写やしぐさ、視線など、視聴者を惹きつけて離しません……！

五大世家（藍氏、江氏、聶氏、温氏、金氏）が世の秩序を治める時代。天真爛漫で自由奔放な魏無羨（ウェイ・ウーシエン）は、品行方正で規律を重んじる藍忘機（ラン・ワンジー）と出会います。

相反しつつも認め合う二人はともに邪悪な陰謀に立ち向かいますが、彼らに残酷な運命が待ち受けていたのです。罪なき人々を守るために苦渋の決断をする魏無羨と、彼を止められず葛藤する藍忘機。その後、魏無羨は消息を絶ちます。──そして16年の時を経て、二人は再会し、物語は再び動き出すのです。

本記事では、そんな魏無羨と藍忘機の二人に着目し、人物像、場面カット、メイキングシーン、彼らが歌う曲などをまとめています。『陳情令』のスペシャル特集番組とともに、ぜひお楽しみください！

※本記事には一部ネタバレが含まれます。ご了承ください。

『陳情令』日本オフィシャルトレーラー

魏無羨＆藍忘機人物紹介

主人公の魏無羨（ウェイ・ウーシエン）と藍忘機（ラン・ワンジー）の二人は、少年時代に藍氏で開かれた座学で出会います。相反する二人ですが、共に過ごすうちに関係性が変化し、唯一無二の知己に。そんな強い絆で結ばれた二人を、それぞれの視点でご紹介します。

魏無羨（ウェイ・ウーシエン）

『曲尽陳情／曲尽する陳情』（魏無羨キャラクターソング）

姓：魏（ウェイ）／名：嬰（イン）

姓は一族に受け継がれる固有の名前で、名は親しい間柄、または目上の人が呼ぶときに使います。藍忘機は基本的には彼を字ではなく、姓＋名「魏嬰（ウェイ・イン）」と呼んでいます。

字：無羨（ウーシエン）

字は基本的には成人するときにつける通称です。姓＋字で「魏無羨」と呼ばれます。

号：夷陵老祖（いりょうろうそ）

号とは身分や功績、世間からの評判などを表す称号です。「夷陵老祖」は世間で広く知られ、恐れられています。

魏無羨人物像

幼い頃両親を亡くし、雲夢江氏家主の養子として、義弟・江澄（ジャン・チョン）と江澄の姉・江厭離（ジャン・イエンリー）とともに育ちます。陽気で無邪気、そして掟を破るのも日常茶飯事ですが、あらゆる能力が高く江氏の一番弟子として知られています。随便という剣を使います。

藍忘機にはちょっかいばかりかけて怒らせるなど、いたずら好きな少年ですが、後に詭道を修め、「夷陵老祖」として人々から恐れられます。しかし、犬が苦手という弱点も。お酒が大好きで、姑蘇の天子笑を特に好んでいるようです。

彼は、正義のために尽くすことを誓い行動するのですが、距離が近づきつつあった藍忘機とは衝突も。不夜天での戦いで奈落の底へと落ち、消息を絶ちます。そして16年後。呪術により、莫家荘の一室で莫玄羽（モー・シュエンユー）として復活し、藍忘機と再会するのです。

前世とは決別したいのか、過去に衝突のあった藍忘機から逃げようとするのですが、ある理由をきっかけに、藍忘機にはすぐに正体がバレてしまうのです。そして姑蘇に連れて帰られることになります。

彼の普段の朗らかな笑顔とは一転、法器である陳情笛を吹くときの彼の妖艶さは必見です。キャラクターソング『曲尽陳情』では、藍忘機への思いとともに、彼自身が選んだ道……その壮絶な人生とは真逆の、明るい曲調がまた彼らしくも思えます。

藍忘機（ラン・ワンジー）

『不忘／忘れない』（藍忘機キャラクターソング）

姓：藍（ラン）／名：湛（ジャン）

姓＋名で、魏無羨は基本的には彼のことを「藍湛（ラン・ジャン）」と呼んでいます。

字：忘機（ワンジー）

姓＋字で「藍忘機」と呼ばれます。

号：含光君（がんこうくん）

彼の場合、「含光君」と呼ばれることが比較的多いです。魏無羨もたまに、この号で彼を呼んでいます。

藍忘機人物像

規則を重んじる姑蘇藍氏の第二公子。避塵という剣と、忘機琴という法器を使います。寡黙で己にも厳しい彼は、正統派の仙師「含光君」と称され、藍氏家主である兄・藍曦臣（ラン・シーチェン）とともに「藍氏双璧」と呼ばれています。そして兄弟揃って美男子です。

その兄は、ほとんど表情を変えない弟・藍忘機の感情を上手く読み取り、彼の魏無羨に対する感情などにおいて、興味深く思っているところがあるようです。

彼は少年時代に魏無羨と出会い、度々ちょっかいをかけられるも、無表情・無反応。しかし、そんな彼も魏無羨に対する態度は徐々に変化を見せています。時に、驚くような言動も。そしてお酒に弱く、特殊な酔い方をします。

邪道に手を出す魏無羨に対して、彼は強く反対しますが止めることができず、そして葛藤に苦しみます。そんななか、運命の戦いの日を境に、魏無羨は消息を絶ちます。

そして16年後、魏無羨が復活し再会した二人。彼は魏無羨から離れようとせず、時折、優しい表情も見せるのです。彼のわずかな表情の変化は1ミリも見逃せません。

再会までの16年間、そして再会後。あまり多くを語らない彼の、計り知れない秘めた思いは、彼のキャラクターソング『不忘』でも知ることができます。ぜひ歌詞をじっくりお読みくださいませ。

主題歌『無羈／忘羨』（魏無羨＆藍忘機）

🐰#陳情令🐰

遠音に響く「忘羨」
曲が終われど絆は永遠に#忘羨 #ワンシェン #肖戦 #シャオ・ジャン #王一博 #ワン・イーボー #魏無羨 #ウェイ・ウーシェン #藍忘機 #ラン・ワンジー pic.twitter.com/WOgfJP9faQ
— ドラマ『陳情令』公式 (@TheUntamedJP) June 11, 2020