この記事をかいた人
- タイラ
- 99年生まれ、沖縄県出身。コロナ禍で大学に通えない間「100日間毎日映画レビュー」を個人ブログで行いライターに。
渡辺 航先生原作(秋田書店『週刊少年チャンピオン』連載中)の人気アニメ『弱虫ペダル(以下、弱ペダ)』の第5期シリーズ『弱虫ペダル LIMIT BREAK』が、2022年に10月にNHK総合で放送することが発表された。
第5期の放送まで待ち遠しい『弱ペダ』のステージイベント「『弱虫ペダル LIMIT BREAK』AnimeJapanスペシャルステージ」が、3月27日(日)に「AnimeJapan 2022(アニメジャパン2022)」にて開催。
ステージには、総北高校より小野田坂道役・山下大輝さん、今泉俊輔役・鳥海浩輔さん、箱根学園高校より真波山岳役・代永翼さん、黒田雪成役・野島健児さん、そして京都伏見高校より岸神小鞠役・福山潤さんが登壇。
第4期で描かれたインターハイ2日目の振り返りや、これから放送を予定しているインターハイ3日目の見どころがたっぷりと語られた。
激闘のインターハイ1日目、2日目を終え、第5期ではついに最終日が描かれる。ステージにはまず、小野田坂道役・山下大輝さんが待望の新シーズン発表に笑顔を浮かべながら登場。キャスト陣はそれぞれ久しぶりのオフラインステージに緊張感を持ちながらもにこやかな表情で登場。演じるキャラクターのポーズなどを披露し、会場を盛り上げた。
山下さんの元気のいい挨拶でステージはスタート。鳥海さんは訪れた大勢のファンを前に思わず声を漏らした。それぞれがボケとツッコミをお互いにしあい、『弱ペダ』キャストの和気あいあいとしした雰囲気が会場を包んでいく。
約4年ぶりのテレビアニメ化に感慨深い面々。キャスト陣にとっては5年ぶりの『弱ペダ』収録となる。第5期スタートに関する想いを聞かれた山下さんは開口一番「嬉しかったっす!」と一言。
周囲からは「フレッシュだな!」と突っ込まれつつも、待っていたファンの方に新作をお届けできるのが嬉しいと感想を述べた。
続いて、鳥海さんも「嬉しかったっす!」と天丼を披露し、キャスト内の親密度が垣間見えた。その後もユーモアを交えながら、『弱ペダ』の続編を無事に視聴者に届けることができて嬉しいと結んだ。
代永さんも鳥海さんに続き「嬉しかったっす!」から想いを語り始め、「インターハイ2日目と3日目間に予想外の期間があいており、当時の自分に戻れるのか不安があった」と語った。
今年10月に放送される第5期にむけて、第4期の名場面をキャスト陣の解説を交えながら振り返る事に。
最初は野島さん演じる黒田雪成が1日目に「決死のレースをみせる」シーン。傷だらけで叫びながら走る黒田、彼がクラッシュしてしまうと「あ~!!」と叫び声をあげる一同。福山さんは「あんなコケ方したら次の日走れないよ!」と熱いシーンを振り返った。
野島さんは、「キャラクター達の本気の姿勢をみると、4年ぶりと思えないほどに当時の気持ちが蘇る」と改めてそのシーンを噛み締めた。当時の黒田の姿は声優としての自分の限界を超えさせてくれるものだと語った。
2つ目の名場面は福山さん演じる岸神小鞠の「肉畑だ~!」でおなじみのスプリントバトルシーン。福山さんは「2つ目これはひどいっすね(笑)」と笑い、自転車レースの作品なのに自分だけ別のことにずっと興奮しているのでは……と発言し会場を沸かせた。
このシーンは小鞠のキャストオーディションでも演じたシーンで、当時も全力で「肉畑」を叫んだそう。5期では更に皆さんを喜ばせるようなシーンが待っていると語り、会場に「大いに期待してください」と語りかけた。
3つ目のシーンは鳥海さん演じる今泉俊輔の「リミッター」のシーン。鳥海さんは「ライバルである御堂筋翔(CV:遊佐浩二)も脱皮するので僕も色んなものを脱ぎ捨てて羽化しました」と語った。
今泉はエリートと呼ばれながらも多く挫折しそのたびに強くなってきた『弱ペダ』らしいキャラクター。久しぶりの収録でいきなりリミッターを外した彼を演じるのは大変で、自分のリミッターも外して収録したとコメントした。
4つ目のシーンは、急なオーダー変更のため真波との勝負ができなくなってしまった坂道を描いたシーン。
真波山岳を演じる代永さんは「ロードレースの厳しさを実感したシーンだった」とキャラクター達が背負うものの重さを伝え、オーダー変更という現実に思わず呆然としてしまった坂道を演じた山下さんは「ロードレースには想定外の事が起きる。その事実を一年前に知っていたのに、自分とチームの間で揺れてしまっていた」と坂道の心境を語った。
代永さんはアフレコ現場にて「3日目があるので、まだ(全力)出さないでください。と言われました」と発言し新シーズンでの真波の活躍に期待が高まった。
公開された総北高校のビジュアルはメンバー全員が叫んでいるような熱い表情を浮かべながらも、爽やかな印象を抱かせるもので、山下さんは「爽やかで落ち着くな~うちのチーム」と安堵し「爽やかじゃないとこもあんの?」と突っ込まれた。
つづいて箱根学園のビジュアル。こちらもやる気に満ち溢れ、キャラクターの体格も相まって迫力のある濃いビジュアルに。
京都伏見高校のビジュアルには、独特の雰囲気を纏ったメンバー達が描かれており、これからの激戦を感じさせた。
舞台『弱虫ペダル』(通称『ペダステ』)は2022年に10周年を迎える。
それを記念して『ペダステ』新作公演が決定。2022年3月7日にはティザービジュアルも公開され盛り上がりを見せている。
総監督・脚本に西田シャトナー氏、演出に鯨井康介氏を迎えた本作は今2022年夏、東京・大阪にて開催される。
Chugaionlinにて2022年4月3日まで『弱虫ペダル』新作グッズの予約販売受付中!
缶バッチ、アクリルスタンドなどが新たに発売されるほかその他コラボイベントやグッズなども発売中。
大盛り上がりを見せたステージの最後を締めくくるのは登壇したキャストそれぞれによる挨拶。順番を決める際もユーモアが飛び交い最後まで観客を楽しませていた。
福山さんは「5年ぶりに親しんだメンバーと新作をお届けできるなんて“語気”荒くなりますよね。嬉しかったっす!」とコメント。
それに乗った小島さんは「久しぶりの作品で期待を裏切らないように頑張った、見た人は“ごき”げんでしょう。」と代永さんに謎のプレッシャーを掛ける。
代永さんは「やらないよ!ダジャレは言わない!」とツッコミながら本ステージや新シーズンを視聴するファンの方に感謝を伝える。
「思いついた人からやっていいですか?」と息巻いていた鳥海さんは、「期間が相手も作品を愛してくれる嬉しさ、演じられる嬉しさを感じる。今までよりも更に力を入れて、首を“ゴキゴキ”鳴らしています。いきなりクライマックスです」とコメント。
とりを務める山下さんは、この流れに怯えつつも、この4年間ずっとファンに伝えたかった一言として「みんな追いついたよ!また一緒に走ろう!」と一言。会場は拍手に包まれた。
第5期「LIMIT BREAK」にむけて、high cadenceで進んでいく『弱虫ペダル』に期待が高まるステージとなった。
99年生まれ、沖縄県出身。コロナ禍で大学に通えなかったので、「100日間毎日映画レビュー」を個人ブログで行い、ライターに舵をきりました。面白いコンテンツを発掘して、壁に向かってプレゼンするか記事にしています。アニメ、お笑い、音楽、格闘ゲーム、読書など余暇を楽しませてくれるエンタメや可愛い女の子の絵が好きです。なんでもやります!
2022年10月より、NHK総合にて放送開始!
原作:渡辺航(秋田書店「週刊少年チャンピオン」連載)
アニメーション制作:トムス・エンタテインメント
小野田坂道:山下大輝
真波山岳:代永翼
ほか