私たちの新しい表情が出た主題歌に──主題歌シングルリリース記念『デリシャスパーティ♡プリキュア』の物語を明るく彩るプリキュア歌姫・Machicoさん、吉武千颯さんロングインタビュー
第1話「ごはんは笑顔♡変身!キュアプレシャス」感想
──(インタビュー現在は)第1話放送直後ですが、オープニングを見た時から泣きそうになってしまいました。
Machico&吉武:わかります!
Machico:まだ1話の段階なのにウルっときてしまいました。
吉武:ね! すごく温かさがあって。
Machico:ゆいちゃんのキャラクター性が意外でした。『トロプリ』の最後に出てきたとき、おっとり系の女の子なのかなって思ったんですよね。
吉武:私もふわふわしている感じなのかなと思ってた!
──私もです(笑)。
Machico:3人とも(笑)。でも実際はすごくまっすぐで、ひとつのことを目指すと止まらないエネルギッシュさを持っていて。第1話の中で特に好きなシーンがあるんです。
坂道で乳母車が暴走してしまったときに、コメコメが一生懸命止めようとするんですけど、一瞬諦めかけてしまって半泣きになってしまっているところからの、ゆいちゃんの登場。あそこで「ハッ!」となるコメコメの表情がすごく好きなんです。
妖精たちとプリキュアとの出会いもすごく印象的でした。「あなたがプリキュアなのね!」じゃなく、変身する前に自然と出会って、コメコメがゆいの魅力に引き込まれる。なんだか泣きそうになってしまいました。
もしかしたらスパイシーやヤムヤムも、私たちの第一印象と違うのかなぁって、想像が広がっています。あと、吉武ちゃんとも話していたんですけど、キュアプレシャスの技「500キロカロリーパンチ!」のインパクトがすごいなって(笑)。
──インパクトありましたよね!(笑)
吉武:「これから出てくる他のプリキュアたちはいったい何カロリーなんだろう!」っていう話をしました(笑)。これからどんどんカロリーが上がっていったりするのかな? 楽しみ。私は第2話のタイトルが「さようなら、ゆい…!マリちゃんの決意」だったのも気になって。
──次回予告を見たときに驚きました! まさかの最終回!?と。
吉武:そうなんですよね(笑)! まだ2話だよなぁと。びっくりしました!
──物語の語り部がいるのも新しいですよね。
Machico:新しかった! こんな見せ方あるんだって。
吉武:はじめてですもんね。
──オープニングの映像にいろいろなご飯が出ていることも印象的で。
吉武:おなかがすきますよね(笑)。
Machico:エンディングには調理される前の野菜が出てくるし(笑)。本編のピザのチーズの動きも印象的でした。食べ物の描写がすごかった!
吉武:オムライス、いますぐ食べたい!(笑)
──あとおにぎりも……なんだかお腹が空くインタビューになりましたね(笑)。
Machico&吉武:お腹がすいた~。
Machico:放送時間帯的にも朝ごはんを美味しく食べられそうだなって(笑)。
──吉武さんはオープニングを見たとき、どのような感想を持たれましたか?
吉武:Machicoさんと一緒に(放送前に)オープニングの映像だけを見させてもらったんです。ふたりで「かわいい!」を連発してしまいました。放送で見たときも、Machicoさんの歌声のパワーってすごいなって。
さっき「泣きそうになった」というお話がありましたが、幕開けの瞬間にジーンとくるものがありました。今までのシリーズのMachicoさんの歌い方とは違う部分もあって、さらに<ぐつぐつ><とんとん>など一緒に歌いたくなるような楽しさもあって。
私はサビに入る前の、映像が白黒からカラーに変わるシーンがすごく好きです。放送のたびにいろいろな発見がありそうだなと思いました。聴いていても見ていても楽しかったです。
Machico:わあ、ありがとう!
エンディングでは「今までとは違うエンジンを」
──吉武さんのエンディング主題歌「DELICIOUS HAPPY DAYS♪」も、これまでのイメージとはちがった表情が見られる曲になってますよね。
Machico:うんうん。
吉武:そう言っていただけて嬉しいです!
──すごくカッコよくて、かつキャッチーな曲で。吉武さんは最初に曲を聴かれたとき、どのような印象がありました?
吉武:私も第一印象は「カッコいい!」でした。これまでは“可愛い”が最初にくるような曲を歌わせてもらうことが多かったので、自分の歌声のイメージは崩さないようにしつつ、今までとは違うエンジンを自分のなかでかけました。
「また違う自分を見せられたらいいな」という思いもあったので、いままでにない新しい歌い方にも挑戦しています。作品の温かさや、ゆいちゃんがプリキュアになったときの強さも楽曲に込めたいなって。
──作曲をされているのはヒゲドライバーさん。プリキュアシリーズ初参戦でありながら、見事な化学反応が起きています。
Machico:ヒゲドライバーさん節の曲になってますよね!
吉武:そうなんです! 作詞のこだまさおりさんはずっとお世話になっているんですけど、ヒゲドライバーさんははじめてで。これまで私が歌ってきたプリキュア楽曲とは違った曲調なので歌っていても楽しいです!
──「DELICIOUS HAPPY DAYS♪」の歌詞には意外にもプリキュアという言葉が出てこないんですよね。でもプリキュアらしさを感じるところが、こだまさんならではだなって。
吉武:伝わっていて嬉しいです! 実はプリキュアシリーズではじめて歌わせてもらった「パペピプ☆ロマンチック」(『スター☆トゥインクルプリキュア』前期エンディング主題歌)にも入っていなかったんです。
プリキュアという言葉がないのも新鮮ですが、聴いていただけたらプリキュアの楽曲だとわかるって素敵ですよね。
──ところで、さきほど「新しい歌い方に挑戦」とおっしゃっていましたが、それって相当大変なことですよね。自分とひたすら対峙しながらだったんでしょうか。
吉武:そうですね。大変だったんですけど、発見もあって楽しかったです。今回を経て自分の引き出しにできたらなと思っています。
──意識されたかはわからないのですが、プリキュア歌姫の先輩である北川理恵さんへのリスペクトも感じるような力強くてワクワクするような歌声だなって。
吉武:本当ですか! 実は『まほプリ』(『魔法つかいプリキュア!』)の時の理恵さんの歌い方を参考にさせていただいたんです。聴いていてすごく楽しくなるんですよね。
いろいろな楽曲を聴いている中で理恵さんの曲を聴いて、「こんな感じで歌ってみたらどうなるんだろう!」と思って、ひとつ引き出しにさせてもらいました。理恵さんのことはずっとリスペクトしています。
──Machicoさんはエンディング主題歌を聴いて、どのような印象を持たれましたか?
Machico:すごくカッコいい曲だったので、オーディションで歌う時、プリキュアの強い部分を意識していたんです。その後連絡をいただいてエンディングが吉武ちゃんになったと聞いて「そうなんだ!」って。
私の中の吉武ちゃんのイメージって“可愛い楽曲をより可愛く”というか。心をくすぐる歌声という印象だったんです。だから「吉武ちゃんってそれだけじゃなくて、こういう歌い方もできるんだ!」って新しい発見とワクワクがありました。
『トロプリ』後期のエンディング主題歌「あこがれ Go My Way‼」のときもすごく力強くて。パワーアップの仕方がすごいんですよね。
吉武:すごく嬉しい。
Machico:今は『トロプリ感謝祭』を控えているタイミングなので、『デパプリ』の楽曲を初披露するにあたり、ふたりでリハーサルをしているところなんです。
吉武ちゃんが歌っている姿を見ていると、これまで笑顔で楽曲を歌うイメージが強かった分、今回のエンディングを歌っているときの吉武ちゃんの眼差しが……可愛いんだけど強いというか。
表情の移り変わりもすごく素敵なんですよね。きっとパフォーマンスの心持ちもまた変わったんだろうなって。とにかく痺れました!
吉武:ありがとうございます! 「DELICIOUS HAPPY DAYS♪」は振り付けもパキパキしているところがあって。ハートからはじまり、カッコよさも可愛さもありとギュッと詰め込まれているので、いろいろな表情を出せたらなって思っていたんです。だからMachicoさんにそう言っていただけて嬉しいです!
──5月1日(日)にはシングル購入者限定のリリースイベントも控えられています。ダンスのポイントはありますか?
吉武:オープニングもエンディングもおにぎりを作るシーンがあるんです。エンディングでは乾杯する振り付けもあるので、一緒にできたらうれしいです。
Machico:オープニングのアニメーションで印象的なのって、サビ前の包丁でトントンと切るシーンからのダンスだと思うんです。声が出せない分、あのダンスを一緒に踊ってくれたら嬉しいなって。
吉武:子どもたちも最初に覚えられそう!
Machico:実は新しい試みもあって……。
吉武:ね! まさかっていう。きっと初めて見たらびっくりすると思います!
Machico:いいんですか?ってことをします!(笑) 我々が歌で……何かを彩ります!