天才軍師・諸葛孔明が現代の渋谷に降臨! アニメ『パリピ孔明』月見英子役の本渡楓さん&諸葛孔明役の置鮎龍太郎さんによるパリピ対談をお届け!
あの諸葛孔明が現代の渋谷に降臨! 天才軍師の術中でパリピ界に旋風を巻き起こす!
奇想天外なアニメ『パリピ孔明』(四葉タトさん・小川 亮さん原作「ヤングマガジン」連載中)が4月5日より放送開始!
ハロウィンで賑わう渋谷に、かつて天才軍師として名をはせた諸葛孔明が若き日の姿で転生。そこでくすぶっていたシンガーシングライターの月見英子と出会い、彼女の歌声に才能を見出した孔明は権謀術数を駆使。英子は孔明の力を借りながら、様々なライバルと戦い、パリピ界とエンタメ界で成り上がっていくストーリーです。
放送開始を祝して、英子役を演じる本渡 楓さんと孔明役の置鮎龍太郎さんの対談が実現! 作品の舞台である渋谷にほど近い場所から、このエンタメ戦国時代で虎視眈々とヒットを狙うお二人に本作の見どころや意気込みなど語っていただきました。
孔明が渋谷やパリピの中にいても違和感なし。英子と孔明を演じる二人のパリピ界との縁は?
ーーまず作品の印象をお聞かせください。
諸葛孔明役 置鮎龍太郎さん(以下、置鮎):まずタイトルを聞かされた時には「どんなパリピになるんだろう?」って(笑)。孔明は軍師であることは変わりなく、舞台が戦場ではなく渋谷で主を見付けて、主のために尽くすことも同じで。パリピ界で軍師として働いていく感じで、楽しそうだなと思いました。
月見英子役 本渡 楓さん(以下、本渡):初めてタイトルを見た時、「パリピ」の意味も、「孔明」という人もわかっているけど、どうなるのかはまったく想像つかなくて。でも読み進めていくと、ハロウィン真っ只中の渋谷に孔明が降り立つところから始まり、現代のパリピの中に孔明がいても意外となじんでいて。違和感なく、物語が進んでいくのがおもしろかったです。
置鮎:やっぱりハロウィンでみんなコスプレしているのが大きかったよね。タイミングもよかったし。
本渡:そのおかげで英子ちゃんも出会えたわけですからね。
ーーちなみにお二人にパリピの要素や経験はありますか?
置鮎:僕は全然ないんですけど(笑)、今日の用意していただいた衣装のように、普段も割と派手な服を着ることが多いし、カバンも黒地にピンクのドットだったり、ピンクの靴も履いたりしているし。
本渡:確かにピンクのイメージがあります!
置鮎:でも林家ペーさん、パー子さん夫妻じゃないよ(笑)。ビビッドで派手な衣装やアイテムを好んで身に着けているところはパリピに通じるのかもしれません。
本渡:私もパリピとはかけ離れている気がします。でも私もカラフルな服を着がちで、原色系が好きです。あと以前は、髪の色がパリピっぽかった時代もあります。例えばちょっと髪が長めだった時に毛先の5~8センチくらい真っ白にしてみたり。そんなこともありましたが内面はいたってまじめな女の子です(笑)。
現代に転生し、英子に仕える覚悟までの速さが潔い孔明。英子は本渡さんに近く、こうありたいと思わせるキャラ
ーーご自身が演じるキャラの印象と演じる時に意識した点などお聞かせください。
本渡:英子ちゃんは渋谷のバーラウンジで歌っている時点で、私からすれば完全にパリピに見えていましたが、彼女を知れば知るほどパリピではなく、もしかしたら私に近いものがあるかもしれないと思うことが増えていきました。やりたいことがあるけど自分に自信を持てないところとか、ネガティブなところもあって要素も持ち合わせていて。でも夢をあきらめたくないひたむきさや自分が好きなことをしている時にはキラキラしていて、私もそうありたいなと思わせてくれる女の子です。
演じる時は声が高くなりすぎないようにしていました。ディレクションでも「もうちょっとギャルっぽく」など、とかいろいろなアドバイスをいただき、いざギャル風に寄せてみたら「ギャルすぎる」と言われてしまったり。英子らしさを毎回探していましたが、英子自身、回や経験を重ねるごとに音楽的にも人間的にも成長していったので、「もしかしたら英子も私と同じように悩んでいたのかな?」と思ったりして。お芝居の面でも挑戦が多かったです。
置鮎:孔明はタイトルとは真逆で意外とまじめで、仕える人を見つけてから、新たにこの地で生きていこうと決断し、覚悟を決めるのも早くて、潔さを感じました。
主の英子よりもかなり年上ということもあって、自分がしっかりしなきゃという想いで最初は演じていましたが、音響監督から「英子が主なので、自分が先生にならないように」という注意を受けました。