『四畳半タイムマシンブルース』が2022年にアニメ化決定!本作やその下敷きとなった『四畳半神話大系』などをご紹介!森見登美彦先生が描く、賑やかで個性的な作品やキャラクターの魅力とは
2022年にDisney+(ディズニープラス)での配信と、劇場での公開が決定しているアニメ『四畳半タイムマシンブルース』。本作は、作家・森見登美彦先生の小説を原作とするアニメ化作品です。
森見先生といえば『四畳半神話体系』『有頂天家族』なども執筆していて、次々とアニメ化されています。
本稿では、『四畳半タイムマシンブルース』配信を前に、本作と関連性がある『四畳半神話大系』はもちろん、そのキャラクターや森見先生作品の見どころなどをご紹介。
知っていると『四畳半タイムマシンブルース』がより一層楽しくなる!そんな魅力をお伝えします。
たっぷりと魅力を伝えていますので、お時間があるときにゆっくり御覧ください。
『四畳半タイムマシンブルース』とは
まずは、今年アニメ化される『四畳半タイムマシンブルース』について簡単にご紹介します。
『四畳半タイムマシンブルース』は、『四畳半神話大系』の登場人物や世界観などをベースとして、彼らの”とある夏のドタバタな1日”が描かれた作品です。
本作は森見先生の小説ではありますが、その原案となるのは、上田誠さんの戯曲『サマータイムマシン・ブルース』という作品です。
上田さんはアニメ『四畳半神話大系』の脚本を手がけた人物。つまり、アニメ『四畳半神話大系』のタッグ再び! ということもあり、注目を集めています。
『四畳半タイムマシンブルース』ではその名の通り、タイムマシンで時間旅行をします。
『四畳半神話大系』のキャラクターたちが、「エアコンのリモコンが壊れた」ことに端を発し、「タイムマシンを使って何とかしよう!」とタイムトリップすることで、”とある1日”を何度もループし続けるストーリーとなっています。
時間軸を遡るからこそあらゆる注意が必要であるのに、クセモノ揃いのキャラクターたちが計画通りコトを運ぶわけもなく……。
森見先生の描く不可思議な世界観の中で、個性の強い愉快な仲間たちが入り乱れる本作。
先の読めない展開と自由度の高すぎるキャラクターたちの突飛な行動に、視聴者も思わず釘付けになること間違いなしです。
個性が強すぎるクセモノ感が魅力的!登場キャラクター
次に、『四畳半タイムマシンブルース』に登場するキャラクターたちを紐解いていきます。
前述した通り、『四畳半タイムマシンブルース』には『四畳半神話大系』のキャラクターが多く登場します。
主人公である「私」はもちろんのこと、他人の不幸で飯が食えそうな悪友の「小津」、「私」の憧れの黒髪の乙女「明石さん」や、「私」と同じアパート「下鴨幽水荘」に住みつく大学8回生の「樋口師匠」などなど。
各キャラクターたちを簡単に説明する言葉のみですら、すでに個性が爆発しているメンバー揃いとなっています。
その『四畳半神話大系』のキャラクターですが、実は森見先生の別作品にも登場しています。その作品が『夜は短し歩けよ乙女』。
『夜は短し歩けよ乙女』も、2017年に劇場版作品としてアニメ化されました。
『夜は短し歩けよ乙女』に登場するオリジナルキャラクターたちももちろん豊かな個性で作品内を闊歩していますが、『四畳半神話大系』から受け継がれたと思われるキャラクターたちも負けじと大活躍!
『四畳半神話大系』と同じキャラクターもいれば、まるで幼い「小津」のような、名前こそ違えど似た容姿を持つキャラクターも登場するなど、作品を賑やかに彩っています。