「らんちゃんの可愛らしさ、魅力がより伝わるお話になっています!」キュアヤムヤム&メンメンついに登場!? 菱川花菜さん、清水理沙さん、井口裕香さん『デリシャスパーティ♡ プリキュア』インタビュー
3人が演じるそれぞれのキャラクターたちへの印象は?
──改めて、それぞれのキャラクターのことや、好きなところなどもおうかがいしたいなと思っています。まずは井口さんからお願いします。
井口:らんちゃんはすごく天真爛漫で、明るくて、可愛くて、友だち思いの女の子。時々食べ物への愛が暴走してしまうところがあるくらい情熱的で。ひとりじめするのではなくて、分け合うことも大好きなんですよね。
でも、らんちゃんにもいろいろあるようなんです。そういった意外な一面もこれから演じられるのかなと思うと楽しみです。ちょっとおとぼけなところもあるんですけど、ゆいちゃんもなので、ここねちゃんが唯一のツッコミ担当ですね(笑)。
清水:らんが熱く語るシーンがあるんです。収録しながら心に刺さって、泣きそうになりました。感動しました。
菱川:私もです。本当にすごいシーンでした。井口さんが熱演されていて。もう目の前にヤムヤムがいるんです。
井口:あのシーンは本当に緊張した〜! 6話、7話の収録自体すごく緊張していたんです。それまでは一緒に録ることもあまりなくて。
合わせゼリフとかもふたりは最初からピッタリ合っていたので、「築き上げてきたものが既にある!」と感じながらだったからドキドキしました。
その空気感に「お邪魔します」という、ゲストキャラのような気持ちというか。今はまったくなくて「おはようちゃん!」って感じですけど(笑)。
菱川:力強かったので、そこまで緊張されているように見えなかったです。私は井口さんのお芝居が本当に大好きなんです。らんちゃんはギャグシーンも多いので、収録していると笑ってしまいそうになってしまって(笑)。
清水:うんうん。自由自在に演技をされているイメージがあって、毎回すごいなって。勉強になる。
井口:(照れながら)ひぃぃ。ありがとう。
菱川:ここねちゃんが変身するときは清水さんが緊張していることが伝わってきたのですが、井口さんは堂々としてらっしゃったので、今そういったお話を聞いて驚いています。
井口:そう見えたのなら態度を改めなきゃいけない!(笑) でもそう言ってもらえるのはうれしい。その言葉を胸に来週からもがんばります(笑)。オンエアーで1話、2話を見ている時も、みんなが出てくるとワクワクするのに、自分が出てくると「あああ〜!」ってめちゃくちゃドキドキするんです。
菱川:そうなんですか!?
清水:裕香ちゃんほどの人でもそうなるの!?
井口:いやいや! 全然なります! だから6話とかは……正常な自分で見てられないかも(笑)。
──次はここねについてうかがえればと思うんですが、清水さんどうですか?
清水:ここねちゃんは、クールに見えるけど愛らしくて、本当に優しい心を持った女の子で。5話でゆいやマリちゃんの呼び方を考えるシーンがかわいくて。はじまった当初より、もっと愛おしくなってしまいました。
──第5話「なかよくなりたいのに...!ここね、初めてのおともだち!」で「ここねちゃん」と呼ばれて、心のなかで大喜びするシーンがとてもかわいかったです。
清水:おともだちをどう呼んだらいいか分からず、本から情報を得ようとするのがここねちゃんらしいなって(笑)。
──物語の最後にはローズマリーのことも「マリちゃん」と言うことができて。理解を深めあったときに、見ている側としても嬉しくなりました。和解というか……。
清水:勘違いというか(笑)。すぐに謝っちゃうんですよね。「ごめんね」「すみません」とか。私もゆいちゃんの気持ちになっちゃった。
井口:うんうん。
──スパイシーに向かって、プレシャスが「大丈夫だよ!だってあたしたちともだちでしょ!」って笑顔で伝えるシーンは特にグッとくるものがありました。ゆいは、あの真っ直ぐさが眩しいですよね。
清水:ここねはゆいちゃんのことが大好きなんだよね。
井口:ゆいは王子様のようだよね(笑)。お姫様抱っこしてたし。
菱川:ゆいちゃんは超イケメンなんです(笑)。ゆいは場の空気を作ることもあれば、空気を壊していくこともあって。シリアスな場面でお腹の音が鳴ってしまうことも(笑)。
──5話でもおなかが鳴るシーンがありましたね(笑)。さきほどの、スパイシーの話を聞いている場面では「失敗はすいとんのもと!」と言い放ち、空気をガラッと変えるところも(笑)。
菱川:そうなんです(笑)。雰囲気をガラリと変えるのがゆいちゃんらしいし、主人公らしいなって思います。ここねちゃんのことは高嶺の花とは見ずに本当のともだちとして接していたり、らんちゃんのパワーにも負けずに「いいね!」って引っぱったり。そういうところがすっごく好きなんです。世界一好きです!(笑)
さっきお話にあった5話は私としては、いっぱい思考を張り巡らせていて。ここねちゃんはそれこそ周りからは高嶺の花といった存在ですけど、自信がなくて、すぐ謝ってしまう。だから、ポジティブなゆいとはいいコンビになってるんじゃないかなって。
「なんでダメなのかな、こういうことだからダメなのかな」とかじゃなくて、「なんでダメなの! 全然大丈夫だよ!」って眩しさで、良い意味で場の空気を壊してくれる。
井口:それでいて押し付けがましくないんですよね。“してあげよう”って気持ちでやっていることじゃないから。そして花菜ちゃんのヒーローっぽいお芝居もすごく好き。
菱川:嬉しいです! ヒーローっぽいというのは深澤シリーズディレクターからもディレクションを受けているんです。「普段は可愛いけど、カッコいい場面では可愛さを全部捨てて!」って。
清水:演技からそれはすごく伝わってくる。カッコいい。
──さきほども深澤シリーズディレクターから嬉しいお言葉をいただいたとか!
菱川:そうなんです! 今日の収録は大事な回でしたし、ゆいちゃんのセリフも多かったので、めちゃくちゃ不安だったんです。でも最後にご挨拶をしにいったら「今日良かったよ!」って。
清水&井口:(拍手)
井口:すごくかっこよかったよ。
清水:うんうん。
菱川:ありがとうございます。今日の収録ではテンションが上がって、いっぱい叫んでしまったんです。
練習では「あまり叫ばない」と書いていた部分も、他の方につられて、私も叫んでしまいました。今日は特に先輩方に助けられました。
清水:本当はもっとそのお話について話したいのですが、まだ世に出ていないので話せない(笑)。
菱川:言いたい!(笑)
──聞きたいです!(笑)
エナジー妖精は「とにかく可愛い!」
──エナジー妖精についての話も教えて下さい。変身シーンのときにそれぞれのエナジー妖精が入ってくるのも可愛いですよね。
井口:台本の変身シーンのト書きにも載っているんです。例えば「コメコメはゆいが大好きで、ゆいもコメコメが大好き」とか。
菱川:そうなんです!スパイシーの変身シーンでは「パムパムはここねが大好きで、ここねはパムパムが大好き」とか。ト書きにそんなことが書いてあるの!?って最初は驚きました!
井口:メンメンもたまらなく可愛いですよ!(笑)唯一の男の子ではあるので、力強さもあります。本当に楽しみにしててほしい!
菱川:メンメンもかわいいんです〜! ギュッとしたくなっちゃう。
井口:目がハートになってるんですよね。
──メンメンの登場も楽しみにしています! 先日、主題歌アーティストのMachicoさん、吉武千颯さんにもお話をうかがわせてもらったんですが、その時に「エナジー妖精たちとプリキュアとの出会いもすごく印象的だった」ということをおっしゃっていて。「あなたがプリキュアなのね!じゃなく、変身する前に自然と出会って、コメコメがゆいの魅力に引き込まれる。なんだか泣きそうになってしまいました」と。エナジー妖精との交流を経て、自然とプリキュアに変身していくという流れが素敵だなと私も思いました。
菱川:(ハッとしたかのように)確かにそうだ! エナジー妖精さんたちは、クッキングダムから来てはいるけど「プリキュアになって!」とは言ってなくて、その人が好きで、結果的にプリキュアになってる。
清水:ペアとの思いがひとつになって変身という感じですもんね。
──コメコメ役の高森奈津美さんの「コメコメ〜」という言葉だけで感情を伝えているのもすごいです。
菱川:高森さんの「コメコメ〜!」って声がすっごく可愛くて好きなんです! 「コメコメ」しか言えないんですけど、どんな感情なのかがすぐわかるところがすごいなって。特に3話(「コメコメのおつかい!まいごで大騒動!」)のコメコメの声が愛しくて。
高森さんは同じ事務所の大先輩なんです。だから「可愛いですね!」なんて言って良いのか分からないんですが、いつか先輩のお声が大好きということを伝えたいです。最近はなかなかご一緒できていないのですが、最初は高森さんとペアで収録させていただいていました。変身シーンのときも高森さんを少し見ながらやっていたので、少しさびしいです。
──事務所の先輩がそばにいるって心強いですね。
菱川:本当に! しかもすごく優しくしてくれるんです。初期のアフレコではミスすると高森さんのほうをすぐに見てしまって(笑)。収録に慣れてきて、それがなくなったのは成長なのかなとも思っています。