「清光にも強くなってほしい」新刀剣男士たちを交えた本丸で起こる出来事とは……!? 特『刀剣乱舞-花丸-』〜雪月華〜大和守安定役・市来光弘さんインタビュー
とある花丸の、とある刀剣男士たちによる花丸な日々の物語を描くアニメ『刀剣乱舞-花丸-』シリーズ最新作の特『刀剣乱舞-花丸-』〜雪月華〜が三部作連続で劇場上映!
その第一幕「雪ノ巻」が、5月20日(金)より3週間限定上映、第二幕「月ノ巻」が7月8日(金)より、ラストを飾る第三幕「華ノ巻」が9月1日(木)より全国公開です。
このたび、第一幕の公開を記念して、大和守安定役・市来光弘さんにインタビューを実施しました。新刀剣男士たちがたくさん登場する「雪ノ巻」での見どころや安定と清光の関係性など、本作をより一層楽しめるお話をぜひご覧ください!
※一部ネタバレを含みますので、ご注意ください
オープニングからエンディングまで見どころがたくさん!
——最初に、完成した映像をご覧になっての感想をお聞かせください。
大和守安定役・市来光弘さん(以下、市来):収録したときは完成された映像ではなかったので、やっとできたんだな、これを皆さんに見ていただけるんだなという嬉しさがより強く込み上げてきました。音も映像もTVシリーズより気合いが入っていて、美しさや華やかさからその気合いが伝わってくると思います。
——最初から“花丸らしさ”が出ていて、TVシリーズから見ていた一ファンとしては久しぶりの感覚になりました。
市来:僕も“花丸らしさ”を感じました。全編を通して綺麗な映像になっていますが、特に出陣のシーンが印象に残っています。
陸奥守吉行(CV:濱健人)たちが出陣する「特命調査 文久土佐藩」では、全体的に怪しい空気感が漂っていて、普通の空とは違う空模様で美しさがあり、怪しさを感じさせるおどろおどろしさがあって、今まで見たことのない映像になっています。
——特命調査 文久土佐藩のシーンも含め、新作ならではのたくさんの見どころがあります。ぜひ、市来さん1番の見どころを教えてください。
市来:いくつかありますが、劇場公開と同時に発表された新刀剣男士のうちの1人、山姥切長義(CV:高梨謙吾)がどのように本丸にやってきて、どういった物語が生まれるのか……そこは見どころの1つです。
また、長義だけでなく、まだまだたくさんの新刀剣男士がやってきます。本作でスポットを浴びる新刀剣男士もいるので、彼らがこれまでにいた刀剣男士たちとどう絡んで、どういった物語になっていくのかは、この「雪ノ巻」の見どころです。
そして、次の「月ノ巻」へ繋がっていくラストのシーンは欠かせません。ラストシーンは三部作の始まりを感じるシーンになっているので、ご覧になった皆さんも「月ノ巻」への期待感が大きくなると思います。
——たくさんの見どころの中でも、市来さん自身がグッときたシーンはありましたか?
市来:安定に絡んだシーンだと、やっぱり加州清光(CV:増田俊樹)とのラストシーンまでの流れです。自分で演じていてもグッとくるところでした。
あと、“花丸らしさ”を感じたシーンといえば、冒頭のシーンです。「えっ? 何この重々しい空気……」と思うあの入り方は完璧です(笑)
——冒頭といえば、オープニングも刀剣男士たちのわちゃわちゃ感が伝わってきて、すごく花丸らしさを感じました。
市来:それは僕も感じました。なぜ、こんなにいつも花丸らしい曲が出来上がるんだろうって思います。楽曲自体がすごく楽しませてくれるようなリズムだったので、収録もすごく楽しかったです。
ゲストボーカルの新刀剣男士たちと一緒に歌わせてもらいましたが、新刀剣男士たちと一緒にオープニング主題歌からこの「雪月華」の第一幕を迎えられることが嬉しかったです。
そしてエンディング主題歌も2パターン用意されていて、とにかくオシャレ! TVアニメの第1期と第2期でもスポットを浴びる刀剣男士たちによってシリアスな曲から愉快な曲まで毎回変わっていましたが、今回もオープニングとエンディングでそれぞれ違う花丸らしさが出ています。
どちらかというと2曲ともシリアス寄りになっていますが、クールでカッコいい雰囲気に仕上がっていて、刀剣男士を表す見事な曲だなと思いました。
——また、オープニングもそうですが、エンディングの絵も素敵ですよね。
市来:良いですよね~! 刀剣男士たちの日常が描かれていて、絵巻物のグッズとして欲しいぐらいです! ……完全受注生産として販売しませんか?(笑)
——全体的に見ても、オープニングからエンディングまで笑いもあればシリアスな展開もある、バラエティ豊かな内容になっていますね。
市来:2期では全力でサバイバルゲームを楽しんでいましたし、何気ない遊びでもみんなが真剣に楽しんでいる様子を全力で見せてくれるのが“花丸らしい”です。今回も審神者の皆さんにとっては大歓喜になるシーンがたくさんあるんじゃないかなと思っています。
華やかで笑いを誘うシーンがありつつもシリアスなシーンもふんだんに盛り込まれているので、ただ明るく楽しいだけの物語じゃない。特に、山姥切国広(CV:前野智昭)と長義は複雑な想いを抱えての出陣だったと思うので、見ていただければその想いが感じられると思います。