『ドラゴンボール超 スーパーヒーロー』野沢雅子さん&古川登志夫さんインタビュー|孫悟飯とピッコロが大活躍!!『ドラゴンボール』という作品が多くの人から愛される理由
今作はサウンド的にも絵柄的にもクオリティーがとにかく高い!
ーー長年『ドラゴンボール』という作品で、キャラクターを演じられていますが、今回の作品でも何か新しさや驚きを感じましたか。
野沢:はい。私はちょっとしたことでも、石ひとつ拾うにしても「こんなところにこういう石があるんだ!」って新鮮に感じるんですよね。
普段から何でもいろいろなものに感じるタイプなので、例えば土の中にも石ころがあるとしたら、それを「こんな石もあるんだ! そんな石もあるんだ!」と何時間でもいろんな石を集められるんです。私のこういう視点について、自分では幼児性なのかなと思っていて、きっと幼児性が抜けていないんですよね(笑)。
ーー野沢さんのそういったところは、悟空や悟天の持つ原始的な性質のようなものを感じますね。
野沢&古川:あぁ~、なるほどね。
古川:そうかもしれませんね。
ーー古川さんも今回の作品でも何か新しさや驚きを感じましたか。
古川:ピッコロに関しては、今作で新しい部分が描かれているんです。ただ、ここはちょっとネタバレになってしまうので、「お楽しみに!」という感じですね。彼の新しい部分が大きく加えられていると思います。
ーー古川さんご自身もピッコロの新しい部分に驚かれましたか。
古川:そうですね。どう演じるかというところに関わってくるので、最初はどうしようと思いました。僕は野沢さんのような戦いのかけ声の名手じゃないので、戦う部分は大変でした。
野沢:いえいえ、とんでもないです。
古川:それを考えたり、繰り出すのが大変でしたね。
野沢:ピッコロさんって素敵ですよね。私本当にピッコロさんが好きなんですよ。悟飯くんをかわいがっていただけるから(笑)。
古川:悟飯の照り返しで、ピッコロが魅力的なキャラクターになっている気がしますね。
ーー原作者・鳥山明先生が今作は動画のクオリティーがすごいとコメントされていましたが、その辺りの印象はいかがでしたか。
野沢:戦闘シーンはすごいです。今回は悟飯が戦うから、ピッコロさんもすごいですよね。
古川:共闘するんですよね。ここに来て、ピッコロと悟飯の師弟が共闘するところは作品の見せ場になりますね。見どころがいっぱいあるし、サウンド的にも絵柄的にもクオリティーがとにかく高いです。アフレコ収録も3回ぐらいに分けて収録したんですよ。
野沢:そうですよね。
古川:最後の回の頃は、かなりクオリティーの高い画で、「もう1回直したので、もう1回セリフも録り直しましょう」ということもありました。ですから、確かにクオリティーは高いです。毎度毎度、録る度にどんどんクオリティーが上がっている感じで、常に最高値みたいな感じですけど、今回の作品は本当にすごいと思います。鳥山先生も喜んでいらっしゃると思います。
野沢:そうなんですよね。