『ドラゴンボール超 スーパーヒーロー』野沢雅子さん&古川登志夫さんインタビュー|孫悟飯とピッコロが大活躍!!『ドラゴンボール』という作品が多くの人から愛される理由
当代の人気声優との共演は「相手にとって不足はない」
ーー今回の敵は、作品初期に登場した敵のレッドリボン軍や人造人間が登場します。これまで悟空やピッコロたちは、いろいろな敵と戦ってきましたが、今回登場する敵についてお聞かせください。
野沢:やっぱり鳥山先生って素晴らしいですよね。これだけ作品が長く続くと、敵もたぶん同じような方向になっていくと思うんですよ。でも、鳥山先生は周囲が「ええっ~?!」って驚くような発想を持ってくる。それがいつでもあるというのは、素晴らしいなと思っています。
古川:今回の敵のガンマ1号(CV:神谷浩史)、2号(CV:宮野真守)は、今までのいわゆる悪役という立ち位置だけではなく、プラスアルファがあって、そこが新しい感じがします。これも見てのお楽しみですね。
ーーガンマ1号、2号は「正義のために命令を実行するスーパーヒーローだ」と言っていますよね。
古川:悟飯から「お前たち、何者だ?」と聞かれて、自分で「スーパーヒーローだ」と言っていましたよね。
ーー今作ではガンマ1号役の神谷浩史さん、ガンマ2号役の宮野真守さん、天才科学者Dr.ヘド役の入野自由さんといった新しいメンバーが参加していますが、今作で共演してみていかがでしたか。
野沢:私はもう誰と共演しても、わりとスッとキャラクターに入っていく人なんですよ。だから、違和感というのは全くなかったですね。
ーーアフレコスタジオでは、キャストのことを演じているキャラクターとして見るんですか。
野沢:そうです。悪だったら、悪として見る。仲間だったら、仲間として見るんですよね。
ーー神谷浩史さんはおふたりと同じ青二プロダクションの後輩になりますし、何度も共演しているので、収録がやりやすいというのもないですか。
野沢:私はこの人はちょっとやりにくいというのは、今現在まではないですね。誰が来ても、その人の中に入っていくというか、合わせるというか。
ーー古川さんは新しいキャストと共演してみていかがですか。
古川:当代の人気声優さんたちですので、ご一緒できて嬉しかったということでしょうかね。ピッコロ風にいえば、(ピッコロの口調で)「相手にとって不足はない」という感じの演技巧者のお三方ですよね。
野沢:ピッコロさん、かっこいいですよね!