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『ドラゴンボール超 スーパーヒーロー』野沢雅子&古川登志夫インタビュー

『ドラゴンボール超 スーパーヒーロー』野沢雅子さん&古川登志夫さんインタビュー|孫悟飯とピッコロが大活躍!!『ドラゴンボール』という作品が多くの人から愛される理由

野沢雅子さん、古川登志夫さんが思うヒーローとは!?

ーーおふたりがキャラクターを演じる上で、大切にしていることや心がけていることを教えてください。

野沢:私は役者としても、みなさんとのコミュニケーションをとっていないと、良い作品ができ上がらないと思うので、一応何となくそのことを心がけているんですね。

ーー心がけていらっしゃるとお話されていますが、現場ではご自身から話しかけられることもありますか。

野沢:私はね。

古川:はい、それはすごいですよ。やっぱり座長さんだなと思いますね。気遣いの方です。

ーー野沢さんから話しかけられて、新人声優の方は逆に緊張されるということはありませんか。

古川:ですから、その辺はとってもお上手なんですよ。きっと経験値がすごいんでしょうね。

ーーそれは自然に行動されるんですか。

野沢:たぶん私は自然体ですね。

古川:たぶん自然ですよね。昔からそうでいらっしゃるし、昔からそれを見て、僕らは育ったから、学ぶところ大ですよね。

ーー古川さんがキャラクターを演じる上で、大切にしていることや心がけていることを教えてください。

古川:僕は役を作る時に、対極にあるものを探ります。例えば、「まずこのキャラクターは悪役だよ」という第一印象があるじゃないですか。そしたら、それの対極にあるもの、悪役なのに善良な部分というのがないのかと、反対の局面にあるものを探るんですね。

そうすると、ちょうど具合がいいことに、ピッコロなんかはその両面があって、その振幅を演じると、キャラクターが魅力的になるというのがあります。

『ONE PIECE』のエース(※1)という役でも、強い男でありながら弟思いの優しいところがある。そういうところを出すと、キャラクターがより魅力的になるかなと思っています。

僕はどの新しい番組、新しいキャラクターと出会った時も、それがルーティンワークというか。最初にそういったことを考えてみようという癖がついている気がしますね。

ーーそれは悪役ではなく、正義のキャラクターを演じる時でもですか。

古川:そうですね。その中に、そういう善良なキャラクターの極悪の部分がないかと探すんですよ。そうすると、キャラクターの振幅が出るかなと思います。


※1エース:『ONE PIECE』に登場するキャラクターで、主人公ルフィの義兄ポートガス・D・エース。


ーー今作ではガンマ1号、2号は「スーパーヒーローだ」と言っていますが、おふたりにとって、ヒーローとはどんな人だと思いますか。

野沢:私の中のヒーローは、ひとつグループがあるとしたら、このグループがうまく動いていくようにする人。そういう人が私はやっぱりヒーローだと思っているんですよ。

ヒーローがそれをやっていかないといけない。そのグループ中でぎくしゃくしちゃうと、作品を作ろうとしたって、良いものはできないじゃないですか。だから、自分からなるべく入っていくようにしています。

ーーということは、日頃からヒーローを体現されているんですね。

古川:そうですよね。

野沢:いえいえ……(笑)。

ーー古川さんにとって、ヒーローとはどんな人だと思いますか。

古川:野沢さんと全く同じことだと思います。他人に気配りができる人、それがヒーローだと思いますね。そういう意味では、野沢さんはまさに体現化されていらっしゃいます。

ーー古川さんは塾長(青二プロダクション附属俳優養成所・青二塾東京校の塾長)もされていますよね。

野沢:そうなんですよ。

古川:あぁ、そうですね。ですから、そういうこともあるので、野沢さんのお名前を出して、授業でもお話することはありますね。

「人格を先に磨けよ」というふうに、僕らも野沢さんの背中を見て、それを今追いかけているところだから、「みなさんも共に学んで、それを目指そうよ」というようなお話を授業で言うこともありますね。

まさに、それがヒーローという人格の陶冶と言うんでしょうかね。そんなことが授業でできればと考えていますね。

ーーありがとうございました!

[取材・文/宋 莉淑(ソン・リスク)]

映画『ドラゴンボール超(スーパー) スーパーヒーロー』作品概要

公開情報

6月11日(土)全国 超 拡大ロードショー!

作品紹介

全世界興行収入135億円のメガヒットを記録した『ドラゴンボール超 ブロリー』(2018)。

それから4年——。

「ドラゴンボール超」シリーズの最新映画がさらなる「覚醒」を遂げ登場する!

かつて、孫悟空により壊滅した悪の組織〈レッドリボン軍〉。

その意志を継いだ者たちが、新たに最強の人造人間・ガンマ1号、2号を生みだした。

彼らは自らを「スーパーヒーロー」と名乗り、ピッコロ、悟飯らを襲い始め・・・

<新生レッドリボン軍>の目的とは?迫りくる危機を前に、今こそ目覚めよ!スーパーヒーロー!!

スタッフ

原作・脚本・キャラクターデザイン:鳥山明
監督:児玉徹郎
作画監督:久保田誓
音楽:佐藤直紀
美術監督:須江信人
色彩設計:永井留美子
CGディレクター:鄭載薫

声の出演

野沢雅子
古川登志夫
久川綾
堀川りょう
田中真弓
草尾毅
皆口裕子
入野自由
神谷浩史
宮野真守
ボルケーノ太田
竹内良太

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