夏アニメ『継母の連れ子が元カノだった』放送開始直前!下野紘さん×日高里菜さんインタビュー|水斗と結女の掛け合いがメイン、そして圧倒的なセリフ量に驚き
2022年7月から放送がスタートするTVアニメ『継母の連れ子が元カノだった』(連れカノ)。中学時代に付き合っていた二人が、親の再婚相手の連れ子として再会? そこからお互い『異性と意識したら負け』という“きょうだいルール”を取り決めるのだが……。
ひとつ屋根の下で繰り広げられるきょうだいラブコメ“連れカノ”。主役を演じている伊理戸水斗(いりどみずと)役 下野紘さんと伊理戸結女(いりどゆめ)役 日高里菜さんにインタビュー! 作品の魅力を聞いた。
水斗と結女の掛け合いがメイン、そして圧倒的なセリフ量に驚き
――『継母の連れ子が元カノだった』は、ジャンル的にはラブコメとなると思うのですが、お二人はラブコメに対してどんな印象を持っていますか? その魅力などを教えてください。
下野紘さん(以下、下野):僕は比較的ラブコメが好きなほうで、女きょうだいが多かったこともあって、小さい頃から少女漫画をよく読んでいたんです。実は好き同士だけどなかなか結ばれなかったり、好きなんだけど、ついついケンカじゃないけど言い合いをしてしまうとか、そういうところがいいなぁと思って。
でも『連れカノ』は、僕が見てきた少女漫画とは、またちょっと違う雰囲気がありましたね(笑)。ただ、ラブコメは全般好きです。
日高里菜さん(以下、日高):私もラブコメはすごく好きで、少女漫画も昔からよく読んでいました。しかも演じるのが好きというか……。今までそんなに機会がなかったんですが、最近少しずつ演じる機会が増えて、すごく楽しいなって思いながらやっています。
しかも『連れカノ』って、本当に2人がメインで、ずっと2人の掛け合いで、2人の心情をひたすら描いていくんですよ。稀に見ないほどのセリフ量、しかも長台詞だから、下野さんと一緒に収録できて良かったし、とても楽しかったです。
ただ私も、普段読んでいるラブコメとはちょっと違うなと思いました(笑)。
――どのあたりが違いましたか?
日高:設定もそうですし、はたから見ると、素直になれない感じがかわいいなってなるんですけど、本人たちは至って真面目に言い合いをしているんですよね(笑)。
下野:そうなんだよねぇ。
日高:戦い方もコメディにはなっているけど、本人たち的にはそうでもないというか。
下野:もう、舌戦だもんね(笑)。
日高:やるかやられるか!みたいな、マジな戦いをしているんです。
下野:「はい、今間違えました~」みたいなことを、ずっと狙ってるから。
日高:ホントですよ!
――アフレコの様子がすごく気になりますが、その前に、お二人が演じるキャラクターについてお聞かせください。
下野:水斗は本当に落ち着いたキャラクターだと思います。同年代のキャラクターも出てくるんですけど、同年代の子たちに比べると、少し大人のような振る舞いや言動をするんです。あまりいろんなことに動揺したりしないというか。高校生だけど、達観したものの見方や考え方をする子ですね。
ただ、かと言ってクールなわけではないんですよ。あまり人付き合いをしたがらないというか。何と言うか、根暗? 個人的には根暗だと思ってます。なので、演じるときはどこまでクールでいて、結女に対して抱いている感情や気持ちを、どこまで出せばいいのかを図るのが難しい子だと思いました。
日高:今の高校生の結女に関して言うと優等生で美人、周りから見たら憧れられるポジションなんですが、回想で出てくる中学時代を見ると、オタクっぽいというか。それこそコミュニケーション能力もそこまで高くないんです。そういう過去があるからこそ、とても人間味がある子だなって感じています。